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薄紙と厚紙、どちらかを優先してスピードアップしたい

「厚紙を優先するのか」「薄紙を優先するのか」といった指定をすることで、全体の生産性をアップします。以下を確認してください。
重要
この機能は、管理者以外は設定変更しないでください。設定を変更する場合の操作方法については担当サービスにお問い合わせください。
本体内部にある定着器の温度は、使用する用紙の種類や坪量に応じてその都度調整されます。そのため、異なる種類の用紙を切り替えながらプリントする場合、用紙が切り替わるたびに温度調整が必要になり、待機時間が発生してしまいます。そこで、ここでは「厚紙を優先するのか」「薄紙を優先するのか」といった大まかな指定をすることで、全体の生産性をアップする方法をご紹介します。
使用例:薄紙1(64 g/m2)と普通紙1(80 g/m2)が混在したプリントをしたい
厳密に言うと、薄紙1(64 g/m2)と普通紙1(80 g/m2)に対する最適な定着器の温度はそれぞれ異なります。以下の操作で[薄紙優先]を設定すると、定着器の温度が坪量の小さい用紙(180 g/m2以下)に最適化されることで温度調整の待機時間が短くて済むため、生産性がアップします。
1
(設定/登録)→[調整/メンテナンス]→[画質調整]→[定着温度調整モードの切替]を押す
2
[生産性優先(手動)]を押す
3
[薄紙優先]を選択し、[OK]→[OK]を押す
4
プリントを開始する
メモ
ここでの設定で生産性を優先すると、特定の条件下では光沢ムラや定着不良が発生する可能性があります。
[薄紙優先]を設定すると、坪量180 g/m2以上の用紙を使用したとき温度調整のための待機時間が増加する場合があります。
ここで紹介したほかにも、坪量129 g/m2以上の厚紙を優先して生産性を上げたり、全ての用紙に対して適切な温度調整を行うことで画質を優先する設定ができます。詳細については、下記を参照してください。
ユーザーズガイド「画質と仕上がりの調整(キャリブレーション)」>「画質調整」>「定着温度調整時の優先基準を設定する(定着温度調整モードの切替)」