塗りつぶし選択命令(FT)

指定された図形を塗りつぶすときの塗りつぶし方法を選択します。
JIS
FT《種類(i)《,間隔(sd)《,角度(sd)》》》;
16進数
46h 54h《種類(i)《2Ch間隔(sd)《2Ch角度(sd)》》》3Bh
《種類(i)》
領域の塗りつぶし方法を選択します。
設定内容
1
双方向塗りつぶし(間隔はPT命令に依存)
2
単方向塗りつぶし(間隔はPT命令に依存)
3
ハッチング
4
クロスハッチング
5
双方向ユーザー指定タイプ
(塗りつぶしパターン命令UFで指定)
6
単方向ユーザー指定タイプ
(塗りつぶしパターン命令UFで指定)
省略値:
1
《間隔(sd)》
ハッチングおよびクロスハッチングの平行線の間隔を指定します。
間隔を指定する座標系は、スケーリングがオフのときはプロッターユニット、オンのときはユーザーユニットになります。
省略値:
スケーリングポイントP1、P2の対角の距離の1%
ただし、間隔0のときはPT命令によるペンの太さになります。
《角度(i)》
塗りつぶしを行う線の角度を指定します。
指定範囲:
水平線から反時計方向の角度
省略値:
0度
0度では水平線、90度では垂直線となります。
双方向/単方向塗りつぶしでは無効になり、直前のFT 命令で設定されている角度が使用されます。
「種類」で双方向塗りつぶし「1」を選択した場合、「線の種類選択命令LT」で直線以外の線種が設定されているときは単方向塗りつぶし「2」になります。
本エミュレーションモードの双方向塗りつぶしのシェーディングパターンは、HP7550Bと異なり、つねに右方向から縦線を描画します。
0770-2E7