ご利用前に必要なこと

本製品を設置したあと、使用を始める前に設定/登録が必要な項目と、その設定方法について説明します。
重要
必要な登録を正しく行わずに利用すると、正しく機能しないことがあります。
メモ
設定が誤っていると通信できません。電話回線の種類を確認して、正しく設定してください。

ファクス回線種別の登録

接続する通信回線の種類を選択する必要があります。
電話回線の種別は、電話会社とお客様の契約にもとづいて設定されています。ダイヤル回線(パルス回線)かプッシュ回線(トーン回線)かを確認して、正しい登録をしてください。(→ファクス回線の設定をする)
G3回線増設キット(2回線)を装着すると、増設した通信回線の種類も選択する必要があります。

表示言語の切替設定

言語を切り替えるには、あらかじめ[表示言語/キーボードの切替のON/OFF]を「ON」にしてからアドレス帳やユーザー略称などの登録をしてください。(→表示言語/キーボードの切替を有効にする)
「ON」にすると、「OFF」のときに登録したアドレス帳やユーザー略称などが、正しくタッチパネルディスプレーに表示されないことがあります。このときは、「ON」にしてから登録しなおすか、「OFF」のまま使用してください。
「ON」のときは、「かな漢」「カタカナ」「記号(全角)」「コード入力」モードを使用することはできません。

発信元記録の登録

ファクスで送信した相手の記録紙に印字される発信元の情報を登録します。
登録された発信元記録は、次のようにプリントされます。また、受信側の機種によっては、通信中の画面などに発信元記録が表示されます。
日付と時刻
送信した日付と時刻が記録されます。
ファクス番号
本製品のファクス番号が記録されます。
こちらの名前
ユーザー略称や発信人の名称に登録されている名称が記録されます。
相手の名前
アドレス帳を利用して送信するとき、相手先の名称も登録されていると、その名称が記録されます。(→宛先を登録する)
原稿枚数
何枚目の原稿か記録されます。

ユーザーのファクス番号の登録

本製品でファクスを使用するときのファクス番号を登録します。
登録したファクス番号は、原稿を送信したとき、発信元記録として相手先の記録紙にプリントされます。相手先の機種によっては、通信中にタッチパネルディスプレーなどに表示されます。(→ファクス回線の設定をする)

ユーザー略称の登録

ユーザー略称は、原稿をファクスで送信したとき発信元記録として相手先に表示/プリントされます。会社や部署の名称などを登録します。また、増設した回線にもユーザー略称を登録できます。(→ファクス回線の設定をする)

個人の名称の登録

発信人の名称を登録しておくと、ユーザー略称の代わりに相手先に表示/プリントできます。部署名や個人名を登録しておくと便利です。登録した発信人の名称は送信時に選択できます。(→発信人の名称登録/編集/削除をする)

日付/時刻の設定

現在の日付と時刻を設定します。(→日付/時刻を設定する)
設定した時刻と日付は、時刻指定機能の基準時刻になります。
<タイムゾーン>:
世界の地域別標準時間帯は、GMT*1(±0時)からの時差(±12時間以内)を使用して各国の標準時間帯としています。この時差を使用している地域をタイムゾーンといいます。日本の標準時はこれより9時間先行しているため、[GMT-09:00]を設定します。
<サマータイム>:
国によっては、夏季に時間を進める夏時間を採用しています。この夏時間をサマータイムと呼びます。
*1 グリニッジ標準時をGMT(Greenwich Mean Time)と呼びます。

ダイヤルインの契約

ダイヤルインサービスとは、1本の電話回線で複数の番号を利用できるようにするサービスです。通常の契約回線番号とは別に、複数の追加番号(ダイヤルイン番号)を持つことができるため、1本の契約回線でもファクスと電話に別べつの電話番号を与えて使用できます。

リモートファクスの設定

本製品が電話回線に接続されていなくても、リモートファクス機能を使いサーバー機を介することで、ファクスの送受信ができます。
リモートファクス機能有効時に設定できます。リモートファクス機能を使用するために必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。

重要
増設回線のファクス番号は別途登録する必要があります。(→ファクス回線の設定をする)
ダイヤルインサービスを利用するには、NTTとの契約が必要です。詳しくはNTTにお問い合わせください。
FAXボードを装着しているときは、リモートファクス機能は使用できません。
メモ
増設回線のユーザー略称は別途登録する必要があります。(→ファクス回線の設定をする)
発信元記録が登録されていても、発信元記録を印字しないように設定できます。(→送信する文書に発信元記録をつける)
発信元記録を印字するように設定されていて、登録されていない項目があるときは、登録されている項目と原稿枚数が印字されます。
相手の名前を印字するには、[発信元記録]で、<相手先略称の表示>を「ON」にしてください。(→送信する文書に発信元記録をつける)
SSO-Hによる認証でログインすると、発信人の名称としてログインユーザー名を選択できます(発信人の名称のリストの「100」にログインユーザー名が表示されます)。SSO-Hによるログインサービスについては、「SSO-H(Single Sign-On H)」を参照してください。
ユーザー略称の代わりに発信人の名称を表示/プリントするには、その他の機能の[発信人]から設定します。(→ファクス送信時の発信人の名称を選択する(発信人))
ネットワーク上のサーバーとの日付/時刻あわせを自動的に行うこともできます。(→TCP/IPv4とTCP/IPv6に共通の設定)
ダイヤルインサービスは、通信相手がISDN回線を利用しているときだけでなく、一般の電話回線を利用しているときでも使用できます。
リモートファクス機能を使用するには、[リモートファクス送信設定]を設定する必要があります。(→リモートファクス送信の設定をする)
リモートFAX送信キットでファクス機能を使用している場合、ファクスを受信するには、サーバー機で受信したファクスをIファクスとして本製品に転送する設定が必要です。
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