絶対値による文字方向設定命令(DI)

文字をプロットする方向(角度)を指定します。
JIS
DI《run値(sd)》《,rise値(sd)》;
16進数
44h 49h《run値(sd)》《2Ch rise値(sd)》3Bh
《run値(sd)》《rise値(sd)》
run値およびrise値は、上図のように文字プロットの方向の送り量に対する垂直移動量を設定し、文字列プロットの角度(θ=tan1(rise/run))を指定します。
run値およびrise値の値の符号とプロット方向は次のようになります。
run値
rise値
文字プロットの方向
0
0
正の値
0
水平方向(0度)
正の値
正の値
0度 <文字方向 <90度
0
正の値
垂直方向(90度)
負の値
正の値
90度 <文字方向 <180度
負の値
0
水平方向(180度)
負の値
負の値
180度 <文字方向 <270度
0
負の値
垂直方向(270度)
正の値
負の値
270度 <文字方向 <360度
パラメータを省略すると、水平方向(DI 1,0;)に文字がプロットされます。
本命令による文字プロットの方向は、スケーリングポイントP1、P2による絶対方向には影響されません。
本命令では、現在のペン位置がキャリッジリターン位置となります。
0E5C-287