特殊モード一覧

本製品には、プリント品質のトラブルを解決するための設定が用意されています。
それぞれの説明をよく読んでから設定してください。
重要
特殊モードは、通常、工場出荷時の設定のままご使用ください
以下に記載されている症状が発生した場合のみ特殊モードの設定を変更してください。

操作パネルで設定する項目

項目一覧

太字は工場出荷時の設定を示しています。
「*」印の設定項目や設定値は、MF4890dw/MF4870dn/MF4750のみ表示されます。
特殊モード
設定値
設定内容
特殊モードU
OFF、ON
用紙の種類(特に厚紙)や使用環境(特に低湿度環境)によっては、文字やパターンの周囲にトナーが飛び散ったような跡が見受けられることがあります。この場合、本項目の設定を<ON>にしてください。
本項目を<ON>に設定すると、用紙の種類(特に薄紙)や使用環境(特に高湿度環境)によっては、プリント品質が低下することがあります。
特殊モードV
OFF、モード1、モード2、モード3
用紙の種類や使用環境によっては、プリントした用紙がカールしたり、しわがよることがあります。この場合、本項目の設定を変更してください。
改善効果は次の順序で強くなります。
<OFF>→<モード1>→<モード2>→<モード3>
(効果:弱)
(効果:強)

用紙の種類や使用環境を変えることで設定を変更しなくても、カールやしわが改善することがあります。
本項目は、次のいずれかの場合にのみ有効です。
<用紙サイズ>が<B5>、<A5>、<STMT>、<EXEC>に設定されている
<用紙種類>が<普通紙 (60~90 g/㎡)>、<普通紙L (60~90 g/㎡)>、<再生紙>、<色紙>、<ラフ紙1 (60~90 g/㎡)>、<封筒>に設定されている
改善効果を強くすると、プリント速度が遅くなります。
特殊モードZ
コピー:OFF、モード1、モード2、モード3、モード4
ファクス*:OFF、モード1、モード2、モード3、モード4
用紙の種類や使用環境によっては、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着することがあります。この場合、本項目の設定を変更してください。
改善効果は次の順序で強くなります。
<OFF>→<モード1>→<モード2>→<モード3>→<モード4>
(効果:弱)
(効果:強)

用紙の種類や使用環境を変えることで設定を変更しなくても、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着しなくなることがあります。
改善効果を強くすると、プリント濃度が薄くなります。また、輪郭がはっきりしなくなったり、粗さが多少目立つことがあります。
特殊モードB
OFF、モード1、モード2、モード3
トナーカートリッジを交換した場合や、プリントを長期間行わなかった場合に、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着することがあります。この場合、本項目の設定を変更してください。
改善効果は次の順序で強くなります。
<OFF>→<モード1>→<モード2>→<モード3>
(効果:弱)
(効果:強)

設定を変更しなくても、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着しなくなることがあります。
改善効果を強くすると、プリント速度が遅くなります。
特殊モードC
(ファクス受信プリント時のみ)*
OFF、ON
用紙の種類や使用環境によっては、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着することがあります。この場合、本項目の設定を<ON>にしてください。
また、<ON>に設定するとプリント時の稼働音を抑えることができます。
用紙の種類や使用環境を変えることで設定を変更しなくても、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着しなくなることがあります。
<特殊モードZ>に比べ改善効果は強くなりますが、プリント速度が遅くなります。
本項目を<ON>に設定すると、<特殊モードZ>の設定は無視されます。
特殊モードD
コピー:OFF、ON
プリント:OFF、ON
特殊モードI
OFF、ON
用紙の種類(特に薄い用紙やカールしている用紙)によっては、両面プリント時に紙づまりが頻繁に起こることがあります。この場合、本項目の設定を<ON>にしてください。
本項目は、通常<OFF>に設定してご使用ください。上記の症状が発生したときのみ、本項目の設定を変更してください。
薄い用紙以外にプリントするときに本項目を<ON>に設定すると、画像が白く抜けることがあります。
特殊モードJ
OFF、ON
細線や薄い画像をプリントすると、ムラが出ることがあります。この場合、本項目の設定を<ON>にしてください。
本項目を<ON>に設定すると、以下の現象が発生することがあります。
精細さが低下する
新品のトナーカートリッジ使用時にプリントしない部分にトナーがのる
トナーの消費量が増える
特殊モードK
OFF、ON
使用環境(特に低温度環境)によっては、十分にトナーが定着されずに、プリントがかすれてしまうことがあります。この場合、本項目の設定を<ON>にしてください。
使用環境を変えることで設定を変更しなくても、定着性が改善することがあります。
本項目を<ON>に設定すると、プリント速度が遅くなります。

設定方法

1
](メニュー)を押します。
2
][]で<調整/メンテナンス>を選択して、[OK]を押します。
3
][]で<特殊処理>を選択して、[OK]を押します。

プリンタードライバーで設定する項目

項目一覧

太字は工場出荷時の設定を示しています。
特殊モード
設定値
設定内容
特殊印字モード
使わない、モード1、モード2、モード3、モード4
用紙の種類や使用環境によっては、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着することがあります。この場合、本項目の設定を変更してください。
改善効果は次の順序で強くなります。
[使わない]→[モード1]→[モード2]→[モード3]→[モード4]
(効果:弱)
(効果:強)

用紙の種類や使用環境を変えることで設定を変更しなくても、プリントした用紙にすじ状の汚れが付着しなくなることがあります。
改善効果を強くすると、プリント濃度が薄くなります。また、輪郭がはっきりしなくなったり、粗さが多少目立つことがあります。
特殊印字処理
しない、特殊設定1、特殊設定2
[しない]
特殊印字処理を行わずにプリントします。

[特殊設定1]
本製品でプリントしたバーコードを読み取ることができない場合、[特殊設定1]に設定すると、この問題を改善できることがあります。
[特殊設定1]に設定すると、[しない]に比べプリント濃度が薄くなります。また、文字や線がかすれることがあります。
薄い用紙以外にプリントするときに本項目を<ON>に設定すると、画像が白く抜けることがあります。
[特殊設定2]
濃淡の強い文書をプリントした場合、文字や画像の輪郭が白く抜けることがあります。[特殊設定2]に設定すると、この問題を改善できる場合があります。
[特殊設定2]に設定すると、[しない]や[特殊設定1]に比べプリント濃度が薄くなります。また、文字や線がかすれることがあります。

設定方法

1
[仕上げ]をクリックします。
メモ
プリンタードライバー画面の表示方法については、「プリントする」または「あらかじめプリントの設定をする」を参照してください。
2
[処理オプション]をクリックします。
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