制御命令の種類

ESC/Pエミュレーションモードで使用できる制御命令について説明します。独自の制御プログラムを作成するときなどに、必要に応じてお読みください。
文字やイメージをiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズで印字する際は、制御命令によって印字の細かい指示が行われています。この制御命令は文字コードの組み合わせで構成され、ホストコンピューターから送られたときに、文字として印字されずに印字動作や書式などの制御が行われます。
アプリケーションソフトウェアを使用して印字するときは、アプリケーションソフトウェア側で自動的にこの制御命令を送り出しています。独自に作成したプログラムで印字する場合は、本カテゴリに記載される制御命令の説明をご覧ください。
ESC/Pエミュレーションモードの制御命令は、次の3種類に分けられます。
基本制御命令
改行や改ページなど、1バイトでプリンターの基本的な制御を行うことのできる制御命令です。
例:FF
改ページ
拡張制御命令
文字の修飾や書式指定など、ESCやFSに続くコードと併せて、2バイト以上でプリンターの制御を行うことのできる制御命令です。
例:ESC k
ANK文字書体の選択
FS k
漢字書体の選択
専用命令
ESC/Pにはなく、本エミュレーションで追加されたiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズ独自の機能を使用するための制御命令です。
例:ESC % @
LIPSモードへの移行
それぞれの制御命令は、文字(JIS)による書式と、16進数による書式を掲載します。
パラメータをともなう制御命令では、パラメータの指定のしかたを次の2種類のカッコで区別しています。
< >
:数値を指定するパラメータ
[ ]
:番号などを選択するパラメータ
なお、パラメータに設定する値には、パラメータ名の( )内に示されているバイト数のバイナリ値を指定してください。

左マージンの設定 ESC <左マージン(1バイト)>
任意の数値を1バイトで指定します
ラインの設定 ESC q [修飾モード(1バイト)]
いくつかの候補から番号を1バイトで指定します

16進数の表記について
16進数は数字の後ろに「h」をつけて「48h」のように表します。
たとえば、48hは10進数で表すと72です。
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