電子署名PDFの設定を行う

e-文書法の制定以来、電子化文書の正当性を証明する電子署名の重要性が高まっております。e-文書法に対応するためには、1つのファイルに本人が作成したことを証明する電子署名と作成時刻を証明するタイムスタンプ署名が付いている必要があります。

電子署名PDFのメリット

作成者の特定や文書が原本から変更されていないかを確認できます。

ユーザー署名

SSO-H（SingleSign-On H）による認証機能と連携して、本体内の証明書と鍵ペアを用いて署名を行うことによって、どのユーザーによって署名された文書かを受信者に対して証明します。PDFの作成者を特定することによって、改ざんやなりすまし、否認（文書作成者が作成していないと否定すること）を防止します。

タイムスタンプ署名

タイムスタンプサーバーより発行されるタイムスタンプトークン（時刻署名が行われた署名情報のようなもの）を用いてスタンプを行うことによって、PDFデータがスタンプされた時刻に存在していたことを証明します。

必要な条件

メモ
送信機能が使用できるユーザー署名＆タイムスタンプ拡張キットが有効であるリモートUIにアクセスできる

ここでは、e-文書法に対応したユーザー署名PDFとタイムスタンプPDFを作成します。

次の手順で行います。

リモートUI上でのユーザーの鍵と証明書リストのインストール

タッチパネルディスプレー上でのユーザー署名PDFの作成

リモートUI上でのタイムスタンプ用のライセンスファイルのインストール

タッチパネルディスプレー上でのタイムスタンプPDFの作成

リモートUIからユーザーの鍵と証明書リストをインストールする操作は、管理者が一括して行うことができません。ユーザーが各自で行う必要があります。

リモートUI上でのユーザーの鍵と証明書リストのインストール

アドレス入力欄に次のURLを入力

http://本体のIPアドレス:8000/sms/

SMSが起動されます。

本製品の認証システムがSSO-H（SingleSign-On H）に設定されているかを確認

［SingleSign-On H］が選択されている場合は、認証システムがSSO-H（SingleSign-On H）に設定されています。SSO-H（SingleSign-On H）が設定されていない場合は、［SingleSign-On H］を選択して、本製品を再起動します。

アドレス入力欄に次のURLを入力

http://本体のIPアドレス:8000/

リモートUIが起動されます。

メモ
工場出荷時は、ユーザー名は「Administrator」、パスワードは「password」で設定されています。ユーザーの設定については、「SSO-Hのユーザー情報の設定をする」を参照してください。

表示された項目を入力→［ログイン］をクリック