ネットワーク上のアドバンスドボックスを活用する
本製品から読み込んだ原稿を、ネットワーク上に公開されている他のimageRUNNER ADVANCEシリーズのアドバンスドボックスに保存できます。また、ネットワーク上のアドバンスドボックスに保存されたファイルを呼び出して本製品からプリントできます。
ネットワークのメリット
サーバーの導入なしで可能なファイル共有環境
ネットワークとは、本製品からアクセス可能なネットワーク上に公開されている他機のアドバンスドボックスです。ネットワークを活用することで手軽にファイルの共有ができます。
汎用的なデータ形式での文書管理
スキャナー部から取り込んだ文書データをコンピューターでも利用可能なファイル形式(PDF、JPEG、TIFF)に変換して文書管理ができます。
ネットワークの外部公開設定
公開する複合機側で次の2種類の方法を選択できます。
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種類
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特徴
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[SMBで公開]
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SMBプロトコルによるファイル共有のしくみを利用してアドバンスドボックスを外部に公開します。
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[WebDAVで公開]
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WebDAVサーバーを利用してアドバンスドボックスを外部に公開します。
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必要な条件
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メモ
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ネットワークが使用できる
imageRUNNER ADVANCE C2030/C2020でネットワークを使用する場合:オプションHDD(2.5inch/80GB)またはベーシックソリューション機能拡張キットが使用できる
ネットワークからPDF形式の文書をプリントする場合:ダイレクトプリント拡張キット(PDF/XPS用)が有効である
imageRUNNER ADVANCE C2030/C2020でネットワークからPDF形式の文書をプリントする場合:オプションHDD(2.5inch/80GB)が使用できる
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ここでは、原稿をスキャンしてSMBで公開されているネットワークに文書を保存したあと、データをネットワークからプリントします。
次の手順で行います。
ネットワーク上のアドバンスドボックスを公開するための設定(公開する複合機側の管理者ユーザーの設定)
[アドバンスドボックス設定]
[SMBサーバー設定]
ネットワーク上のアドバンスドボックスを使用するための設定(本製品側の設定)
[ネットワークプレース設定]
[外部参照時の通信プロトコル]
原稿をスキャンしてネットワークに送信する
ネットワーク内のファイルをプリントする
ネットワーク上のアドバンスドボックスを公開するための設定(公開する複合機側の管理者ユーザーの設定)
1.
次の手順でアドバンスドボックスを設定

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[アドバンスドボックス設定]を押す
[外部公開設定]を押す
[SMBで公開]を[ON]に設定→[OK]→[OK]を押す
[外部からの書込禁止]を押す→[OFF]に設定→[OK]を押す
2.
次の手順でSMBサーバーを設定

(設定/登録)を押す
[環境設定]→[ネットワーク]を押す
[SMBサーバー設定]を押す
[SMBサーバーを使用]を[ON]に設定]→[次へ]を押す
[サーバー名]を押す
サーバー名を入力→[OK]を押す
[ワークグループ名]を押す
ワークグループ名を入力→[OK]を押す
[OK]を押す
これでネットワーク上にアドバンスドボックスを公開する複合機側の設定がされました。
ネットワーク上のアドバンスドボックスを使用するための設定(本製品側の設定)
3.
次の手順でネットワークプレースを設定

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[ネットワーク設定]を押す
[ネットワークプレース設定]を押す
[登録]を押す
[名称]を押す
外部参照先の名称を入力→[OK]を押す
プロトコルに[SMB]を選択
[場所]を押す
外部参照先のホスト名またはIPアドレスを入力→[OK]を押す
[OK]を押す
4.
次の手順で[外部参照時の通信プロトコル]を設定

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[ネットワーク設定]を押す
[外部参照時の通信プロトコル]を押す
[SMB]を[ON]に設定→[OK]を押す
これでSMBで公開されたネットワーク上の複合機のアドバンスドボックスに文書を送信する側の設定がされました。
原稿をスキャンしてネットワークに送信する
5.
原稿をセット
6.
[スキャンして保存]を押す→[ネットワーク]を押す
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メモ
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メインメニュー画面が表示されていない場合は、  (メインメニュー)を押してください。
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7.
目的のストレージを選択
ログイン画面が表示された場合は、ユーザー名とパスワードを入力したあと、[OK]を押します。
8.
ファイルを保存するフォルダーを選択
9.
[原稿読込する]を押す
10.
[ファイル形式]→保存するファイル形式を選択→[OK]を押す
11.
次の手順でファイル名を入力
[ファイル名]を押す
ファイル名を入力→[OK]を押す
12.

(スタート)を押す
読み込みが終了すると指定したアドバンスドボックス内にファイルとして保存されます。
ネットワーク内のファイルをプリントする
13.
[保存ファイルの利用]→[ネットワーク]を押す
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メモ
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メインメニュー画面が表示されていない場合は、  (メインメニュー)を押してください。
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14.
目的のストレージを選択
ログイン画面が表示された場合は、ユーザー名とパスワードを入力したあと、[OK]を押します。
15.
プリントしたいファイルが保存されている階層(フォルダー)まで移動
16.
プリントするファイルを選択→[プリントする]を押す
17.
[プリント開始]を押す
アドバンスドボックス内のファイルがプリントされます。
参考情報
WebDAVで公開
WebDAVサーバーを利用してアドバンスドボックスを外部に公開する場合は、次の操作を行ってください。
ネットワーク上のアドバンスドボックスを使用するための設定(公開する複合機側の管理者ユーザーの設定):

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[アドバンスドボックス設定]を押す
[外部公開設定]を押す
[WebDAVで公開]を[ON]に設定→[OK]→[OK]を押す
[外部からの書込禁止]を押す→[OFF]に設定→[OK]を押す
[環境設定]→[ネットワーク]→[TCP/IP設定]を押す
[WebDAVサーバーを使用]を[ON]に設定
ネットワーク上のアドバンスドボックスを使用するための準備(本製品側の設定):

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[ネットワーク設定]を押す
[ネットワークプレース設定]を押す
[登録]を押す
[名称]を押す
外部参照先の名称を入力→[OK]を押す
プロトコルに[WebDAV]を選択
[場所]を押す
外部参照先のホスト名またはIPアドレスを入力→[OK]を押す
[OK]→[OK]を押す
[外部参照時の通信プロトコル]を押す
[WebDAV]を[ON]に設定→[OK]を押す
保存許可ファイル形式
アドバンスドボックス内への保存を許可するファイル形式を設定できます。
ネットワーク上のアドバンスドボックスを使用するための設定(公開する複合機側の管理者ユーザーの設定:

(設定/登録)を押す
[ファンクション設定]→[ファイル保存/利用]→[アドバンスドボックス設定]を押す
[保存許可ファイル形式]を押す
保存を許可するファイル形式を設定→[OK]を押す
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[プリント可能形式のみ]
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pdf、jpg、jpe、jpeg、tif、およびtiff形式のファイルとして保存できます。
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[オフィス汎用形式]
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[プリント可能形式のみ]のファイルに加えて、doc、xps、docx、docm、rtf、xls、xlsx、xlsm、csv、ppt、pptx、pptm、txt、iwd、iwt、iws、およびlnk形式のファイルとして保存できます。
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[すべて]
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アドバンスドボックス内に保存するファイル形式を制限しません。[プリント可能形式のみ]および[オフィス汎用形式]に加えて、その他のあらゆる形式でファイルを保存できます。
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