実寸で縦に印刷する【実寸縦:Fmode 1】

ESC/Pプリンターにカット紙を縦置きにセットして印字するときのデータを、実寸のサイズでポートレイト(縦置きと同じ印字結果になる)で印字します。
改行ピッチ、文字間隔は、ESC/Pプリンターと同一です。

用紙サイズ

A3、B4、A4、B5、A5、はがきの6種類のサイズの用紙を使用できます。
用紙サイズは、メニュー操作または制御命令で設定したサイズになります。
ただし、お使いの機種によって、使用できる用紙サイズの種類は異なる場合があります。
初期状態の用紙サイズは、A4になります。

文字の印字

ANK文字および漢字を10ポイントの文字フォントで印字します。ただし、メニューの「漢字サイズ」によって漢字サイズが指定された場合は、そのサイズの漢字フォントになります(ANK文字は10ポイントのままです)。

イメージの印字

ESC/Pプリンターの解像度とiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズの解像度の違いにより、ドットを拡大して印字します。

印字領域

第1文字目の印字位置
TOF行は用紙の上端から約22 mmの位置になり、第1文字目の印字位置は、有効印字領域の左端とほぼ同じ位置になります。
印字データの折り返し位置
メニューの「右マージン既定値」の設定によって、行の折り返しかたが変わります。初期状態は[136桁]に設定されています。
[136桁]:
用紙サイズに関係なく印字領域の左端から13.6インチの位置で行が折り返されます。ただし、実際にセットした用紙の有効印字領域の幅が13.6インチより狭い場合は、有効印字領域内の印字データだけが印字され、有効印字領域の右端を越えたデータは印字されません。
[右端]:
印字する用紙サイズの有効印字領域の右端(用紙端から5mm内側)が折り返し位置になります。右端を越えた印字データは、次行の左端に折り返して印字します。
「右マージンの位置を設定する(右マージン既定値)」
ページ長
メニューの「単票用紙長」の「設定方法」が[システム](初期状態)に設定されているときは、現在の用紙サイズにしたがったページ長に決まります。このときのボトム位置はESC/Pプリンターのカットシートフィーダーが用紙の終わりを検出する位置とほぼ同じ位置です。「単票用紙長」の「設定方法」で[任意設定]を設定したときは、「単票用紙長」の「任意設定値」で設定されたページ長になります。
「カット紙のページ長を設定する(単票用紙長)」