制御命令の種類

N201エミュレーションモードの制御命令は、次の3種類に分けられます。
基本制御命令
改行や改ページなど、1バイトでプリンターの基本的な制御を行うことのできる制御命令です。
例:
FF改ページ
拡張制御命令
文字の修飾や書式指定など、ESCやFSに続くコードとあわせて、2バイト以上でプリンターの制御を行うことのできる制御命令です。
例:ESC $
カタカナモードの指定
FS A
漢字の文字ピッチの指定(3/20インチ)
専用命令
PC-PR201/80Aにはなく、本エミュレーションで追加されたiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズ独自の機能を使用するための制御命令です。
例:ESC ? h
ユーザーページの登録開始
それぞれの制御命令は、文字(JIS)による書式と、16進数による書式を掲載します。
パラメータをともなう制御命令では、パラメータの指定のしかたを次の2種類のカッコで区別しています。
< >
:数値を指定するパラメータ
[ ]
:番号などを選択するパラメータ
なお、パラメータのデータ量は、パラメータ名の( )内に示されているバイト数で指定してください。

左マージンの設定 ESC L <左マージン幅(3バイト)>
任意の数値を3バイトで指定します
ラインの設定 ESC _ [ライン種別(1バイト)]
いくつかの候補から番号を1バイトで指定します

PC-PR201/80Aの制御命令および専用命令のパラメータは、文字(JIS)形式で指定します。

漢字の文字ピッチの指定を行う制御命令ESC ? H [文字ピッチ(1バイト)]のパラメータは、次のように指定します。
「2」の10cpiを設定する場合
ESC ? H 2

16進数の表記について
16進数は数字の後ろに「h」をつけて「48h」のように表します。
たとえば、48hは10進数で表すと72です。