原稿をアウトライン化したPDFにする(アウトライン)

読み込む原稿の文字部をアウトライン化しPDFデータ内で重ねることにより、原稿の文字部の表示品位を保てます。また、Adobe Illustrator を使用すると、文字部のほか、アウトライン化された線画部を再利用できます。
アウトライン化したPDFは「PDF(高圧縮)」と連動しているため、[アウトライン]を選択すると、[高圧縮]が同時に設定されます。また、[OCR(文字認識)]を同時に指定することもできます。[アウトライン]のみの設定を行うことはできません。
この機能を使用するために必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
格納場所としてメモリーメディアを選択するときを例に説明します。
重要
PDF(アウトライン)は、次の設定でのみ読み込みできます。
カラー選択:白黒2値以外
解像度:300 × 300 dpi
倍率:100%または自動

1.
[スキャンして保存]→[メモリーメディア]を押す
2.
メモリーメディアを選択→保存先となる階層を選択→[原稿読込する]を押す
3.
[ファイル形式]を押す→PDFを選択→[詳細設定]を押す
4.
[アウトライン]→[OK]→[OK]を押す
複数ページの原稿をページごとに分割して、別べつのファイルとして読み込むときは、[ページごとに分割]を「ON」にします。1つのファイルとして読み込むときは「OFF」にします。

重要
[アウトライン]を選択すると、文字や線画の識別は自動的に行われます。読み込まれる原稿によっては、文字や線画が正しく識別されないことがあります。
Adobe Illustratorのバージョンによっては、アウトライン化したPDFを開く際に文字と背景がずれたり、文字や線画が表示されないことがあります。
ファイル形式でPDFの[アウトライン]を設定すると、カラー選択の[自動(カラー/白黒)]または[白黒2値]はそれぞれ[自動(カラー/グレー)]、[グレースケール]に変更されます。設定したカラーモードのまま読み込むためには、ファイル形式をPDFの[アウトライン]、[高圧縮]以外に変更してください。
メモ
本機能と組み合わせて使用できない機能については、「機能組み合わせ表」を参照してください。