データと設定を初期化する

この機能を実行すると、本体に格納されている次のデータは、上書き消去によって完全消去されます。通常、この操作は必要ありませんが、本体を返却したり廃棄したりするときなど、必要に応じて行ってください。
受信トレイ(ファクスボックス/システムボックス)に保存されたデータ
アドレス帳に登録された宛先情報
送信機能で登録された読取モード
コピー機能、ファイル保存/利用機能、送信機能で登録された[よく使う設定]
MEAPアプリケーションおよびライセンスファイル
MEAPアプリケーションを使って保存されたデータ
MEAPのSMS(Service Management Service)のパスワード
(パスワードを変更していた場合は、工場出荷時のパスワードに戻ります)
SSO-H(Single Sign-On H)のローカルデバイス認証で登録されたユーザーの認証情報
未送信の文書(タイマー送信が設定されている文書や予約中の送信文書)
ジョブの履歴情報
設定/登録で設定された内容
登録された転送設定
[管理設定](設定/登録)→[デバイス管理]→[証明書設定]で登録されている鍵ペアとサーバー証明書
重要
全データ/設定の初期化を実行する際は、十分注意して行ってください。お客さまのデータの消失による損害につきましては、弊社は一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。
コピーカードリーダー・F1を装着している場合に全データ/設定の初期化を行うと、コピーカードリーダー・F1を再設置する必要がありますので、担当サービスにご連絡ください。
他のユーザーが、データを誤って消去してしまうことを防ぐため、システム管理者情報を設定することをおすすめします。
全データ/設定の初期化を行う前に、実行中のジョブがないかを確認してください。
データを消去する前に必要なデータのバックアップ、またはエクスポートを行ってください。バックアップ、またはエクスポートできるデータは、次のとおりです。
リモートUIを使ってエクスポートできるデータ
(MEAPアプリケーションによっては、保存しているデータをバックアップできる場合があります。お使いのMEAPアプリケーションの取扱説明書を参照してください。)
MEAPアプリケーションのライセンスファイル
(ライセンスファイルのダウンロードについては、「アプリケーションのライセンス管理をする」を参照してください。)
SSO-H(Single Sign-On H)のローカルデバイス認証で登録されたユーザーの認証情報
(認証情報のエクスポートについては、「ローカルデバイス認証のユーザー情報を登録/編集する」を参照してください。)
機器情報配信機能によって送信できる登録内容
(機器情報配信機能を持つ他の複合機がある場合のみ、バックアップできます。その複合機に既に登録されているデータを利用する場合は、バックアップする必要はありません。機器情報配信機能については、「機器情報配信の設定をする」を参照してください。)
MEAPアプリケーションが保存しているデータ
(MEAPアプリケーションによっては、保存しているデータをバックアップできる場合があります。お使いのMEAPアプリケーションの取扱説明書を参照してください。)

1.
(設定/登録)を押す
2.
[管理設定]→[データ管理]→[全データ/設定の初期化]を押す
3.
消去モードを選択→[実行]を押す
選択する項目
[0データ1回書き込み]:
データの上書きに"0"データを使用して1回上書きします。
[ランダムデータ1回書き込み]:
データの上書きにランダムデータを使用して1回上書きします。
[ランダムデータ3回書き込み]:
データの上書きにランダムデータを使用して3回上書きします。
[ランダムデータ9回書き込み]:
データの上書きにランダムデータを使用して9回上書きします。
[DoD標準]:
合計3回データを上書きします。データの上書きには、1回目は固定値、2回目はその固定値の補数、3回目はランダムデータを使用します。
データの消去には30分以上かかる場合があります。
重要
実行中のジョブがある場合は、すべてのジョブが中止され消去されます。
4.
初期化が終了したあとに、主電源スイッチを切る

重要
初期化中は、本体にアクセスできません。
本体からサーバーやコンピューターに画像などのデータが転送されて保存されている場合、これらのデータは全データ/設定の初期化を行っても消去されません。
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