サイト内アクセスモードを設定する

ドメイン内で複数のサイトを構築して運用している場合には、Active Directoryのサイト情報を取得して、本体が所属するサイト内のドメインコントローラーに優先的にアクセスするように設定できます。サイト内アクセスモードを設定した場合、さらに次の2つの設定を選択できます。
本体が所属するサイト内のドメインコントローラーにのみアクセスする
本体が所属するサイト外のドメインコントローラーにもアクセスできるが、本体が所属するサイト内のドメインコントローラーに優先的にアクセスする
メモ
工場出荷時は、サイト内アクセスモードの設定は行っていません。
1.
[環境設定]をクリック
2.
[サイト内アクセスモードの設定を行う]にチェックマークを付ける
<サイト内アクセスモード>の設定を行う場合:
Active Directoryのサイト情報を取得して、本体が所属するサイト内のドメインコントローラーにアクセスするように設定します。本体が所属するサイト内にドメインコントローラーが複数ある場合は、DNSから取得したドメインコントローラーの一覧のリスト順にアクセスします。
<サイト内アクセスモード>の設定を行わない場合:
Active Directoryのサイト情報を取得しません。DNSから取得したドメインコントローラーの一覧のリスト順にアクセスします。
3.
<サイト情報の取得>と<サイトのアクセス範囲>を設定→[更新]をクリック
選択項目
<サイト情報の取得>
[初回取得時のみ]:
本体の設置後に初めてログインするときに取得したサイト情報の履歴を使用します。
[デバイス起動ごと]:
本体を起動するごとにサイト情報の履歴を更新します。
<サイトのアクセス範囲>
[デバイスが所属するサイトのみ]:
本体が所属するサイトにあるドメインコントローラーのみにアクセスをします。本体が所属するサイトにドメインコントローラーが存在しない場合、エラーが発生します。
[デバイスが所属するサイト以外へもアクセス]:
本体が所属するサイトにドメインコントローラーが存在しない場合は、サイト外のドメインコントローラーにもアクセスします。サイト外にもドメインコントローラーが存在しない場合、エラーが発生します。
重要
<サイト内アクセスモード>の設定を行っている場合でも、Webブラウザーからのログインではサイト情報の取得を行いません。
[デバイスが所属するサイトのみ]が設定されていても、本体の起動時にドメインコントローラーにアクセスを行う場合は、本体が所属するサイト以外へもアクセスが行われることがあります。その場合、通常はサイト内のドメインコントローラーに対してのアクセスが優先されます。例外として、サイト内のドメインコントローラーにアクセスできず、サイト外のドメインコントローラーにアクセスできた場合はサイト外のドメインコントローラーへのアクセスが優先されます。
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