水平方向への絶対移動/相対移動([ESX] 1Ch 00h 02h)
次の印字位置を、左マージン位置からの絶対移動量または、現在印字位置からの相対移動量にしたがって水平方向に移動します。
JIS | ESX 1Ch 00h 02h[移動モード(1バイト)] <移動量(1バイト)> |
16進数 | 1Bh 7Eh 1Ch 00h 02h[移動モード(1バイト)] <移動量(1バイト)> |
| [移動モード(1バイト)] 左マージン位置からの絶対移動量で移動するか、現在印字位置からの相対移動量(左または右方向)で移動するかを指定します。 値 | 設定内容 | 00h | 左マージンからの絶対移動量で移動します。 | 01h | 現在印字位置からの相対移動量で右方向へ移動します。 | 02h | 現在印字位置からの相対移動量で左方向へ移動します。 |
<移動量(1バイト)> [移動モード]の指定に対応して次のように指定します。 左マージンからの絶対移動量で移動する場合 移動する量を、左マージン位置からの文字数で指定します。 単位: | ANK文字数(現在のANK文字ピッチ) | 範囲: | 01h~現在の右マージン位置 |
移動後の位置が右マージン上または右マージン位置を越えた場合や、移動量が0の場合、本制御命令は無視されます。 また、左マージン位置より左に移動することはできますが、第1文字目印字位置を越える位置を指定した場合、現在印字位置は第1文字目になります。 現在印字位置からの相対移動量で右方向へ移動する場合 現在印字位置から現在のANK文字ピッチで右方向へ移動する量を文字数で指定します。 単位: | ANK文字数(現在のANK文字ピッチ) | 範囲: | メニューの「印刷幅」で設定した印字幅によって次のようになります。 |
各ページフォーマットの領域モード | 印字幅 | 文字数の最大値(180 dpi換算) | 実寸モード(Fmode1/2)で 右マージン既定値=印刷幅 縮小モード(Fmode3~8)で 標準領域 | 13.2インチ | <文字数>×文字ピッチ(ドット)が2376ドット以下 | 13.6インチ | <文字数>×文字ピッチ(ドット)が2448ドット以下 | 8インチ | <文字数>×文字ピッチ(ドット)が2448ドット以下 | 実寸モードで用紙右端 縮小モードでワイド | ― | <文字数>×文字ピッチ(ドット)が有効印字領域の右端以下 |
移動後の位置が右マージン位置を越えた場合、自動改行されて続きの文字数の移動を行います。 現在印字位置からの相対移動量で左方向へ移動する場合 現在印字位置から現在の文字ピッチで左方向へ移動する量をANK文字数で指定します。 単位: | ANK文字数 | 範囲: | 文字数の最大値は、「現在印字位置からの相対移動量で右方向へ移動する場合」と同じです。 |
左マージン位置より左に移動することはできますが、第1文字目印字位置を越える位置を指定した場合、現在印字位置は第1文字目になります。 |
| 移動後の位置が元の印字位置より左方向の場合は、行バッファーの内容を印字してから水平移動を行います。 |