用語集

Desktop関連の用語

Canon Desktop Document Writer
外部アプリケーションからIWB文書を作成するためのプリンタードライバーです。外部アプリケーションで文書の印刷を実行し、出力先にCanon Desktop Document Writerを指定すると、文書を新規IWB文書に変換し、起動したDesktop Editorに表示できます。また、すでにDesktop Editorが起動している場合は、表示中、または選択したIWB文書の末尾に、印刷した文書を追加できます。
Desktop Browser
Desktop Browserは、Desktopによる文書管理の中心となるアプリケーションです。Desktop Browserは、ローカルコンピューターやネットワークドライブ、またはimageRUNNER ADVANCEなどの外部デバイスから取り込んだ文書を、ライブラリーを利用して管理します。また、ライブラリー内のフォルダーやマイトレイ、imageRUNNER ADVANCEなどの外部デバイスを監視できるので、文書の追加・更新状況、および外部デバイスの状態をDesktop Browser画面で確認できます。
Desktop Communicator
デバイスからFAXアドレス帳情報を送信するためのアプリケーションです。DesktopでimageRUNNER ADVANCEのFAXアドレス帳を参照するためには、これをデバイスのMEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)にインストールする必要があります。
Desktop Editor
Desktop Editorは、文書に印刷体裁を追加したり、文書を加工・編集したりできます。また、文書を結合したり、並べ替えや不要なページを削除したりできます。IWB文書(*.iwb)として保存すると、印刷体裁を文書と一緒に保存できます。
Desktop Officeツールバー
Desktopによって提供されるMicrosoft Officeと連携するためのアドインです。Microsoft Office 2007/2010/2013/2016アプリケーションのリボンに表示され、ライブラリーの文書を開いたり、ライブラリーに文書を保存したり、文書をIWB文書に変換したりするために利用します。
Document Monitor
監視対象フォルダーへの新着文書や更新文書や、マイトレイへの新着文書の通知をタスクバーに表示したり、文書の転送を行ったりする機能を持つモジュールです。
Document Server
Document Serverは、Microsoft Windows SharePoint Services 3.0上で運用されるWebベースの文書管理サーバーです。Document Serverを中心として構成される文書管理システムのネットワーク上に存在するコンピューターにDesktopをインストールすると、Document Serverが管理するDocument ServerライブラリーのDesktopでの使用が可能となり、Document Serverライブラリー内の文書の登録、編集、検索などの操作ができるようになります。
Document Serverライブラリー
Desktopから接続して使用するDocument Server上に登録済みのライブラリーです。Document Serverライブラリーは、複数のユーザーがユーザー名とパスワードでアクセスして利用できます。また、Document Serverライブラリー内に格納されているデータは、チェックアウトおよびチェックインによる文書使用者の制御、およびバージョン管理を行うことができます。
imageWARE文書
imageWARE文書(*.iwd)は、Publishing Managerで作成された文書です。Desktop Editorは、Publishing Manager Version 3.0以降で作成されたimageWARE文書のインポートをサポートしています。
IWB文書
IWB文書は、さまざまなアプリケーションで作成した文書を組み合わせ、1つの文書にまとめたものです。Desktop Editorを使用して、IWB文書を作成できます。使用しているコンピューターから印刷できる文書はすべて、IWB文書に取り込めます。また、作成したIWB文書をPDF文書にエクスポートしたり、注釈を追加できます。
Printer Monitor
Desktop Browser画面のアウトプットバーやタスクバーにimageRUNNER ADVANCEなどの外部デバイスの状態、印刷状況、ファクスの送受信状況を表示する機能を持つモジュールです。
合紙
Desktop Editorの[印刷設定]タブで、IWB文書の章の先頭に挿入する合紙を設定できます。合紙とインデックス紙の両方が設定されている場合、挿入する順番を任意に設定できます。[印刷方法]で[製本印刷]を選択している場合は、合紙を設定できません。
アウトプットバー
アウトプットボタンが登録される領域です。
アウトプットボタン
アウトプットバーに登録されたボタンです。[印刷設定]アウトプットボタン、および[メール]アウトプットボタンは、インストール時に登録されるアウトプットボタンです。送信先トレイアウトプットボタン、ファクスアウトプットボタン、アプリケーションアウトプットボタン、文書の送信先フォルダーアウトプットボタン、およびフォルダーアウトプットボタンは、必要に応じて登録できます。アウトプットボタンを使用すると、ワンタッチ操作で文書の印刷、ファクスの送信、文書の編集を行うことができます。
アドイン
ソフトウェアに追加される拡張機能です。Desktopには、Microsoft Office 2007/2010/2013/2016アプリケーション用のアドインとしてDesktop Officeツールバーが用意されています。
印刷設定
Desktop Editorで行う印刷体裁設定には、テンプレート、印刷設定、ページ設定があります。それぞれ[印刷設定]タブ上に表示されます。[印刷設定]タブには、レイアウト設定、印刷設定、給紙設定があり、ページ設定タブには、ヘッダー/フッターの設定、透かしの設定があります。印刷体裁設定の内容は、IWB文書に保存されるので、次にIWB文書を開いた際にも同じ設定を使用できます。印刷体裁設定を行う際に、出力先プリンターでは使用できない設定の有無が、自動的に検出されます。
印刷ページ
印刷ページは、Desktop Editorで印刷対象となるページです。
印刷方法
印刷方法は、印刷体裁設定の1項目です。文書について片面印刷、両面印刷、または製本印刷を行うかを設定します。文書全体が両面印刷に設定されている場合、指定した章だけを片面印刷に設定できます。
印刷履歴
[履歴の一覧]ダイアログボックスに表示される、Printer Monitorが監視する印刷ジョブの処理記録です。[履歴の一覧]ダイアログボックスは、Printer Monitor、または簡単印刷ツールから表示できます。
インデックス
文書を分類するために使用する付加情報のことで、ライブラリーごとに設定します。
インデックス紙
Desktop Editorの詳細ウィンドウの[印刷設定]タブで、IWB文書の章の先頭に挿入するインデックス紙を設定できます。インデックス紙のタブ部分には、章の名前を印刷できます。ただし、[印刷方法]で[製本印刷]を選択している場合は、インデックス紙を設定できません。
インポート
Desktopのライブラリー以外の場所に保存されている文書を、Desktopのライブラリーにコピーして管理できる状態にすることを「インポート」、または「取り込み(登録)」と呼びます。インポートには、リボンの[ファイル]メニューから実行する通常のインポート、ドラッグ&ドロップによるインポート、マイボタンの設定によるスキャンデータの自動インポート、Desktop Officeツールバーによるインポートなどがあります。
Desktop EditorでIWB文書に文書を追加することも、「インポート」、または「取り込み(登録)」と呼びます。インポートした文書は、IWB文書の新しい章として追加されます。また、ナビゲーションウィンドウの[オリジナル文書]タブに、インポートした文書がオリジナル文書として表示されます。Windowsフォルダー上の文書、およびライブラリー内の文書のいずれもIWB文書にインポートできます。
Desktopでカスタマイズした各種設定を、他のDesktopに取り込むことを「インポート」といいます。個別にインスポートできる設定には、次のものがあります。
ライブラリー
監視フォルダー
アウトプットボタン
スタンプ
電子印鑑の印影
印刷設定テンプレート
リボンのタブ
ツールバーのツールボタン
インデックス紙に印刷するユーザー設定タブ
裏表紙
Desktop Editorの詳細ウィンドウの[印刷設定]タブで、文書の裏表紙を設定できます。裏表紙を設定すると、文書の印刷時に、指定した給紙部から裏表紙用の用紙を文書の最終ページの後に挿入できます。[印刷方法]で[製本印刷]を選択している場合は、裏表紙を設定できません。
エクスポート
ライブラリーやマイトレイで保管されている文書をリボンの[ファイル]メニュー > [エクスポート]、ドラッグ&ドロップ、またはコピー&ペーストでWindowsフォルダーに保存することを「エクスポート」と呼びます。
Desktop Editorで開いたIWB文書に格納されているオリジナル文書を、ライブラリー、またはWindowsフォルダーに保存することを「オリジナル文書のエクスポート」と呼びます。
Desktop Editorで開いたIWB文書をライブラリー、またはWindowsフォルダーにPDF形式で保存することを「PDF形式でエクスポート」と呼びます。
[文書のバージョンリスト]ダイアログボックスで、選択したバージョンの文書をWindowsフォルダーに保存することを「バージョンのエクスポート」と呼びます。
Desktopでカスタマイズした各種設定を、他のDesktopに反映させるためにファイルとして保存することを「エクスポート」といいます。個別にエクスポートできる設定には、次のものがあります。
ライブラリー
監視フォルダー
アウトプットボタン
スタンプ
電子印鑑の印影
印刷設定テンプレート
リボンのタブ
ツールバーのツールボタン
インデックス紙に印刷するユーザー設定タブ
オリジナル文書
Desktopでは、変換などを行う際に使用した「元の文書」を、オリジナル文書といいます。IWB文書のデータには、IWB文書そのものの他に、これらのオリジナル文書の情報が格納されています。IWB文書に含まれているオリジナル文書は、Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[オリジナル文書]タブに一覧表示されます。また、[オリジナル文書]タブで選択したオリジナル文書をエクスポート、およびIWB文書から削除できます。
折りたたみ
Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブ、[署名一覧]タブなどに展開表示されたページ(展開された章に含まれたページ)や署名などの項目を非表示にし、章や署名項目のみが表示されるようにする操作です。Windowsエクスプローラーなどと同様に、先頭のアイコンをクリックして折りたたみと展開を切り替えられます。本書の目次も、折りたたみ表示と展開表示ができます。
重なり順
Desktop Editorで挿入したオブジェクトや注釈は、挿入した順番によって重なり順が決まります。オブジェクトや注釈を選択して、リボンの[順序]をクリックして表示される一覧([最前面へ移動]、[最背面へ移動]、[前面へ移動]、[背面へ移動])から重なり順を変更できます。
カスタムメニュー
キヤノン製デバイス本体のタッチパネルディスプレーから操作する、マイボタンを登録できるメニューです。
片面印刷
片面印刷は、文書について片面印刷を行うための印刷方法です。文書全体が両面印刷に設定されている場合、指定した章だけを片面印刷に設定できます。
カバーシート
ファクス送信時に添付が可能な表紙です。Desktopでは、[カバーシートの設定]ダイアログボックスで、発信元、宛先の記載有無、記載内容などを設定できます。
カラーモード
カラーモードは、印刷設定の1項目です。文書の印刷で使用するカラーモードを[カラーモード]のプルダウンリストから選択します。プルダウンリストには、指定した出力先プリンターで使用可能なカラーモードが自動的に表示されます。ナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブで選択したページや章に、文書全体とは異なるカラーモードを設定できます。
カレット
挿入位置を示す横棒、または縦棒を「カレット」と呼びます。
簡易検索
簡易検索バーに検索キーワードを入力して、文書の全文検索、およびフォルダーや文書のプロパティー情報を検索できます。
簡単印刷ツール
簡単印刷ツールは、印刷/ファクス送信などのデバイスの機能をより直感的に操作できるアプリケーションです。また、Printer Monitorと同様にimageRUNNER ADVANCEなどの外部デバイスの状態や印刷状況の監視、印刷/ファクスの送受信の履歴を管理できます。
グループ化・グループ解除
「グループ化」は、Desktop Editorで文書上に配置されたテキストや図などの注釈/オブジェクトをまとめ、1つの注釈/オブジェクトとして扱えるようにする機能です。「グループ解除」は、グループ化を取り消して、個々の注釈/オブジェクトに戻す機能です。
原稿編集モード
原稿編集モードは、Desktop Editorで原稿データのオブジェクト編集を行うモードです。原稿編集モードでは、テキストオブジェクトの追加や、既存のテキストの修正などを行って、印刷前の微調整を行うことができます。また、文書上に配置されたテキストや図などのオブジェクトのグループ化/グループ解除、移動、および削除ができます。
原稿ページ
原稿ページは、Desktop Editorで編集対象となるページです。
検索画面
検索画面で検索条件を設定して検索を行うことができます。検索画面からの検索では、フォルダーや文書のプロパティー情報を対象にして検索します。また、簡易検索バーと同じように検索キーワードを入力する検索もできます。
検索条件
Desktop Browserから表示できる検索画面で、詳細検索を実行する際に、検索対象とするプロパティー、検索方法、およびキーワード/値を組み合わせて設定する検索の条件です。また、設定した検索条件は保存できます。保存された検索条件は、Desktop Browserのナビゲーションウィンドウの[検索条件]タブに一覧表示されます。[検索条件]タブで検索条件をダブルクリックすると、保存された検索条件で検索が実行されます。
検証
検証は、Desktop Editorで、文書に貼り付けられた電子印鑑について、証明書、文書の改ざんなどを確認する機能です。
個人ライブラリー
個人の文書を管理するために使用するライブラリーです。使用しているコンピューター、ネットワークドライブ上に設定できます。
差し込み印刷
データベースにあるテキストや画像を原稿ページに差し替え印刷する機能です。
差し込みデータ
Desktop Editorの差し込み印刷設定モードで、差し替え印刷に利用するデータです。
差し込みフィールド
Desktop Editorの差し込み印刷設定モードで、差し替え印刷を行う領域です。差し込みフィールドには、テキストを差し替えるテキストフィールドと画像を差し替えるイメージフィールドがあります。
サムネイル
サムネイルは、一覧表示などに使用される縮小された画像です。Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[サムネイル]タブには、原稿ページのサムネイル画像が一覧表示されます。また、Desktop Browserのファイルリストビューウィンドウをサムネイル(大、中、小)で表示できます。
出力用紙サイズ
出力用紙サイズは、印刷設定の1項目です。文書の印刷で使用する出力用紙サイズを[出力用紙サイズ]のプルダウンリストから選択します。プルダウンリストには、指定した出力先プリンターで使用可能な出力用紙サイズが自動的に表示されます。ナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブで選択した章に、文書全体とは異なる出力用紙サイズを設定できます。また、特定の組み合わせで異なる用紙サイズを設定できます。
出力用紙の向き
出力用紙の向きは、印刷設定の1項目です。文書の印刷で使用する出力用紙の向きを[縦]、または[横]から選択します。選択に応じて、[ページ集約]の設定内容が変更される場合があります。ナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブで選択した章に、文書全体とは異なる出力用紙の向きを設定できます。また、[出力用紙サイズ]が[原稿と同じ]の場合は設定できません。
署名一覧
Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[署名一覧]タブに表示される、文書に貼り付けられた電子印鑑の一覧です。各署名の詳細情報は、折りたたみ/展開表示できます。
ショートカット
Desktopの[ショートカットの作成]機能を使用して、ライブラリー内の文書やフォルダーの「Desktopショートカット(*.iwl)」を作成できます。作成したショートカット(*.iwl)をメールに添付してDesktopからメールアプリケーションを起動して送信できます。また、ショートカット(*.iwl)をWindowsフォルダーにエクスポートすると、Desktopを起動していない状態でも、ショートカット(*.iwl)をクリックして、ライブラリーやフォルダーに保管されているフォルダーや文書を表示できます。
Windowsで一般的に使用されるショートカットは、フォルダーや文書を参照するように設定されているアイコンです。フォルダーや文書の本体に、直接アクセスせずに、フォルダーや文書を開くために使用します。デスクトップ上などにDesktop Editorのショートカットキーを作成した場合は、ライブラリー以外に保存してある文書のアイコンをショートカットキーにドラッグ&ドロップして、IWB文書の新規作成を行うこともできます。
新着文書
新着文書は、監視対象フォルダーやマイトレイに追加された文書です。監視対象フォルダーに新着文書や更新文書、またはマイトレイに新着文書がある場合、タスクバーの新着文書通知アイコンや新着文書通知ウィンドウ、または音で通知されます。また、監視対象のフォルダー内の新着文書は強調表示されます。[履歴の一覧]ダイアログボックスには、新着文書の一覧が表示されます。[履歴の一覧]ダイアログボックスは、Document Monitorから表示できます。
透かし
文書の前面、または背面に表示したテキスト、または画像です。例えば、機密事項が書かれたページに「極秘」という透かしを適用したりします。複数の透かしを追加できますが、それぞれの透かしは個別に追加する必要があります。
スタンプ
スタンプは、Desktop Editorで追加できる注釈の1つです。スタンプには、テキストスタンプ、日付印、名前印、イメージスタンプ、および日付スタンプの5種類があります。定型の文字列をテキストスタンプに、よく使用する画像をイメージスタンプに登録できます。また、日付スタンプで設定する日付は、コントロールパネルの[地域と言語]で「日付データ形式」として設定された「短い形式」、または「長い形式」から選択できます。
墨消し
表示されるテキストや画像を文書から完全に削除できます。削除された項目の代わりに、カラーボックスとして表示される墨消しマークを配置したり、墨消しマークを削除して、その領域を空白にしたりできます。
ズーム
Desktopの「ズーム」機能は、Desktop Editorで、プレビュー表示倍率を変更する機能です。5~200%の倍率変更ができます。また、指定倍率で表示できます。
制限を解除する権限パスワード
PDF文書の印刷、変更、コピー操作が制限されている場合、この制限を解除するために必要となるパスワードです。Desktop Editorを使用して文書を作成する際、PDF文書に権限パスワードが設定されている場合、入力ダイアログが表示されます。この場合はパスワードを入力し、[OK]をクリックします。また、ライブラリー内の文書、およびIWB文書をPDF文書に変換してエクスポートする際に、権限パスワードを設定できます。
製本印刷
出力用紙として選択した用紙1枚に、本の体裁となるように2ページに印刷を行う機能です。使用するプリンターに応じて、中とじや開き方向を設定できます。
整列
「整列」機能は、Desktop Editorの原稿編集モードでオブジェクト編集を行う際に利用できる、オブジェクトを揃えて配置する機能です。オブジェクトを選択して、リボンの[整列]をクリックして表示される一覧([上揃え]、[上下中央揃え]、[下揃え]、[左揃え]、[左右中央揃え]、[右揃え])から配置を変更できます。
チェックアウト
チェックアウトは、Document Serverライブラリー内の文書を他のユーザーが編集できない状態にすることです。手動でチェックアウトを行うこともできますが、[チェックアウト必須]が設定されているDocument Serverライブラリー内の文書については、文書を開く際にチェックアウトを行うことができます(自動チェックアウト)。文書を開いた場合、チェックアウトした文書の複製がチェックアウトフォルダーに作成され、文書の編集にはその複製が使用されます。チェックアウトした文書を他のユーザーが使用できる状態にするためには、チェックインが必要です。
チェックアウトフォルダー
チェックアウトした文書の複製を保存する、仮想フォルダーです。
チェックイン
チェックインは、チェックアウトされた文書を再び他のユーザーが使用できる状態にすることです。手動でチェックインできますが、開いていた文書を保存、または閉じる際にチェックインを行うように設定できます(自動チェックイン)。文書を更新した場合、チェックアウトフォルダー内の複製が更新されているため、更新された文書がDocument Serverライブラリー内に保存されます。また、Document Serverで[バージョンの作成]が設定されているDocument Serverライブラリー内の文書については、更新版は新しいバージョンの文書として管理され、以前のバージョンの文書とともに保管されます。
注釈
Desktop Editorを使用して、文書にテキストや図形などのオブジェクトを追加できます。注釈は、このような付加情報の総称です。注釈は、原稿ページのデータとは別のデータとして保存されます。付加できる注釈は、次のとおりです。
オブジェクト:テキスト、テキストボックス、コメント、直線、四角形、楕円、多角形、折れ線、マーカー、マスク(四角形)、マスク(楕円)、イメージ
スタンプ:テキストスタンプ、日付印、名前印、イメージスタンプ、日付スタンプ
テキスト注釈:テキストハイライト、下線、取り消し線、テキストノート
デジタル証明書
デジタル証明書は、デジタル署名解析用の公開鍵が真正であることを証明するデータです。デジタル証明書は認証局(CA)が発行するので、デジタル証明書を付したユーザーを、認証局を通して証明できます。Desktop Editorで使用できる電子印鑑は、このようなデジタル証明書を同時に貼り付けられます。
展開
Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブで非表示となっていたページ(折りたたまれた章に含まれたページ)を表示する操作です。Windowsエクスプローラーなどと同様に、先頭のアイコンをクリックして折りたたみと展開を切り替えられます。
電子印鑑
Desktop Editorを使用して、電子印鑑による文書の承認ができます。また、電子印鑑の署名は検証できます。署名の検証機能により、貼り付け前の原稿ページの状態から編集や改ざんなどがあった場合に、これを検知できます。
ナビゲーションウィンドウ
Desktop Browser、およびDesktop Editorにおいて、操作の対象とするライブラリー/フォルダー、または検索条件(Desktop Browser)、章/ページ、またはオリジナル文書、ページ、または署名(Desktop Editor)を選択するための領域です。ナビゲーションウィンドウは表示/非表示を切り替えられます。また、ナビゲーションウィンドウは、ツリー表示、リスト表示、またはサムネイル表示で表示されます。
パンチ穴
パンチ穴は、印刷設定の1項目です。文書の印刷仕上げ処理で使用するパンチ処理を[パンチ穴]のプルダウンリストから選択します。プルダウンリストには、指定した出力先プリンターで使用可能なパンチ処理が自動的に表示されます。選択に応じて、[出力用紙サイズ]、[ホチキス]の設定内容が変更される場合があります。パンチは、文書全体に関する印刷設定となるため、特定のページ、または章のパンチのみを変更できません。
バージョンのエクスポート
[文書のバージョンリスト]ダイアログボックスで、選択したバージョンの文書をWindowsフォルダーに保存することを「バージョンのエクスポート」と呼びます。Document Serverライブラリーに保管されている以前のバージョンの文書も保存できます。
バージョンのコメント
Document Serverで[バージョンの作成]が設定されているDocument Serverライブラリー内の文書をチェックインする際に、[バージョンコメントの入力]ダイアログボックスに入力できる、更新版に関する文字列です。入力したバージョンのコメントは、[文書のバージョンリスト]ダイアログボックスの[コメント]列で確認できます。
表紙
Desktop Editorの[印刷設定]タブで、文書の表紙を設定できます。表紙を設定すると、文書の印刷時に、指定した給紙部から表紙用の用紙を文書の先頭ページの前に挿入できます。
ファイルリストビューウィンドウ
ナビゲーションウィンドウで選択したライブラリー、またはフォルダー内にあるライブラリー、フォルダーや文書を表示します。フォルダーや文書の表示方法は、大・中・小の3種類のサムネイル表示、またはリスト表示から選択できます。
ファクス受信履歴
[履歴の一覧]ダイアログボックスに表示される、Printer Monitorが監視するファクス受信の記録です。[履歴の一覧]ダイアログボックスは、Printer Monitor、または簡単印刷ツールから表示できます。
ファクス送信履歴
[履歴の一覧]ダイアログボックスに表示される、Printer Monitorが監視するファクス送信の記録です。[履歴の一覧]ダイアログボックスは、Printer Monitor、または簡単印刷ツールから表示できます。
プリンター情報
プリンター情報は、Desktop Editorが使用しているコンピューターにインストールされたプリンタードライバーから取得する各プリンターの情報です。文書をDesktop Editorで開く際に、指定可能なプリンターの一覧が自動的に更新されます。また、文書の印刷設定を行う際に、指定した出力先プリンターでは使用できない設定の有無が、自動的に検出されます。
プレビューウィンドウ
ファイルリストビューウィンドウで選択した文書の内容をプレビュー表示する領域です。プレビューウィンドウは表示/非表示を切り替えられます。IWB文書、PDF文書、XPS文書、イメージ文書(*.jpg/*.jpeg、*.bmp、*.tif/*.tiff)、Office文書などをプレビューで確認できます。また、プレビューウィンドウで表示したページでPDF文書を分割できます。
プロパティーウィンドウ
ライブラリー、フォルダーや文書のプロパティーを表示します。プロパティーウィンドウは表示/非表示を切り替えられます。一部のプロパティーは編集できます。
文書のバージョン
Document Serverで[バージョンの作成]が設定されているDocument Serverライブラリー内の文書を更新した場合、更新前の文書、更新後の文書が保管され、それぞれがバージョンとして管理されます。また、[文書のバージョンリスト]ダイアログボックスで、選択したバージョンの文書を最新の文書として保存できます。
文書を開くパスワード
PDF文書を開くときに必要となるパスワードです。開くパスワードが設定されているPDF文書を開く場合、またはDesktop EditorでIWB文書に変換する場合に、入力ダイアログが表示されます。この場合はパスワードを入力し、[OK]をクリックします。また、IWB文書をPDF文書に変換してエクスポートする際に、文書を開くパスワードを設定できます。
ヘッダー/フッター
Desktop Editorの詳細ウィンドウの[ページ設定]タブで、[印刷ページにヘッダー/フッターを付ける]、または[原稿ページにヘッダー/フッターを付ける]にチェックマークを付けた場合、印刷ページ、または原稿ページそれぞれにヘッダー/フッターを設定できます。文書の上下余白に、ページ番号、章の名前、文書名、日付、およびテキストをヘッダー/フッターとして設定できます。ヘッダー/フッターは、IWB文書をPDF文書としてエクスポートした場合にも出力されます。また、[章の設定]で特定の章だけヘッダー/フッターの設定を解除できます。
編集可能なフォント
編集可能なフォントは、使用しているコンピューターにインストールされているフォントを指します。コンピューターにインストールされていないフォントが埋め込まれている場合は確認メッセージが表示され、編集可能なフォントに置き換えるかどうかを選択できます。編集可能なフォントに置き換えた場合、テキストの修正が可能となります。
編集対象外の領域
Desktop Editorの編集対象外の領域指定モードで編集できないように、文書の上部/下部に設定した領域です。余白をつめる際に、指定した領域を削除して余白をつめる、または固定して余白をつめるかを設定できます。設定しない場合は、すべてのオブジェクトを対象として余白をつめる設定になります。
ページ集約
ページ集約は、印刷設定の1項目です。文書の印刷で1枚の用紙に原稿ページを何ページ配置するか、およびレイアウト順序を選択します。選択項目の数字は、1枚の用紙に配置する原稿ページ数を表し、矢印は、原稿ページの配置順を表します。[出力用紙の向き]の設定に応じて、設定可能なページ集約の内容が変更される場合があります。ナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブで選択した章に、文書全体とは異なるページ集約を設定できます。
ページツリー
Desktop Editorのナビゲーションウィンドウの[ページツリー]タブに表示される文書のページの一覧です。操作の対象とする章/ページを選択します。文書アイコンを選択すると、文書全体を選択できます。章の折りたたみ表示/展開表示を切り替えられます。
ホチキス
ホチキスは、印刷設定の1項目です。文書の印刷仕上げ処理としてホチキスでとじる場合に設定します。選択項目の赤い線は、ホチキスの数と位置を表します。特定の章のホチキス設定を解除できます。また、指定した出力先プリンターでホチキスを使用できない場合、または[印刷方法]で[製本印刷]が選択されている場合は設定できません。
ホットフォルダー
定期的に監視され、画像データや文書が追加されるとライブラリー内のフォルダーなどに転送するように設定されたフォルダーです。マイボタンの登録時に設定するスキャンデータの転送元フォルダーや、文書の回覧時に設定するマイトレイへの転送元となるフォルダーもホットフォルダーの1つです。
マイトレイ
文書の回覧を行うときに、Desktopに転送された回覧文書を格納するフォルダーです。ナビゲーションウィンドウに1つだけ表示されます。
マイボタン
スキャンデータを送信するための設定が登録されたデバイスのカスタムメニュー上のボタンです。マイボタンの設定は、Desktop Browser画面の[ファイル]メニュー > [ツール] > [マイボタンの設定]から行います。
マスク
マスクは、Desktop Editorで追加できる注釈の1つです。マスクの形状は枠なしの塗りつぶし四角形、または楕円です。塗りつぶしの色は変更できますが、枠は付けられません。
マーカー
マーカーは、Desktop Editorで追加できる注釈の1つです。マーカーの形状は枠なし、半透明色の矩形です。塗りつぶしの色は変更できますが、枠を付けたり、透明度を変更したりできません。
有効印字領域
プリンターが印字することが可能な用紙上の範囲を、有効印字領域といいます。有効印字領域は、使用するプリンターによって異なります。
読み取り専用
他のユーザーによりチェックアウト中の文書、または読み取り専用属性が設定された文書など、上書き保存できない状態の文書をDesktop Editorで開く場合のモードです。この読み取り専用モードでは、タイトルバーに「文書名+(読み取り専用)」と表示されます。
ライブラリー
Desktopで保管するフォルダーや文書を格納します。ライブラリーには、ローカルコンピューターのフォルダーを利用した個人ライブラリー、Document Serverのフォルダーを利用したDocument Serverライブラリー、ネットワークドライブ上の共有フォルダーを利用したネットワークライブラリーがあります。
両面印刷
Desktop Editorで、文書の両面印刷を行うための印刷方法です。文書全体に両面印刷が設定されている場合、指定した章だけを片面印刷に設定できます。また、指定した出力先プリンターで両面印刷が使用できない場合、または両面印刷ができない用紙サイズを選択している場合は設定できません。
レイアウト設定
Desktop Editorで行う印刷体裁設定には、テンプレート、印刷設定、ページ設定があります。レイアウト設定は、印刷設定の項目の1つです。出力用紙サイズ、出力用紙の向き、ページ集約、原稿ページの拡大/縮小、章の区切りの設定があります。レイアウト設定の内容は、IWB文書に保存されるので、次にIWB文書を開いた際にも同じ設定を使用できます。レイアウト設定を行う際に、出力先プリンターでは使用できない設定の有無が、自動的に検出されます。
ワークウィンドウ
ワークウィンドウは、Desktop Editorでプレビューが表示される領域です。ワークウィンドウは、ページやオブジェクトの選択、追加、削除などの作業の中心となる領域です。

デバイス関連の用語

ADF
Auto Document Feeder(自動用紙フィーダー)。コピーやスキャンの原稿を自動的に送出するための装置です。
EMF
アプリケーションからの描画情報をスプールするデータ形式です。
imageRUNNER ADVANCE
高速・高画質印刷のために、複数の作業を並行処理する「アドバンスドiRコントローラー」を搭載したキヤノン製カラー複合機シリーズです。
MEAP
MEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)は、ユーザーの業態やニーズに合わせて複合機の機能を自由に拡張していくことができるオープンプラットフォームです。MEAP用アプリケーションをインストールすると、オフィスごとに最適化された複合機/プリンターへと機能を強化できます。
RAW
プリンタードライバーからの印刷コマンドをスプールするデータ形式です。
SMB
SMB(Server Message Block)とはIBM、Intel、Microsoftが共同で開発した、ネットワーク上でファイルやプリンターを共有するための通信技術です。これを使用した送信をSMB送信と呼びます。imageRUNNER ADVANCEとDesktopの連携におけるファイル転送も、SMB技術を利用して行っています。
SMS
SMS(Service Management Service)は、MEAP(Multifunctional Embedded Application Platform)システムサービスの1つです。SMSを使用すると、アプリケーションをブラウザー経由でMEAPにインストールできます。また、インストールしたアプリケーションの起動、停止、アンインストールもSMSを使用して行います。
リモートUI
リモートUI(User Interface)は Webブラウザーを使って、ネットワークに接続されたデバイスの状態確認やデバイスの操作、各種設定などができるソフトウェアです。

その他の用語

Fコード
ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)の規格に準拠したサブアドレスです。ファクスのメモリーボックスなどにある特定の場所を示すために使われます。Fコードを使ってファクス送信を行うと、Fコード通信に対応した、さまざまな機能を使用できます。
IPアドレス
インターネットプロトコルアドレスです。インターネットやイントラネット上のコンピューターやプリンター、ファクスなどのデバイスを特定するために割り当てる識別番号です。
PDFポートフォリオ
Adobe Acrobatなどを使用して、PDF文書とPDF文書以外の文書を1つのユニットにまとめたものです。ユニット内の各文書は、個別の文書として保持されます。
Windows Search
コンピューターに保存されている文書の全文検索ができるWindowsコンポーネントです。
Windowsフォルダー
Windowsフォルダーは、Windowsエクスプローラーなどで表示できる、通常のWindows上のフォルダーです。Desktopでは、マイトレイ、ライブラリー、およびライブラリー内のフォルダーと区別するために、通常のフォルダーをWindowsフォルダーと表します。
パッケージPDF
Adobe Acrobatなどを使用して、PDF文書とPDF文書以外の文書を1つのパッケージに結合したPDF文書です。
ポリシー付きPDF
Adobe Acrobatなどでセキュリティーポリシーを使用して作成されたPDF文書です。
13X5-0YJ