ハードディスクの管理設定

本体のハードディスクには、ボックス機能やIファクス機能などを使って原稿データを蓄積する他に、アドレス帳の登録情報、ボックスやアドレス帳のパスワード情報などが保存されています。そのため、ハードディスク内のデータ管理は強固なセキュリティー対策のもとで行われる必要があります。
本体ではデータ暗号化、データ消去などの機能を搭載することで、データを管理して情報の外部流出を抑止し、安全性と機密性を保持します。
重要
TPMで提供するセキュリティー機能は、データやハードウェアを完全に保護することを保証するものではありません。本機能の使用により生じる、いかなる障害、損害についても弊社は一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。

ハードディスク実データ完全消去
この機能を使用するために必要なオプションの詳細については、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
本体は、コピーや送受信、プリント出力時にジョブデータを管理情報領域と実データ領域に分けて保存します。管理情報はジョブ終了後、自動消去されますが、実データはハードディスク内に残った状態になります。
0データまたはランダムデータを上書きすることで本体のハードディスク内に残された実データを完全に消去します。ハードディスクの交換や廃棄の際に、データの外部流出を防ぐのに有効です。詳細については、「ハードディスクの不要なデータを完全消去する」を参照してください。
保存ファイルや登録情報の初期化
本体に保存されているファイル、アドレス帳の登録情報、ジョブの履歴情報などのデータを消去(初期化)できます。(→データと設定を初期化する)
ハードディスクの暗号化
この機能を使用するために必要なオプションの詳細については、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
ボックスの保存ファイル、アドレス帳の登録情報、残存するジョブデータ、パスワード情報などハードディスクに格納されたデータを暗号化して、ハードディスクからの機密情報の漏えいを防ぎます。詳しくは、HDDデータ暗号化/ミラーリングキットの取扱説明書を参照してください。
TPM設定
この機能を使用することで、ハードディスク内、およびSRAM内で管理しているパスワード情報や証明書情報を暗号化できます。(→TPM設定)
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