[グラフィックモード]
印刷データの処理方法を設定します。
[ベクターモード]/[LIPSモード]
印刷データをLIPSコントロールコマンドまたはベクターコントロールコマンドで処理して、デバイスに送信します。通常は、どちらかのモードを選択してください。
[イメージモード]
印刷データをイメージ(ビットマップ)データに変換して、デバイスに送信します。[ベクターモード]または[LIPSモード]で印刷したときに画面と印刷結果が異なる場合や、極端に印刷時間がかかる場合に選択します。
[モード詳細]/[LIPSモード詳細]
印刷データのラスタライズ方法を設定します。
[1 BPP]
文字と細線の、白以外の部分をすべて黒に置き換えて、印刷速度を高めます。
[高速]
グラデーションを中間調で表現して、印刷速度を高めます。文字や細い線を黒で印刷します。
[高品質]
[高速]よりも高い品質で印刷します。ただし、[高速]より印刷に時間がかかります。
[解像度]
解像度を設定します。
[階調]
グラデーションの表現方法を設定します。[高階調2]は、[高階調1]より細かい階調で表現して、なめらかに印刷します。
[中間調]
中間調(明るい領域と暗い領域の中間の領域)を表現するためのディザーパターンを設定します。
[パネル優先]
デバイスの設定を使用します。
[解像度]
解像度を優先して、輪郭をなめらかに印刷します。
[階調]
グラデーション表現を優先してなめらかに印刷します。
[誤差拡散]
小さい文字や細い線をきれいに印刷します。
[パターン1]~[パターン7]
テキスト(文字)、グラフィックス(線/図形)、イメージ(画像)に対して別々の表現方法を適用します。
パターン7まである場合:
| テキスト | グラフィックス | イメージ |
パターン1 | 誤差拡散 | 誤差拡散 | 解像度 |
パターン2 | 誤差拡散 | 誤差拡散 | 階調 |
パターン3 | 誤差拡散 | 解像度 | 解像度 |
パターン4 | 誤差拡散 | 階調 | 階調 |
パターン5 | 解像度 | 解像度 | 階調 |
パターン6 | 解像度 | 階調 | 階調 |
パターン7 | 誤差拡散 | 解像度 | 階調 |
パターン6まである場合:
| テキスト | グラフィックス | イメージ |
パターン1 | 解像度 | 解像度 | 階調 |
パターン2 | 解像度 | 階調 | 階調 |
パターン3 | 解像度 | 階調 | 解像度 |
パターン4 | 階調 | 解像度 | 解像度 |
パターン5 | 階調 | 解像度 | 階調 |
パターン6 | 階調 | 階調 | 解像度 |
パターン5まである場合:
| テキスト | グラフィックス | イメージ |
パターン1 | 高解像度/解像度 | 階調 | 色調 |
パターン2 | 解像度 | 色調 | 色調 |
パターン3 | 階調 | 階調 | 階調 |
パターン4 | 高解像度/解像度 | 高解像度/解像度 | 階調 |
パターン5 | 色調 | 色調 | 色調 |
[なし(黒ベタ)]
文字/線の白以外の部分を、すべて黒に置き換えて印刷します。
[イメージモード時に優先する処理対象]
印刷データの変換方式がイメージモードに設定されている場合に、優先して処理する対象を設定します。イメージ、グラフィックス、テキストから選択できます。
変換方式がイメージモードに設定されるのは、次の場合です。
白黒プリンター:[印刷品質]シートの、[処理オプション]ダイアログボックス > [グラフィックモード]で[イメージモード]が設定されている場合
カラープリンター:[仕上げ]シートの、[処理オプション] > [常にホスト側でビットマップ展開]で[する]が設定されている場合
[ホスト展開]
イメージデータのラスタライズをデバイスではなくホストコンピューターのプリンタードライバーで行い、高い品質で印刷します。ただし、アプリケーションでの処理時間が長くなります。
[印刷時にキャリブレーション情報を取得]
キャリブレーション情報を取得して、自動的に色調整します。
[イメージデータの補正]
アプリケーションで拡大した写真やグラフィックスなど、低解像度で粗いイメージデータをなめらかに印刷します。
[TrueTypeフォントのプリンターフォントへの置き換え]
TrueTypeフォントをプリンターフォントに置き換えて印刷します。置き換えるプリンターフォントは、[デバイスの設定]シートの[フォント設定]>[フォント置き換えテーブル]で設定できます。
[アプリケーションのTrueTypeフォントの置き換え設定を優先]
アプリケーション側のTrueTypeフォントの置き換え設定を優先できます。
[トナー節約モード]
データを間引いて印刷することで、トナーを節約します。
[ドラフトモード]
トナーを節約して、薄く印刷します。
[トナー濃度]
トナー濃度を調整します。
[詳細]>[トナー濃度詳細]ダイアログボックス
色ごとに濃度を調整します。
[アドバンスドスムージング]
文字、線、および画像の輪郭をなめらかにします。[スムーズ2]は[スムーズ1]よりも、さらになめらかにします。
[トナー印字量補正]
文書を印刷するときのトナーの量を印刷データの内容に合わせて調整します。[階調優先]はグラフィックやCGのグラデーションを多用している印刷データに適した量のトナーを使用します。[テキスト優先]はテキスト中心の印刷データに適した量のトナーを使用します。
[ライン処理]
文字や線の再現性を向上させます。[解像度優先]は解像度を優先します。[階調優先]はグラデーション表現を優先します。
[シャープネス]
画像の輪郭の強弱を調整します。
[シャープネス(写真)]
画像の輪郭を鮮明にします。
[TypeWing機能]
TrueTypeフォントを高速処理します。
[イメージ加速処理]
高速化処理の強さを設定します。処理速度を大きくすると、印刷品質が低下する場合があります。
[精細濃度補正]
小さい文字や細い線の印刷濃度を調整します。かすれを補正するときに、便利な機能です。
[圧縮画像データ処理]
圧縮した画像データの処理方法を設定します。
[自動]
最適な処理方法を自動で選択します。
[ホスト側]
コンピューター側で圧縮画像を展開します。
[デバイス側]
デバイス側で圧縮画像を展開します。通常、より高速に印刷されます。
[イメージの合成処理]
隣接する複数の画像をコンピューター側で1つに合成することで、データ処理の負荷を軽減します。
[白黒印刷時のカラーデータ処理]
カラーの原稿(データ)を白黒印刷すると、色の違いが見分けにくくなる内容でも、判別しやすくなるように処理します。
[パターン位置補正]
タイルパターンの位置を補正します。
[パターン解像度]
タイルパターンの描画に使用する解像度を設定します。
[グレー補償]
黒色、灰色のデータを、確実に黒色、灰色で印刷します。
[グラデーションスムージング]
グラデーションの色の変わり目を、なめらかに印刷します。[スムーズ2]は、[スムーズ1]よりさらに強く処理します。
[画像圧縮]
デバイスに送信するときの印刷データの圧縮率を調整して、画質または印刷スピードを優先して印刷します。
[画像圧縮最適化]
画像圧縮方法を設定します。画像圧縮を最適化する場合は、印刷データの内容に合わせて可逆圧縮と非可逆圧縮を切り替えます。最適化しない場合は、圧縮方式は切り替わりません。最適化された圧縮方式で画像を圧縮すると、ブロック状のJPEGノイズを抑制できます。
[PDFファイルを常にイメージモードで印刷]
PDFファイルを印刷するとき、自動的にイメージモードで印刷します。
[斜線を高速で印刷]
斜線を印刷するときに処理時間を短縮します。これにより、図形に斜めのすきまが目立つことがあります。その場合は、オフに設定してください。
[POP印刷最適化]
トナーの量を増やして、POP広告や画像を鮮やかに印刷します。
この機能は[構成プロファイル]でSatera LBP/Satera MFPに対応した構成プロファイルが選択されている場合に使用できます。また、あらかじめ次の項目を設定しておく必要があります。
[基本設定]/[仕上げ]シート
[構成プロファイル]で[Satera LBP]を選択している場合
[片面/両面/製本]または[印刷方法]で、[片面印刷]を選択
[構成プロファイル]で[Satera MFP]を選択している場合
[片面/両面/製本]または[印刷方法]で、[片面印刷]または[両面印刷]を選択
[基本設定]/[印刷品質]シート
[カラーモード]で、[自動(カラー/白黒)]または[カラー]を選択
[色数の設定]で、[フルカラー]を選択
[印刷品質]シート
[処理オプション]>[解像度]で、[スーパーファイン(1200 dpi)]以外を選択
[色の設定を行う]を選択 → [色設定]>[マッチング]シート>[マッチングモード]で、[デバイス補正モード]または[ドライバー補正なし]を選択
[デバイスの設定]シート
[詳細設定]>[印刷品質]シートで、[[POP印刷最適化]機能]を有効にする
この機能を有効にする場合は、トナー残量が少なくなったことを通知するタイミングをデバイスの[POP印刷]に設定することをおすすめします。詳細は、デバイスのマニュアルを参照してください。
[特殊1 BPPモード]
印刷するデータのサイズを小さくします。
[出力調整モード]
画質を優先するか、スピードを優先するかを切り替えます。[使う]を選択した場合、画質を優先して印刷します。
[グレースケール変換方式]
カラーの印刷データをグレースケールに変換する方法を設定します。
[太さ調整]
文字や線など、特定のオブジェクトの太さを調整します。
[トラッピング]
文字やグラフィックスと背景色の境界でオーバーラップ処理をして、文字やグラフィックスの輪郭部分の白抜けを防ぎます。
[詳細]>[トラッピング詳細]ダイアログボックス
トラッピングの幅と濃度を設定できます。
[カラー印刷時のトナー量補正]
カラー印刷時にトナー量を調整して、トナーののりすぎを防ぎます。[レベル1]は色の濃い部分のトナー量を減らします。[レベル2]は全体のトナー量を減らします。
[白黒印刷時にドライバーでグレースケール変換]
白黒印刷時に、アプリケーションのグレースケール変換よりも、ドライバーのグレースケール変換を優先します。
[縮小グラフィック補正処理]
印刷データを縮小して印刷する場合、印刷品質が落ちないように補正します。
[細い斜線を均一に印刷]
斜めに引かれた細線の幅を均一にします。
[黒濃度向上]
ブラック(K)トナーの濃度を高め、印刷品質を向上します。
[キヤノファイン]
画像のコントラストやカラーバランスを調整して、画像を鮮明に印刷します。
[詳細]>[キヤノファイン詳細]ダイアログボックス
キヤノファイン機能を使用するときの処理方法を設定できます。