[印刷品質]シート(PS3)
印刷品質の詳細を設定できます。
ここでは、PS3ドライバーで表示される設定項目を説明します。
使用しているデバイスによっては、ここで説明している機能が設定できないことがあります。
[モード詳細]
印刷データのラスタライズ方法を設定します。
[高速]
グラデーションを中間調で表現して、印刷速度を高めます。文字や細い線を黒で印刷します。
[高品質]
[高速]よりも高い品質で印刷します。ただし、[高速]より印刷に時間がかかります。
[解像度]
解像度を設定します。
[中間調]
中間調(明るい領域と暗い領域の中間の領域)を表現するためのディザーパターンを設定します。
[パネル優先]
デバイスの設定を使用します。
[解像度]
解像度を優先して、輪郭をなめらかに印刷します。
[高解像度]
[解像度]を選択した場合より、さらに高い解像度で印刷します。
[階調]
グラデーション表現を優先してなめらかに印刷します。
[誤差拡散]
小さい文字や細い線をきれいに印刷します。
[パターン1]~[パターン7]
テキスト(文字)、グラフィックス(線/図形)、イメージ(画像)に対して別々の表現方法を適用します。
パターン7まである場合:
| テキスト | グラフィックス | イメージ |
パターン1 | 誤差拡散 | 誤差拡散 | 解像度 |
パターン2 | 誤差拡散 | 誤差拡散 | 階調 |
パターン3 | 誤差拡散 | 解像度 | 解像度 |
パターン4 | 誤差拡散 | 階調 | 階調 |
パターン5 | 解像度 | 解像度 | 階調 |
パターン6 | 解像度 | 階調 | 階調 |
パターン7 | 誤差拡散 | 解像度 | 階調 |
パターン6まである場合:
| テキスト | グラフィックス | イメージ |
パターン1 | 解像度 | 解像度 | 階調 |
パターン2 | 解像度 | 階調 | 階調 |
パターン3 | 解像度 | 階調 | 解像度 |
パターン4 | 階調 | 解像度 | 解像度 |
パターン5 | 階調 | 解像度 | 階調 |
パターン6 | 階調 | 階調 | 解像度 |
[ユーザー設定]
カスタマイズしたディザーパターンを使用します。
[設定]>[ユーザー設定]ダイアログボックス
中間調のスクリーン線数、角度を設定します。
[トナー節約モード]
データを間引いて印刷することで、トナーを節約します。
[アドバンスドスムージング]
文字、線、および画像の輪郭をなめらかにします。[スムーズ2]は[スムーズ1]よりも、さらになめらかにします。
[カラーモード]
カラー印刷と白黒印刷を切り替えます。ページ単位でカラー/白黒を自動判別するためには、[自動(カラー/白黒)]を選択してください。
[ネガポジ反転する]
原稿の白黒を反転してネガティブイメージを印刷します。
[鏡像にする]
原稿の左右を反転してミラーイメージを印刷します。
[グレーの調整を行う]
グレースケール印刷の調整をします。
[グレー調整]>[グレー調整]ダイアログボックス
ドキュメントをグレースケールで印刷するときの明度を設定できます。
[グレーの設定を行う]
明るさやコントラストを手動で調整します。
[グレー設定]>[グレー設定]ダイアログボックス
明るさやコントラストの詳細を設定できます。
[グレー調整]シート
[元の画像]/[調整後の画像]
調整後のイメージを確認できます。
[明るさ]
明るさをスライダーバーで調整します。
[コントラスト]
コントラストをスライダーバーで調整します。
[標準に戻す]
すべての設定を、初期値に戻します。
[バージョン情報]
ドライバーのバージョン情報を表示します。
[処理オプション]>[処理オプション]ダイアログボックス
解像度、グラデーション、トナー量など、印刷品質の詳細を設定できます。
[出力形式]
PostScriptの出力形式を設定します。
[TrueTypeフォントの設定]
TrueTypeフォントの詳細を設定します。
[詳細]>[TrueTypeフォントの詳細]ダイアログボックス
TrueTypeフォントをデバイスに送信するときの形式を設定します。
[階調]
グラデーションの表現方法を設定します。[高階調2]は、[高階調1]より細かい階調で表現して、なめらかに印刷します。
[細線補正]
印刷するときに細い線を太くします。小さな文字やバーコードを印刷するときに便利です。解像度が600dpiに設定されている場合、この設定は無効になることがあります。
[トナー濃度]
トナー濃度を調整します。
[詳細]>[トナー濃度詳細]ダイアログボックス
色ごとに濃度を調整します。
[明るさ]
明るさを調整します。
[トナー印字量補正]
文書を印刷するときのトナーの量を印刷データの内容に合わせて調整します。[階調優先]はグラフィックやCGのグラデーションを多用している印刷データに適した量のトナーを使用します。[テキスト優先]はテキスト中心の印刷データに適した量のトナーを使用します。
[ライン処理]
文字や線の再現性を向上させます。[解像度優先]は解像度を優先します。[階調優先]はグラデーション表現を優先します。
[シャープネス]
画像の輪郭の強弱を調整します。
[シャープネス(写真)]
画像の輪郭を鮮明にします。
[精細濃度補正]
小さい文字や細い線の印刷濃度を調整します。かすれを補正するときに、便利な機能です。
[画像重ね合わせ処理]
PS3ドライバーがサポートしていないラスタ処理がアプリケーションから指定された場合に、疑似的なラスタ処理をして印刷するか、処理せずにそのまま印刷するかを切り替えます。思ったような印刷結果が得られない場合に設定します。
[グラデーションスムージング]
グラデーションの色の変わり目を、なめらかに印刷します。[スムーズ2]は、[スムーズ1]よりさらに強く処理します。
[画像圧縮]
デバイスに送信するときの印刷データの圧縮率を調整して、画質または印刷スピードを優先して印刷します。
[画像圧縮最適化]
画像圧縮方法を設定します。画像圧縮を最適化する場合は、印刷データの内容に合わせて可逆圧縮と非可逆圧縮を切り替えます。最適化しない場合は、圧縮方式は切り替わりません。最適化された圧縮方式で画像を圧縮すると、ブロック状のJPEGノイズを抑制できます。
[圧縮転送処理]
画像データを圧縮して転送するときに、画質を優先するか、速度を優先するかを切り替えます。
速度を優先した場合でも、印刷データや環境によっては、画質を優先した場合より印刷に時間がかかることがあります。
[スーパースムーズ]
文字や図形の輪郭をなめらかに補正する、スムージング処理を行うかどうかを指定します。
[グレースケール変換方式]
カラーの印刷データをグレースケールに変換する方法を選択します。
[ドットゲイン調整]
ハーフトーンドットを調整して、ドットゲインを補正します。[標準](ドットゲイン値+20%)を基準に調整します。
[太さ調整]
文字や線など、特定のオブジェクトの太さを調整します。
[トラッピング]
文字やグラフィックスと背景色の境界でオーバーラップ処理をして、文字やグラフィックスの輪郭部分の白抜けを防ぎます。
[詳細]>[トラッピング詳細]ダイアログボックス
トラッピングの幅と濃度を設定できます。
[カラー印刷時のトナー量補正]
カラー印刷時にトナー量を調整して、トナーののりすぎを防ぎます。[レベル1]は色の濃い部分のトナー量を減らします。[レベル2]は全体のトナー量を減らします。
[白黒印刷時にドライバーでグレースケール変換]
白黒印刷時に、アプリケーションのグレースケール変換よりも、ドライバーのグレースケール変換を優先します。
[POP印刷最適化]
トナーの量を増やして、POP広告や画像を鮮やかに印刷します。
この機能は[構成プロファイル]でSatera LBP/Satera MFPに対応した構成プロファイルが選択されている場合に使用できます。また、あらかじめ次の項目を設定しておく必要があります。
[基本設定]/[仕上げ]シート
[構成プロファイル]で[Satera LBP]を選択している場合
[片面/両面/製本]または[印刷方法]で、[片面印刷]を選択
[構成プロファイル]で[Satera MFP]を選択している場合
[片面/両面/製本]または[印刷方法]で、[片面印刷]または[両面印刷]を選択
[基本設定]/[カラー]シート
[カラーモード]で、[自動(カラー/白黒)]または[カラー]を選択
[基本設定]シート
[色数の設定]で、[フルカラー]を選択
[印刷品質]シート
[解像度]で、[スーパーファイン(1200 dpi)]以外を選択
[デバイスの設定]シート
[詳細設定]>[印刷品質]シートで、[[POP印刷最適化]機能]を有効にする
この機能を有効にする場合は、トナー残量が少なくなったことを通知するタイミングをデバイスの[POP印刷]に設定することをおすすめします。詳細は、デバイスのマニュアルを参照してください。
[黒濃度向上]
ブラック(K)トナーの濃度を高め、印刷品質を向上します。
[標準に戻す]
このシートのすべての設定を、初期値に戻します。
関連項目