フィニッシャー/スタッカーに用紙を排紙するときの注意事項
オプションのフィニッシャー/スタッカーの注意事項
257~300 g/m2の両面コート紙を、次のイラストに囲んであるトレイに排紙する場合、積載される高さが約4 cmになる前に、用紙を取り除いてください。また、301~400 g/m2の両面コート紙の場合には、約3 cmの高さになる前に用紙を取り除いてください。用紙を取り除かずに排紙を続けると、排紙された用紙が貼りつき、用紙の表面がはがれることがあります。 256 g/m2以下の両面コート紙を排紙する場合でも、用紙によっては同様の現象が起きる可能性があります。積載される高さが約14 cmになる前に用紙を取り除いてください。
排紙トレイに用紙を排紙すると、ばらつきのある状態で積載される場合があります。この場合は、カール補正の設定をすると同時に、[光沢性/黒品位の調整]の値を「-」側に設定してください。詳しい設定方法は、
「カール補正量を変更する」「光沢性/黒品位を変更する」を参照してください。
使用する用紙の紙幅が小さいと、用紙がばらつきのある状態でステイプル(コーナー/ダブル)される場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。
幅140 mm以下の薄紙1または薄紙2を排紙したとき、用紙の角が折れてしまう場合があります。この場合は、カール補正で上側へ反らせる調整を行ってください。
コート紙やエンボス紙などがばらつきのある状態で積載される場合があります。この場合は、カール補正で上側に反らせる調整を行ってください。
上側に反っている用紙を使用してステイプル処理を行うと、用紙がばらつきのある状態でとじられる場合があります。この場合は、カール補正で下側へ反らせる調整を行ってください。
カールした用紙を排出したときに、用紙がフィニッシャの排紙トレイ上に正常に積載されず、用紙がトレイから落下することがあります。
その場合、以下の処置を行うことで、この現象を回避できる可能性があります。
用紙の排紙面(フェイスアップ出力もしくはフェイスダウン出力)を変更する
用紙のセット方向を変更する
排紙先のトレイを変更する
中とじ設定時の注意事項
64 g/m2未満の用紙を表紙に使用すると、中とじ時にしわが発生する場合があります。
小口トリマー・F装着時、64 g/m2未満の用紙を表紙に使用すると、断裁時に用紙がずれて断裁される場合があります。
中とじ設定時に、中とじユニットで束厚オーバーの紙づまりが発生した場合は、本文の枚数を少なくしてください。
使用する用紙の紙幅が小さいと、用紙がばらつきのある状態で中とじされる場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。
小口トリマー・F装着時、使用する用紙の紙幅が小さいと、断裁時に用紙がひきちぎられたり、用紙が断裁位置に届かず断裁されない場合があります。また、ばらつきのある状態で中とじされた冊子は、印刷がずれた状態で断裁される場合があります。この場合は、紙幅を確認してください。
小口トリマー・F/小口トリマー・F+天地トリマー・A装着時に、21枚以上(表紙1枚含む)の用紙を中とじする場合には、サドルプレスの設定を取り消さないでください。紙づまりが発生する場合があります。