くるみ製本の糊量を調整する
くるみ製本で冊子を作る場合、本文の紙束につける糊量が多すぎたり少なすぎたりすると、以下のように適切に製本できないことがあります。このような場合は糊量を調整することで状態を改善することができます。
糊量 | 製本状態 |
少ない | | 表紙と本文が接着していない |
| 表紙が本文からはがれる |
適正 | | 適正な状態 |
多い | | 表紙と本文の間から糊がはみ出る |
パーフェクトバインダー・F装着時に設定できます。詳細についてはパーフェクトバインダー・Fの取扱説明書を参照してください。
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<動作調整>
<くるみ製本の糊塗布量微調整>を押す
2
本文の紙の種類と枚数にあてはまる項目を選択
<-><+>で調整
選択できる項目
<-6>~<-1>:量を減らします。紙の種類によっては、減らしすぎると表紙と本文の紙束が接着しなくなることがあります。
<0>:工場出荷時の設定です。
<+1>~<+6>:糊量を増やします。紙の種類によっては、増やしすぎると糊が冊子からはみ出してパーフェクトバインダー・F内の部品に残り、冊子づまりの原因となることがあります。
本文に1枚でも普通紙が含まれるときは、<非コート紙>の項目を選択してください。
設定変更は1段階ずつ行ってください。
3
<OK>を押す
|
設定変更ごとに製本を行って、状態を確認してください。改善がみられないようであれば、さらに設定変更を行ってください。 |
|
普通紙とコート紙を両方含む冊子を製本する場合は、実際に1部製本を行ってみて、仕上がり具合を確認してから、糊量の調整や本刷りを行うことをおすすめします。 |