Publishing ManagerのデータをDocument Binderにインポートする

Publishing Manager Version 3.0の設定は、Desktopで扱える設定に変換して一部引き継ぐことができます。
引き継ぎ項目の一覧
Publishing Managerから引き継ぎできなかった設定の確認
メモ
次のバージョンのアプリケーションで作成されたimageWARE文書のDocument Binderへのインポートはサポート対象外です。
Publishing Manager Version 3.0より古いバージョン
Publishing Manager Professional Editionのすべてのバージョン
Prepress Managerのすべてのバージョン
Document BinderではimageWARE文書(*.iwd)を編集できますが、開く際に次の設定は引き継がれません。
Publishing Manager v2.0以前で行った一部設定(バリアブル印刷設定、アノテーション描画)
Publishing ManagerとDesktopは同じコンピューター上で使用できますが、連携する機能はありません。
使用中のimageWARE文書は、バインダー文書にインポートできません。
imageWARE文書のグループ情報は変換/インポート時に失われるため、Object Layout Editorを使用したオブジェクト編集は、グループがない状態で開始されます。
Variable Editorでデータベースを利用したり、ExcelやCSVファイルを使ってアドレス帳を読み込ませる場合には、 Microsoft Office 2007以降のインストールが必要です。(DesktopインストールメディアからMicrosoft Access Database Engine 2010 Redistributableをインストールすることで代用できます。)

引き継ぎ項目の一覧

Document BinderでPublishing Managerのデータを開く場合と、Document BinderにPublishing Managerのデータをインポートする場合では、引き継げる設定が異なります。
B:ドキュメント全体 C:章 P:ページ
○:引き継ぎ可能 ×:引き継ぎ不可能
Publishing Managerの設定項目
設定範囲
開いて変換
インポートして変換
備考
原稿ページデータ
B
文書
文書名
B
×
章構造
C
×
章名称
C
×
選択プリンター
---
×
ページ設定
出力用紙サイズ
B/C
備考欄参照
×
同じ出力用紙が存在せず、Document Binderでユーザー定義用紙が設定されている場合、近い用紙サイズが選択されます。
原稿を出力用紙サイズに合わせて拡大/縮小する
B/C
×
×
出力用紙の向き
B/C
×
ページレイアウト
B/C
×
配置順
B/C
×
境界線
B/C
×
×
原稿を余白に合わせて拡大/縮小する
B/C
×
×
原稿の配置
B/C/P
×
×
印刷ページの余白
B
×
×
原稿ページの回転
P
備考欄参照
×
出力用紙サイズが[原稿と同じ]で原稿ページが回転角度が0度以外の場合、Document Binderの[原稿ページの回転]に反映
原稿を等倍で印刷する
P
×
×
余白で設定した印字領域を基準に原稿を拡大/縮小する
P
×
×
配置指定
P
×
×
仕上げ
印刷方法
B
×
とじ方向
B
×
とじしろ
B
×
原稿の調整
B
×
ステイプルの指定
B
×
ステイプルの位置
B
×
パンチ穴
B
×
Z折り
B
備考欄参照
×
Document Binderで指定しているプリンターがZ折りに対応している場合、設定が引き継がれます。
章の区切り
B
×
開き方向
B
×
中とじをする
B
×
用紙の断裁
B
×
×
製本とじしろを指定する
B
×
×
原稿をとじ位置に寄せる
B
×
クリープ(ずれ)補正機能を使う
B
×
×
補正量の設定
B
×
×
製本とじしろで設定した印字領域に合わせて縮小
B
×
×
製本とじしろに合わせて移動
B
×
×
製本印刷の方法
B
×
片面印刷を行う
C
×
ステイプルする
C
×
編集
原稿ページにスタンプを付ける
B/C/P
×
×
印刷ページにスタンプを付ける
B/C
×
アノテーションを表示および印刷する
B
×
×
デバイスの地紋印字機能を使う
B
×
給紙
給紙部
B/C
備考欄参照
×
[プリンタ優先]が設定されている場合、Document Binderで[自動]に変更
はがき
B
×
4面はがき
B
×
×
印刷品質
カラーモード
B
備考欄参照
×
[プリンタ優先]が設定されている場合、Document Binderで[自動(カラー/白黒)]に変更して引き継がれます。
カラーモード
C/P
備考欄参照
×
文書全体のカラーモードが[自動]の場合は無効になります。
ドキュメント構成
目次
---
備考欄参照
備考欄参照
Publishing Managerの目次ページは、原稿ページとして引き継がれます。
Document Binderの目次ページとして変換されません。
ページの分割
---
原稿の回転
---
ヘッダ/フッタ
全体に共通のヘッダを付ける
B
×
章単位でヘッダを付ける
B
×
定型句の指定
B
備考欄参照
×
日付/ファイル名/ドキュメント名は、テキストとして引き継がれます。その他の項目は、マクロとして引き継がれます。
ページ番号の詳細設定
B
備考欄参照
×
書式以外の設定項目は引き継がれません。
フォント設定
B
備考欄参照
×
横書きフォントの場合、そのまま引き継がれます。
縦書き用フォントを設定している場合に、使用できないフォント名が表示されます。
選択ページでのヘッダ/フッタの設定変更(原稿ページ)
C/P
×
×
選択ページでのヘッダ/フッタの設定変更(印刷ページ)
C/P
×
×
表紙/裏表紙/合紙の設定
---
×
インデックス紙
フォント設定
---
備考欄参照
×
横書きフォントの場合、そのまま引き継がれます。
縦書き用フォントを設定している場合に、使用できないフォント名が表示されます。
ツール
ページ番号
---
×
×
アノテーションを付ける
---
備考欄参照
備考欄参照
アノテーションの変換については、次を参照してください。
原稿を直接編集する
---
バリアブルプリントの設定をする
---
×
バリアブルプリントの設定については、次を参照してください。

Publishing Managerから引き継ぎできなかった設定の確認

Document BinderでPublishing Managerのデータを開く場合、引き継げなかった設定の一覧が表示されます。
1.
imageWARE文書(.iwd)をデスクトップに作成された[imageWARE Desktop Binder]のショートカットアイコンにドラッグ&ドロップします。
Document Binderが起動し、[imageWAREドキュメントファイルの変換]ダイアログボックスが表示されます。
2.
内容を確認し、[クリップボードにコピー]をクリックします。
[imageWAREドキュメントファイルの変換]ダイアログボックスの内容がクリップボードにコピーされます。
メモ
[imageWAREドキュメントファイルの変換]ダイアログボックスの内容をコピーしてテキストファイルに貼り付けておくと、印刷設定をし直す際に便利です。
Document BinderにPublishing Managerのデータをインポートする場合は、[imageWAREドキュメントファイルの変換]ダイアログボックスが表示されません。
3.
[閉じる]をクリックします。