注意と制限事項
Annotation Editorを使用する際の注意事項です。
はじめに
アノテーションを追加した文書をファイルリストビューペインのサムネイル表示で表示した場合、アノテーションマークがサムネイルの左上に追加されます。ただし、ネットワークドライブ上にライブラリーを登録した際は、アノテーションマークは表示されません。
複数の文書を選択して、同時にAnnotation Editorを起動することはできません。
Document Serverライブラリーからチェックアウトして開いたバインダー文書、およびPDF文書の編集を終了した場合、システム設定に応じた処理が必要です。 [文書を編集中のアプリケーション終了後に、自動的にチェックインする]にチェックマークを付けていない場合は、手動でチェックイン/チェックアウトを行う必要があります。
[設定] > [システム設定] > [Browser] > [共有文書の管理] > [文書を編集中のアプリケーション終了後に、自動的にチェックインする]
[バージョンの作成]が設定されているDocument Serverライブラリーの文書をチェックインした場合は、[バージョンコメントの入力]ダイアログボックスが表示されます。ただし、次の場合は、[バージョンコメントの入力]ダイアログボックスは表示されずにチェックイン処理が実行されるため、操作を行う必要はありません。
[設定] > [システム設定] > [Browser] > [共有文書の管理] > [文書のチェックイン時に、バージョンコメントを入力する]を付けていない場合
[バージョンコメントの入力]ダイアログボックスで、[次回から文書のチェックイン時に、このダイアログボックスを表示しない]にチェックマークを付けている場合
ネットワークの接続状況によっては、
オブジェクトパレットペインのビットマップスタンプのスプリットボタンを押してビットマップスタンプの一覧を表示させる場合に、時間がかかることがあります。
[チェックアウト必須]が設定されているDocument Serverライブラリーに上書き保存した場合、必要に応じてチェックインを行います。
[ユーザー設定用紙]を使用する場合は、[プリンター名]で選択しているプリンターにあらかじめ[ユーザー設定用紙]を登録してください。
次の操作を行うと、7回分の操作を元に戻し、やり直せます。ただし、保存したあとは、保存前の操作を元に戻したりやり直したりできません。
ツールバーの
(元に戻す)/
(やり直し)をクリック
[編集]メニュー > [元に戻す]/[やり直し]を選択
バインダー文書にバリアブルフィールドが設定されていた場合、バリアブルフィールドはAnnotation Editorで編集できません。またバリアブルフィールドの枠も表示されません。
選択したアノテーションに、グループ化できないアノテーションが含まれていた場合、グループ化できません。グループ化できないアノテーションは次のとおりです。
下線
取り消し線
テキストハイライト
テキストノート
署名なし電子印鑑
署名あり電子印鑑
不明なアノテーション
アノテーションの一覧からアノテーションのグループは選択できません。
[カスタム用紙サイズを使用する]を選択していた際に、デバイスがカスタム用紙サイズに対応していない場合は、デバイスが使用できる用紙サイズから、一番カスタム用紙に近いサイズの用紙が選択されます。
[設定] > [システム設定] > [共通設定] > [印刷/ファクス] > [用紙の自動選択] > [カスタム用紙サイズを使用する]
[原稿サイズに近いサイズの用紙を使用する]を選択していた際に、チェックマークを付けた用紙サイズにデバイスが対応していない場合、デバイスが使用できる用紙サイズが選択されます。
[設定] > [システム設定] > [共通設定] > [印刷/ファクス] > [用紙の自動選択] > [原稿サイズに近いサイズの用紙を使用する]
図形やテキストを追加/編集する
次の操作を行うと、7回分の操作を元に戻し、やり直せます。ただし、保存したあとは、保存前の操作を元に戻したりやり直したりできません。
ツールバーの
(元に戻す)/
(やり直し)をクリック
[編集]メニュー > [元に戻す]/[やり直し]を選択
アノテーションを選択し、[Ctrl]キーを押しながらドラッグ&ドロップすると、アノテーションがドロップ先にコピーされます。
ワークペインでアノテーションの位置を変更、またはページの回転を行った場合は、ページ内の左上に近い順(左上から右上、左下から右下)に[アノテーション一覧]タブ内でアノテーションの並び替えが行われます。
テキストノートにテキストを入力していない場合、
は表示されません。
テキストノートは印刷されません。
[アノテーション一覧]タブでアノテーションを選択すると、ワークペインで選択状態となっているアノテーションが解除されます。
ページオブジェクトを選択すると、文字列のテキスト選択状態は解除されます。
線の種類が[雲型線(小)]または[雲型線(大)]の場合、次の操作時にアノテーションの枠線が実線で表示されます。
アノテーションを挿入する
アノテーションを移動する
アノテーションの大きさを変更する
テキストボックス、コメントで、線の種類が[雲型線(小)]または[雲型線(大)]の場合、テキスト入力時に、テキストボックスの枠線(雲型線)の内側に実線が表示されます。
スタンプ/電子印鑑を使用する
インストール時に自動的に登録された次のスタンプ/印影は、削除できません。
テキストスタンプ
ビットマップスタンプ
印影
貼り付けた電子印鑑を編集(コピー、切り取り、貼り付け、削除、サイズ変更、内容変更、重なり順の変更)することはできません。
[文書を編集中のアプリケーション終了後に、自動的にチェックインする]にチェックマークを付けていない場合は、手動でチェックイン/チェックアウトを行う必要があります。
[設定] > [システム設定] > [Browser]> [共有文書の管理] > [文書を編集中のアプリケーション終了後に、自動的にチェックインする]
テキストスタンプと日付スタンプのスタンプ領域の大きさは変更できません。ただし、フォントサイズを変更すると、自動的にスタンプの大きさが変化します。
アノテーションは、表示されたページの領域外へ移動できません。
次の場合、アノテーションの一部がページの領域外にはみ出し、表示されません。このような非表示部分を持つアノテーションを移動、コピーして貼り付け、大きさを変更した場合は、非表示部分がページの領域内に表示される場合があります。
Document Binderでのページ分割によりアノテーションの表示も分割された場合
Annotation Editorでページの領域より大きなアノテーションが貼り付けられた場合
文書をAnnotation Editorで開いたときに、すでに挿入されていたアノテーションをコピー、切り取りした場合、その文書を閉じると貼り付けられなくなります。
その他の注意と制限事項
共通
Annotation Editor、またはObject Layout Editorの起動後にシステムからフォントを削除した場合、そのフォントでテキスト描画を行うとメッセージボックスが表示され、強制終了する場合があります。
Annotation Editorで144個以上のアノテーションを選択すると、選択位置がずれることがあります。
Annotation Editorで付加できるアノテーションの最小サイズは、100%表示の場合、縦横約2ピクセルです。
Annotation Editorで付加できる電子印鑑の最小サイズは、100%表示の場合は縦横16ピクセル、200%表示の場合は縦横32ピクセルです。
Desktop V2.0.1以前で作成されたバインダー文書/PDF文書を印刷した場合、一部のフォントにおいて組み合わせがうまくいかずに、次のようなことが発生することがあります。このような場合は、フォントの指定を別のフォントに変更してください。
Annotation Editorでアノテーションを付けた文書を、Document Binderに取り込んで印刷(またはPDFエクスポート)すると、描画できない文字があった場合に処理を継続するかどうかのメッセージが表示されます。処理を継続した場合は、該当の文字列は印刷されません。
Annotation Editorでアノテーションを付けた文書を、Document Binderに取り込んで印刷(またはPDFエクスポート)すると、アノテーション文字列のプレビュー表示と印刷結果が異なります。
システムにインストールされているフォントであっても、Annotation Editorの
オブジェクトパレットペインで選択できません。
Annotation Editorで追加した電子印鑑と、外部アプリケーションでPDF文書に追加したアノテーションの両方があるページを分割した場合、印刷、およびPDF形式でのエクスポートの際に、分割後はDocument Binder画面では表示されなくなったアノテーションも印刷/保存されます。
Desktop V2までのデータを扱う場合の注意事項
Desktop V3.0.0以降で作成されたアノテーションはPDF互換形式です。Desktop V2.0.1以前のバージョンで作成されたアノテーションはDesktop独自形式のため、Desktop以外のアプリケーションでは表示も印刷もできませんが、Desktop V3.0.0で保存するとPDF互換形式に置き換わります。
Desktop V2.0.1以前で作成されたバインダー文書/PDF文書の場合、アノテーションはすべてPDFの注釈に変換されます。これによって、DesktopのアノテーションをAdobe Acrobatなど他のPDF閲覧ソフトで表示できます。印刷時にも同様に、DesktopのアノテーションはすべてPDFの注釈に変換されて印刷が実行されます。
Desktop V2.0.1以前で作成されたバインダー文書またはPDF文書の場合、Annotation Editorで開いたときにアノテーションはすべてDesktop V3.0.0の形式に変換されます。変換後に保存されたバインダー文書またはPDF文書に挿入されているアノテーションは、V2.0.1以前のDesktopでは編集できません。
次のアノテーションがあるPDF文書を、Desktop V2.0.1以前でエクスポートを行った場合、Annotation Editorで開いてそのアノテーションを編集すると改行が削除されます。その後追加した改行は保存されます。
テキスト
テキストボックス
Annotation Editorで編集したPDFをDesktop V2以前で扱う場合の注意事項
Annotation Editorでアノテーションを付けて保存/エクスポートしたPDF文書を、V2.0.1以前のDesktopで開いた場合、アノテーションの表示、印刷はできますが、編集できません。
Annotation Editorで編集したPDFをAcrobatで編集するときの注意事項
Reader Extensions付きPDF文書にAnnotation Editorでアノテーションを挿入した場合、Adobe Readerでは通常のPDF文書として扱われ、Reader Extensions機能は使用できません。
Annotation Editor以外で編集したPDFを開くときの注意事項
署名により証明されているPDF文書は、証明済み文書モードで開けます。この場合、文書の編集、印刷、および保存が行えません。
パッケージPDF、PDFポートフォリオの場合は、表紙のみが表示されます。
ポリシー付きPDFなど、非サポート形式のセキュリティー設定が施されているPDF文書を選択して、Annotation Editorを起動することはできません。
Annotation Editor以外で追加されたテキストボックスで、すべての文字列で同一のフォントサイズの場合は、そのフォントサイズが表示されます。同一のフォントサイズでない場合は空欄となります。また、制限を超えたフォントサイズが設定されている場合は、そのフォントサイズを表示します。ただし、フォントサイズを変更する場合は制限を超えるフォントサイズは設定できません。
Annotation Editor以外で追加されたテキストボックスで、すべての文字列で同一のスタイル、ユーザー定義色の場合は、そのスタイル、およびユーザー定義色が表示されます。同一のスタイルでない場合はOFF、ユーザー定義色でない場合は空欄となります。
Annotation Editor以外で追加された次の注釈の場合、選択時に表示される線の太さは、制限を超えている場合でも設定されているサイズのまま表示します。
テキストボックス
直線
四角形
楕円
引き出し線(コメント)
多角形
折れ線
ただし、線の太さを変更する場合、制限を超える太さは設定できません。
Annotation Editor以外で追加された直線、折れ線で、線の種類が[その他の線]の場合には、次の変更時にプロパティーの一部が変更される旨のメッセージが表示されます。
[線の色]
[図形の塗りつぶし]
[始点のスタイル]
[終点のスタイル]
また、[始点のスタイル]、[終点のスタイル]が[その他の矢印]場合も、次の変更時にプロパティーの一部が変更される旨のメッセージが表示されます。
[線の種類]
[線の太さ]
[線の色]
[図形の塗りつぶし]
[始点のスタイル]
[終点のスタイル]
Annotation Editor以外で追加された直線、または引き出し線(コメント)で、線の種類が[その他の線]の場合、サイズ変更中は実線で表示され、サイズ確定後も実線のままとなります。始点のスタイルと終点のスタイルも、描画内容が更新されます。[始点のスタイル]、または[終点のスタイル]が[その他の矢印]の場合、サイズ変更中は矢印なしで表示され、確定後も矢印なしとなります。
Annotation Editor以外で追加された四角形、楕円、多角形で、線の種類が[その他の線]の場合、次の変更時にプロパティーの一部が変更される旨のメッセージが表示されます。
[線の太さ]
[線の色]
[塗りつぶし]
Annotation Editor以外で追加された四角形、楕円で、線の種類が[その他の線]の場合、サイズ変更中は実線で表示され、サイズ確定後も実線のままとなります。
Annotation Editor以外で追加されたテキスト、テキストボックス、引き出し線(コメント)の場合、編集時にプロパティーの一部が変更される旨のメッセージが表示され、それぞれの先頭の文字のプロパティーが全体に割り当てられます。また、Annotation Editorが保持していない文字の属性は解除されます。
Annotation Editor以外で追加された引き出し線(コメント)、テキストノートで、すべての文字列で同一のフォントサイズの場合は、そのフォントサイズが表示されます。同一のフォントサイズでない場合は空欄となります。また、制限を超えたフォントサイズが設定されている場合は、そのフォントサイズを表示します。ただし、フォントサイズを変更する場合は、制限を超えるフォントサイズは設定できません。
Annotation Editor以外で追加されたテキストノートの場合、編集時にプロパティーの一部が変更される旨のメッセージが表示され、先頭の文字のプロパティーがテキスト全体に割り当てられます。また、Annotation Editorが保持していない文字の属性は解除されます。なお、プロパティーは関連づけられているページのオブジェクトを選択することで、
オブジェクトパレットペインに表示されます。
Annotation Editor以外で追加された多角形、折れ線で、線の種類が[その他の線]の場合、次の操作時にアノテーションの枠線が表示されません。
アノテーションを移動する
頂点を移動する
Annotation Editor以外で追加された折れ線で、[始点のスタイル]、または[終点のスタイル]が[その他の矢印]の場合、次の操作時にアノテーションの矢印が表示されません。
折れ線を移動する
頂点を移動する