扇形プロット命令(EW)

現在のペン位置を中心とし、指定された半径と角度の扇形を描きます。
JIS
EW<半径(sd)>,<始点角(sd)>,<中心角(sd)>《,分解能(sd)》;
16進数
45h 57h<半径(sd)>2Ch<始点角(sd)>2Ch<中心角(sd)>《2Ch 分解能(sd)》3Bh
<半径(sd)>
扇形の半径を指定します。
正の値を指定すると中心点から右方向の水平位置が基準点(0度)となり、負の値を指定すると左方向の水平位置が基準点(180度)となります。
座標系は、スケーリングがオフのときはプロッターユニット、オンのときはユーザーユニットになります。
<始点角(sd)>
扇形の始点となる角度を指定します。正の値を指定すると半径の符号で決まる基準点から反時計方向、負の値を指定すると時計方向になります。
<中心角(sd)>
扇形の中心角を指定します。正の値を指定すると円周上の始点角の位置から反時計方向、負の値を指定すると時計方向に描きます。
《分解能(sd)》
扇形の滑らかさを指定します。扇形は実際はいくつかの直線(弦)に分けて描かれます。
この弦の長さを分解能モード(角度/偏倚)に従って指定します。
省略値:
5度(角度モード)
本命令の実行後、現在のペン位置とペン状態(UP/DOWN)は実行前の状態に戻ります。本命令の実行時は、「線の種類選択命令LT」で指定された線種は無効となり、実線で描かれます。
扇形の塗りつぶし→ 扇形塗りつぶし命令(WG) WG
0HY8-295