ワイド領域に印刷する

印字データを縮小するページフォーマット(Fmode 3, 4, 6, 7, 8)を使用する場合や、ページフォーマットで標準となる用紙より大きなサイズの用紙を使用する場合は、用紙の上下、左右に大きな余白ができることがあります。
IBM5577で印刷するときと同じレイアウトにする必要がなければ、ページフォーマットの印字領域を、ほぼ用紙の有効印字領域いっぱいまで広げて印字することができます。
ページフォーマットの印字領域にしたがって印字するモードを標準領域モードというのに対し、ページフォーマットの印字領域を広げて印字するモードを、「ワイド領域モード」といいます。

ワイド領域モードのページフォーマット

ワイド領域のページフォーマットFmode 3, 4, 6, 7, 8の内容を詳しく説明します。

ワイド領域での1ページの文字数と行数

それぞれのページフォーマットでワイド領域モードにしたときに1ページに印字できる文字数(10cpiのとき)と行数(6 lpiのとき)を、用紙サイズごとに示します。
ページフォーマット(ワイド領域)
A3
B4
A4
B5
A5
はがき
10インチ→A4縦(Fmode 3)
文字数
115
99
80
×
×
×
行数
99
85
69
×
×
×
15インチ→A4横(Fmode 4)
文字数
213
184
148
×
×
×
行数
100
86
69
×
×
×
15インチ→B4縦(Fmode 6)
文字数
160
138
×
×
×
×
行数
77
66
×
×
×
×
B4→A4縦(Fmode 7)
文字数
150
129
104
×
×
×
行数
128
110
89
×
×
×
B4→A4横(Fmode 8)
文字数
215
186
150
×
×
×
行数
89
76
62
×
×
×
「×」印になっているページフォーマットと用紙サイズの組み合わせでは、印字不可能または印字データが欠落する場合があります。
上表の文字数/行数は、上余白、用紙位置微調整、右マージン既定値、印刷幅が初期状態の場合です。
「cpi」は、文字ピッチを表す単位です。1インチあたりの文字数で表します。
10cpiは1インチの幅にANK文字(1バイトコード文字)が10文字印字できることを意味します。
「lpi」は、行ピッチを表す単位です。1インチあたりの行数で表します。
6 lpiは1インチの高さに6行印字できることを意味します。
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