本製品が対応しているコントロールコマンドについて(LIPS V プリンターのみ)
標準対応しているコントロールコマンドについて
LIPS Vプリンターは標準でLIPS、N201エミュレーションコマンド、ESC/Pエミュレーションコマンド、I5577エミュレーションコマンド、HP-GLエミュレーションコマンド、HP-GL/2エミュレーションコマンドに対応しています。
コントロールコマンドとは、プリンターを制御するためのコマンド体系のことで、コンピューターからのデータをプリントするという一連の作業は、すべてコンピューターから送られてくるコントロールコマンドによって指示されています。
LIPS Vプリンターが標準で対応しているコントロールコマンドは、次の6種類です。
LIPSモード
LIPSは、LBP Image Processing Systemの略で、キヤノンが独自に開発したページプリンターをコントロールするためのコマンド体系です。LIPSに対応しているアプリケーションソフト(一太郎、Lotus 1-2-3、桐など)は、このモードでプリントされます。WindowsやMacintoshでは、付属のプリンタードライバーを組み込むと、自動的にLIPSモードでプリントされます。
LIPSには、現在LIPS II、LIPS II+、LIPS III、LIPS IVc、LIPS IVs、LIPS IV、LIPS LXのバージョンがあります。これらのうち本製品では、LIPS II+、LIPS III、LIPS IV、LIPS LXに対応しています。
LIPS Vは、LIPS IV(LIPS II+、LIPS IIIを含む)とLIPS LXから構成されたコマンド体系の総称です。LIPS LXは、最新のOSに最適化されたプリンティングシステムです。印刷処理をコンピューターとプリンターで分散させて行うため、高速なプリント出力が行えます。また、プリンターのメモリー追加を行わない場合でも、高速なプリント出力が可能です。
メモ
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LIPS II+対応アプリケーションソフトを使用する場合、A309G II以前のレーザショットシリーズで行ったプリントとは解像度が異なります。
LIPS IVc対応アプリケーションソフトからもLIPS Vプリンターでプリントすることができますが、解像度の違いにより、プリント結果の見た目は異なります。
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N201エミュレーションモード
日本電気(株)製シリアルプリンター「PC-PR201/80A」の動作をエミュレートする(まねをする)モードです。PC-9800シリーズのコンピューターで、LIPSに対応していないアプリケーションソフトを使用しているときは、このモードでプリントされます。日本電気(株)が提唱する201PLのコマンド体系に準拠しています。
ESC/Pエミュレーションモード
IBM-PC/AT互換機(DOS/Vコンピューター)、AXコンピューターで標準的に使用されているESC/P準拠プリンターの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。これらのコンピューターで、LIPSに対応していないアプリケーションソフトを使用しているときは、このモードでプリントされます。セイコーエプソン(株)が提唱するESC/P-J84のコマンド体系に準拠しています。
I5577エミュレーションモード
IBM5577プリンターの日本語モード(I75モード)と英語モード(Proモード)の動作をエミュレートする(まねをする)モードです。
I5577エミュレーションモードには、日本語モードに対応するI75モードと英語モードに対応するProモードの2種類のコマンドモードがあります。
IBM5577が接続可能なIBM PS/55シリーズ、PS/V、PS/2などのホストコンピューターのシステムに合わせて、日本語のオペレーティングシステム(日本語DOS、OS/2J、DOS/V日本語モードなど)をお使いの場合は日本語モード(I75モード)、英語のオペレーティングシステム(IBM PC-DOS、OS/2、DOS/V英語モードなど)をお使いの場合は英語モード(Proモード)に切り替えます。
HP-GLエミュレーションモード
HP-GL準拠のグラフィックス・プロッターの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。
HP7550Bプロッター、HP7550Bのコマンド体系に準ずるHP7440A、HP7475A、HP7550A、HP7570A、HP7575A、HP7576A、HP7595B、HP7596B、HP7599Aにも対応しています。ただし、HP7550Bがサポートしている機能のみ有効になります。
HP-GL/2エミュレーションモード
HP-GL/2およびHP RTL準拠のグラフィックス・プロッターの動作をエミュレートする(まねをする)モードです。
コントロールコマンドごとの動作モード
LIPS Vプリンターはコンピューターから送られてきたデータのコントロールコマンドを判別して、自動的に次の動作モードに切り替えることができます。
LIPSモード
PSモード
N201エミュレーションモード
ESC/Pエミュレーションモード
I5577エミュレーションモード
HP-GLエミュレーションモード
HP-GL/2エミュレーションモード
ただし、アプリケーションソフトの使用するコントロールコマンドが限定されている場合や、自動切り替えでうまく動作モードが切り替わらないときは次のように、コントロールコマンドと動作モードを対応させます。
本製品が受信したコントロールコマンド
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動作モード
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LIPSのコントロールコマンド
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LIPSモード
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PSのコントロールコマンド
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PSモード
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N201のコントロールコマンド
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N201エミュレーションモード
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ESC/Pのコントロールコマンド
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ESC/Pエミュレーションモード
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IBM5577のコントロールコマンド
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I5577エミュレーションモード
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HP-GLのコントロールコマンド
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HP-GLエミュレーションモード
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HP-GL/2のコントロールコマンド
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HP-GL/2エミュレーションモード
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LIPSプリンターではタッチパネルのメニュー機能を使って
「プリンター動作モード」を切り替えたり、プリントするときの環境を設定したりすることができます。詳しくは、
「ファンクション設定:プリンター」を参照してください。