ワイド領域に印刷する

連続用紙に印字することを想定している印字データを縮小するページフォーマット(Fmode 3、4、6)では、用紙のサイズによって上下、左右に大きな余白ができてしまいます。
連続用紙で印刷するときと同じレイアウトにする必要がなければ、ページフォーマットの印字領域を、ほぼ用紙の有効印字領域いっぱいまで広げて印字することができます。
ページフォーマットの印字領域にしたがって印字するモードを標準領域モードというのに対し、ページフォーマットの印字領域を広げて印字するモードを、「ワイド領域モード」といいます。

ワイド領域モードのページフォーマット

ワイド領域のページフォーマットFmode 3、4、6の内容を詳しく説明します。

ワイド領域での1ページの文字数と行数

それぞれのページフォーマットでワイド領域モードにしたときに1ページに印字できる文字数(10cpiのとき)と行数(6 lpiのとき)を、用紙サイズごとに示します。
ページフォーマット(ワイド領域)
A3
B4
A4
B5
A5
はがき
10インチ→A4縦(Fmode 3)
文字数
116
100
80
×
×
×
行数
98
85
68
×
×
×
15インチ→A4横(Fmode 4)
文字数
242
209
169
×
×
×
行数
99
85
69
×
×
×
15インチ→B4横(Fmode 6)
文字数
161
139
×
×
×
×
行数
77
66
×
×
×
×
「×」印になっているページフォーマットと用紙サイズの組み合わせでは、印字不可能または印字データが欠落する場合があります。
上表の文字数/行数は、上余白、用紙位置微調整、右マージン既定値が初期状態の場合です。
「cpi」は、文字ピッチを表す単位です。1インチあたりの文字数で表します。
10cpiは1インチの幅にANK文字(1バイトコード文字)が10文字印字できることを意味します。
「lpi」は、行ピッチを表す単位です。1インチあたりの行数で表します。
6 lpiは1インチの高さに6行印字できることを意味します。
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