Windows 2000/Server 2003の共有設定

アクセス許可について

「アクセス許可」とは、コンピュータに登録されているユーザーに対して、フォルダーやファイル操作の権限を与えることを言います。アクセス許可には以下の2種類があります。
ネットワークのアクセス許可
ネットワーク経由で共有フォルダーにアクセスするユーザーを制限します。
ローカルのアクセス許可
コンピュータにログオンしたユーザーのフォルダーへのアクセスを制限します。
「ローカルのアクセス許可」は、フォルダーのあるドライブが、NTFSでフォーマットされている場合のみ設定できます。

アクセス制限をしないファイル共有

ここでは、誰でも共有フォルダーにアクセスできるように「Everyone」ユーザーアカウントに「フルコントロール」の権限を与える手順を説明します。
1
共有フォルダーを作成します。
共有フォルダーは、C ドライブの直下など、わかりやすい場所に作成しておくことをおすすめします。
例:C:\share
フォルダー名には半角英数字を使用してください。
ここで作成したフォルダー名は、「ファイルサーバーへの保存設定をする(共有フォルダーへの保存設定)」で必要になります。忘れないようにメモしておくことをおすすめします。
2
作成したフォルダーを右クリックして、[共有]または[共有とセキュリティ]を選択します。
3
次の操作を行います。
(1)
[共有]ぺージを表示します。
(2)
[このフォルダを共有する]を選択します。
(3)
[アクセス許可]をクリックします。
4
ネットワークのアクセス許可を設定します。
(1)
[Everyone]を選択します。
(2)
[許可]の[フルコントロール]にチェックマークを付けます。
(3)
[OK]をクリックします。
本製品でスキャンしたデータをコンピュータ(ファイルサーバー)に保存できるようにするため、ここでは[フルコントロール]にチェックマークを付けてください。
共有フォルダーの[プロパティ]画面に[セキュリティ]タブが表示されている場合
手順5に進みます。
共有フォルダーの[プロパティ]画面に[セキュリティ]タブが表示されていない場合
手順7に進みます。
共有フォルダーを設定したドライブがNTFSでフォーマットされている場合は、ネットワークのアクセス許可に加えて、ローカルのアクセス許可の設定が必要です。
5
[セキュリティ]ページで[追加]ボタンをクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択]ダイアログボックスが表示されます。
6
[ユーザーまたはグループの選択]を設定します。
(1)
「everyone」と入力します。
(2)
[名前の確認]をクリックします。
間違ったオブジェクト名が入力されているときは、[無効な名前](または[名前が見つかりません])ダイアログボックスが表示されます。[キャンセル]をクリックし、入力した内容が間違っていないか確認してください。
(3)
[OK]をクリックします。
7
Windows Server 2003をお使いの場合は、以下の手順でローカルのアクセス許可を設定します。
(1)
[Everyone]を選択します。
(2)
[許可]の[フルコントロール]にチェックマークを付けます。
本製品でスキャンしたデータをコンピュータ(ファイルサーバー)に保存できるようにするため、ここでは[フルコントロール]にチェックマークを付けてください。
8
[OK]をクリックして、[プロパティ]ダイアログボックスを閉じます。
続いて、ゲストアカウントを有効にします。
9
[コンピュータの管理]画面を表示します。
Windows 2000
1.
[スタート]メニューから[設定]→[コントロールパネル]を選択して、[管理ツール]アイコンをダブルクリックします。
2.
[コンピュータの管理]アイコンをダブルクリックします。
Windows Server 2003
1.
[スタート]メニューから[設定]→[コントロールパネル]→[管理ツール]を選択して、[コンピュータの管理]をクリックします。
10
ゲストアカウントのプロパティを表示します。
(1)
[システムツール]→[ローカルユーザーとグループ]を選択して、[ユーザー]フォルダーをクリックします。
(2)
[Guest]をダブルクリックします。
11
[アカウントを無効にする]のチェックマークを外して、[OK]をクリックします。

アクセス制限をするファイル共有

1
共有フォルダーを作成します。
共有フォルダーは、C ドライブの直下など、わかりやすい場所に作成しておくことをおすすめします。
例:C:\share
フォルダー名には半角英数字を使用してください。
ここで作成したフォルダー名は、「ファイルサーバーへの保存設定をする(共有フォルダーへの保存設定)」で必要になります。忘れないようにメモしておくことをおすすめします。
2
作成したフォルダーを右クリックして、[共有]または[共有とセキュリティ]を選択します。
3
次の操作を行います。
(1)
[共有]ぺージを表示します。
(2)
[このフォルダを共有する]を選択します。
(3)
[アクセス許可]をクリックします。
4
[追加]をクリックします。
5
[ユーザーまたはグループの選択]を設定します。
(1)
[ユーザー名]を入力します。
(2)
[名前の確認]をクリックします。
間違ったオブジェクト名が入力されているときは、[無効な名前](または[名前が見つかりません])ダイアログボックスが表示されます。[キャンセル]をクリックし、入力した内容が間違っていないか確認してください。
(3)
[OK]をクリックします。
6
ネットワークのアクセス許可を設定します。
(1)
[グループ名またはユーザー名]からアクセスを許可するユーザーを選択します。
(2)
[許可]の[フルコントロール]にチェックマークを付けます。
(3)
[OK]をクリックします。
本製品でスキャンしたデータをコンピュータ(ファイルサーバー)に保存できるようにするため、ここでは[フルコントロール]にチェックマークを付けてください。
共有フォルダーの[プロパティ]画面に[セキュリティ]タブが表示されている場合
手順7に進みます。
共有フォルダーの[プロパティ]画面に[セキュリティ]タブが表示されていない場合
手順10に進みます。
共有フォルダーを設定したドライブがNTFSでフォーマットされている場合は、ネットワークのアクセス許可に加えて、ローカルのアクセス許可の設定が必要です。
7
[セキュリティ]ページで[追加]ボタンをクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択]ダイアログボックスが表示されます。
8
[ユーザーまたはグループの選択]を設定します。
(1)
[ユーザー名]を入力します。
(2)
[名前の確認]をクリックします。
間違ったオブジェクト名が入力されているときは、[無効な名前](または[名前が見つかりません])ダイアログボックスが表示されます。[キャンセル]をクリックし、入力した内容が間違っていないか確認してください。
(3)
[OK]をクリックします。
9
ローカルのアクセス許可を設定します。
(1)
アクセスを許可するユーザーを選択します。
(2)
[許可]の[フルコントロール]にチェックマークを付けます。
10
[OK]をクリックして、[プロパティ]ダイアログボックスを閉じます。
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