お読みください(プロトコル設定)

IPアドレスを設定する場合(IPv4)

メモ
プリンタードライバーをインストールしたあとにIPアドレスを変更したとき
MFNPポートを使用している場合、プリンターとコンピューターが同一サブネットにあるときは、新しいIPアドレスを自動的に検出することができるため、ポートの変更は不要です。
Standard TCP/IPポートを使用している場合は、プリンタードライバーで使用するポートを変更する必要があります。
使用しているポートがどちらなのかがわからないときは、「Windowsの基本操作/個別情報」を参照してください。
DHCP、BOOTP、RARPを使用するとき
DHCP、BOOTP、RARPはいずれか 1 つのみ選択することができます。
プリンターの再起動後は、DHCP、BOOTP、RARPから取得した値が表示されます。
(あらかじめ設定してあった場合、DHCP、BOOTP、RARPで取得できた項目については上書きされます。)
DHCP、BOOTP、RARPを使用可能かどうかのチェックは 2 分程度かかりますので、使用しない場合は[プロトコル選択]を[OFF]に設定しておくことをおすすめします。
DHCPを使用するとき
Standard TCP/IPポートを使用している場合は、プリンターの電源を入れなおすと、印刷できなくなることがあります。これは、今まで使用していたIPアドレスとは異なるIPアドレスが割り当てられたためです。
DHCPを使用するときは、MFNPポートを使用する( 「ポートを設定/変更する」)か、ネットワーク管理者にお問い合わせの上、次のいずれかの設定を行ってください。
DNS動的更新機能の設定をする
プリンターの起動時に常に同じIPアドレスを割り当てるように設定する
DHCP、BOOTP、RARPで取得されたIPアドレス
[Auto IP]が[ON]の場合でも、優先して設定されます。

IPアドレスを設定する場合(IPv6)

重要
IPv6について
IPv4を使用せずに、IPv6だけを使用することはできません。
IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)による暗号化はサポートしていません。
メモ
プリンタードライバーをインストールしたあとにIPアドレスを変更したとき
プリンタードライバーで使用するポートを設定しなおしてください。
IPv6アドレスについて
本プリンターは、次のIPv6アドレスを最大で 9 個まで持つことができます。(手動で登録できるのは 1 個のみです。)IPv6通信では、複数のIPv6アドレスを同時に使用できます。
種類
登録できる数
概要
リンクローカルアドレス
1 個
リンクローカルアドレスは、特定のプレフィックス(所属するネットワークを示す情報)「fe80::」と、プリンターのMACアドレスから生成したインターフェイス識別子から自動的に設定されます。
同一プレフィックス内のみ有効なため、ルーターを越えることはできません。本プリンターでは、IPv6を使用している場合、常に 1 個のリンクローカルアドレスが設定されています。
手動アドレス
0 ~ 1 個
手動で入力する固定のアドレスです。手動でIPアドレスを設定する場合、プレフィックス長およびデフォルトルーターアドレスの指定ができます。
ステートレスアドレス
0 ~ 6 個
ステートレスアドレスは、ルーターから通知されるRA(Router Advertisement)に含まれるプレフィックス(所属するネットワークを示す情報)とプリンターのMACアドレスを使用して自動的に設定されます。
ステートフルアドレス
0 ~ 1 個
ステートフルアドレスは、DHCPv6を使用して、DHCPサーバーから取得することができます。
ステートレスアドレスについて
プリンターを再起動したとき(電源を入れたとき)に破棄されます。

DNSを設定する場合

重要
DNSの動的更新とは
デバイスのIPアドレスとホスト名、ドメイン名に指定した名前を自動的にDNSサーバーに登録する機能です。
この機能は、ダイナミックDNSサーバーがある環境で使用することができます。
DNSの動的更新機能を使用するとき
DNSサーバーのIPアドレスとホスト名、ドメイン名の設定が必要です。
DNSを使用するときのポートの設定方法
Windowsの基本操作/個別情報」を参照するか、ネットワーク管理者にお問い合わせください。

WINSを設定する場合

重要
WINSとは
WINS(Windows Internet Name Service)は、NetBIOS名(コンピューター名やプリンター名)と、IPアドレスを対応させるサービスです。WINSを使用するには、WINSサーバーが必要です。
メモ
DHCPによるIPアドレス設定を使用する場合
DHCPサーバーからWINSサーバーのIPアドレスを取得したときは、DHCPサーバーから取得したIPアドレスが上書きされます。
IPv6環境では使用できません
IPv4環境でご使用ください。

マルチキャスト探索を設定する場合

メモ
マルチキャスト探索とは
サービスロケーションプロトコル(SLP)によって特定のデバイスを探索する機能です。
マルチキャスト探索を利用すると、ユーティリティーソフトウェアからサービスロケーションプロトコル(SLP)を使用して、[スコープ名]が一致するデバイスのみを探索することができます。
0F3Y-05K