LIPSの制御命令によるユーザーページの登録

LIPSの制御命令で作成されたフォームデータを送り、ユーザーページの登録を行います。
JIS
ESC | ' <総バイト数(2バイト)>[ユーザーページ番号(1バイト)]
16進数
1Bh 7Ch 27h 00h 01h[ユーザーページ番号(1バイト)]
<総バイト数(2バイト)>=0バイト(00h 01h)
[ユーザーページ番号(1バイト)]
フォームデータを登録するユーザーページを指定します。
設定内容
0
ユーザーページ1にフォームを登録します。
1
ユーザーページ2にフォームを登録します。
本制御命令を受信すると、ユーザーページの登録が開始され、はじめに送られてくる転送命令(ESC K)以降をLIPSの制御命令または文字データとして解釈し、フォームを登録します。メニューの設定値「HEX/LIPS機能」が「無効」の場合には、本命令は無視されます。転送命令の書式は次のとおりです。
<データ数(2バイト)>には、フォームデータの総バイト数(01h 00h~FFh 7Fh)を設定します。ただし、データ数の指定は、第1バイト+第2バイトx256となります。
LIPSの制御命令でフォームデータを登録している間は、LIPS以外の制御命令は無効になります。
本制御命令を受信するとパラメータリセット処理が行われ、印字データがある場合はそのページを印字して排紙したあと、ページ登録を開始します。
ユーザーページの印字方向(ポートレイト/ランドスケープ)および用紙サイズは、本エミュレーションモードの設定(ページフォーマットおよび用紙サイズの設定)にしたがいます。
なお、LIPSの制御命令は、メニューの「LIPSフォーム」で「LIPS2」または「LIPS4」から選択できます。
LIPSの制御命令によるページ登録中は、VDMモード以外で制御命令としてESC :が送られると、指定バイト数のLIPSの制御命令が送られていなくてもフォーム登録を終了します。VDMモード中のハードリセット命令やソフトリセット命令でもフォーム登録は終了します。
また、登録中はLIPSの自動改ページモードはOFFになり、垂直方向の移動命令による自動改ページは行われません。
なお、次の制御命令およびデータは無視または無効になります。
改ページ命令FF
ハード・リセット命令ESC c
エミュレーション・モード開始命令ESC % 1
コメント表示命令1/2/3
ESC p y ESC \、 ESC p 0 y ESC \、ESC [ & y
給紙モード設定命令ESC [ q
オーバーレイ印字開始/終了命令ESC [ & w
文字セット削除命令ESC [ & p
1文字登録命令バイナリ/ヘキサESC [ . q、ESC [ / q
文字セット登録命令バイナリ/ヘキサESC [ . p、ESC [ / p
また、メニューのその他グループの「LIPSフォーム」の設定が「LIPS2」の場合、次のLIPSの制御命令は転送命令以降は無効になります。また、「LIPSフォーム」の設定が「LIPS4」の場合、次の制御命令は転送命令以降に「オーバーレイ・ページ登録開始ESC [ 1 & s」を受信すると無効になります。
ソフト・リセット命令ESC <
オーバーレイ・ページ登録開始ESC [ 1 & s
ページ・フォーマット選択命令ESC [ p
ジョブ開始終了命令ESC P J
なお、「LIPSフォーム」の設定が「LIPS4」の場合は、転送命令以降で「オーバーレイ・ページ登録開始[ESC 1 & s」を送らないと登録が開始されません。
また、「LIPSフォーム」の設定に関係なく、「オーバーレイ・ページ登録終了[ESC 0 & s」を受信するとLIPSのページ登録を終了します。
「LIPS4」のオーバーレイ・ページ登録開始[ESC 1 & sで登録するページ番号は、本命令で登録するページ番号と同じでなければなりません。
メニューのその他のグループの「登録レベル」の設定が「永久」の場合、ジョブが終了しても登録ページは保持されます。
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