原稿をスキャンしてコンピューターに送信する

紙文書をPDF化することで、コンピューターの共有フォルダーへ送信できます。

紙文書をPDF化するメリット

省スペース化
文書内テキストの検索性の向上
パスワードによるセキュリティー

必要な条件

メモ
送信機能が使用できる
本体から共有フォルダーのあるコンピューターにネットワーク経由で接続できる
ここでは、本体とSMBプロトコルで接続されたWindowsのドライブ上に共有フォルダー(「PDF-Scan」フォルダー)を作成して、両面印刷された原稿をPDF化して送信します。
次の手順で行います。

共有フォルダーの作成

宛先の登録

本体上での送信

共有フォルダーの作成

1.
次の手順でコンピューター名を確認
Windows XPの場合:
Windows Vistaの場合:
Windows XPの場合:
[マイコンピュータ]を右クリック→[管理]→[コンピュータの管理(ローカル)]を右クリック
[プロパティ]をクリック→[コンピュータ名]ページでコンピューター名を確認
Windows Vistaの場合:
(スタート)→[コンピュータ]を右クリック
[プロパティ]をクリック→コンピューター名を確認
2.
デスクトップ上で右クリック→[新規作成]→[フォルダ]を選択
3.
フォルダーの名称を「PDF-Scan」に設定
4.
次の手順で「PDF-Scan」フォルダーにアクセス許可を設定
Windows XPの場合:
Windows Vistaの場合:
Windows XPの場合:
「PDF-Scan」フォルダーを右クリック
[プロパティ]を選択
[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[共有]ページの[このフォルダを共有する]→[アクセス許可]をクリック
[PDF-Scanのアクセス許可]ダイアログボックスが表示されます。
Windows Vistaの場合:
「PDF-Scan」フォルダーを右クリック
[プロパティ]を選択
[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[共有]ページで[詳細な共有]をクリック→[このフォルダを共有する]にチェックマークを付ける
[アクセス許可]をクリック
[PDF-Scanのアクセス許可]ダイアログボックスが表示されます。
5.
[PDF-Scanのアクセス許可]ダイアログボックスで[Everyone]を選択→[アクセス許可]の[変更]にチェックマークを付ける
6.
次の手順で[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスの[セキュリティ]ページの設定を追加
Windows XPの場合:
Windows Vistaの場合:
Windows XPの場合:
[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスの[セキュリティ]ページで[追加]をクリック
Windows Vistaの場合:
[PDF-Scanのプロパティ]ダイアログボックスの[セキュリティ]ページで[編集]→[追加]をクリック
7.
「Everyone」を入力→[OK]をクリック
8.
次の手順で「PDF-Scan」フォルダーの[セキュリティ]ページの設定を変更
Windows XPの場合:
Windows Vistaの場合:
Windows XPの場合:
[Everyone]を選択→[アクセス許可]の[変更]にチェックマークを付ける→[OK]をクリック
Windows Vistaの場合:
[Everyone]を選択→[編集]をクリック
[アクセス許可]の[変更]にチェックマークを付ける→[OK]→[OK]をクリック
これでデータを送信する共有フォルダーの作成が終了しました。
メモ
Windows XPの場合は、共有フォルダーは、として表示されます。Windows Vistaの場合は、共有フォルダーは、として表示されます。

宛先の登録

9.
[スキャンして送信]を押す
メモ
メインメニュー画面が表示されていない場合は、(メインメニュー)を押してください。
10.
[アドレス帳]→[その他の操作]を押す
11.
[登録/編集]を選択
12.
[新規宛先の登録]を押す
13.
[ファイル]を選択
14.
次の手順で新しいファイルの名称を入力
[名称]を押す
名称を入力→[次へ]を押す
名称のフリガナを入力→[OK]を押す
[次へ]を押す
15.
各項目を設定
[プロトコル]:
「Windows(SMB)」を選択します。
[ホスト名]:
手順1で確認したコンピューター名を入力します。[ホスト検索]を押して保存先コンピューターを検索することもできます。
[フォルダーへのパス]:
保存先コンピューターの保存先フォルダーを指定します。[参照]を押して、保存先コンピューターのフォルダーを指定することもできます。
[ユーザー名]:
送信者のユーザー名(コンピューターにログインする際の名称)を入力します。
[パスワード]:
ユーザー名に対応するパスワードを入力します。
16.
[OK]を押す

本体上での送信

17.
原稿をセット
18.
[スキャンして送信]を押す
メモ
メインメニュー画面が表示されていない場合は、(メインメニュー)を押してください。
19.
[アドレス帳]を選択→登録した宛先を選択→[OK]を押す
20.
[ファイル形式]→[PDF]を選択→[詳細設定]を押す
[詳細設定]が表示されないときは、ファイル形式の画面で[OCR(文字認識)]を押したあと[OK]を押します。
21.
[OCR(文字認識)]を選択→[OK]→[OK]を押す
22.
[その他の機能]→[両面原稿]を押す
複数の異なるサイズの原稿を読み込む場合は、[原稿サイズ混載]を押します。A3とA4、B4とB5などタテ方向の長さが同じでヨコ方向の長さが異なるサイズ(同じ幅)の原稿や、A3とB4、A4とB5などひとまわり違うサイズ(違う幅)の原稿を一度に読み込みます。原稿サイズごとに分けて送信する必要がないため、送信時間を短縮できます。
23.
原稿の開きかたを設定→[OK]を押す
24.
(スタート)を押す
原稿がサーチャブルPDF化されて送信され、共有フォルダーに保存されます。

参考情報

サーチャブルPDF

テキストとして認識可能な部分からOCR(光学文字認識)処理により抽出されたテキストデータを元のPDFに透明なデータとして貼り付け、テキスト検索可能なPDF(サーチャブルPDF)を作成します。サーチャブルPDFであれば、PDFの中から必要な情報を瞬時に検索できます。

PDFのセキュリティー

PDFにパスワードを設定できます。パスワードを設定されたPDFは、正しいパスワードを入力しない限り、開いたり印刷や変更をしたりすることができません。閲覧できる人を限定したい場合などには、パスワードを設定して送信することをお勧めします。

デフォルト設定の変更

一度設定した送信機能をデフォルト設定として登録することで、再度設定しなおさずに送信できます。詳しくは、「各ファンクション画面の設定」を参照してください。

リモートUI上での操作

タッチパネルディスプレーだけではなく、リモートUI上でも宛先を登録できます。

Windows XPへSMB送信できない場合の確認

Windows XPへSMB送信できない場合は、次の操作を行ってください。
ファイアウォール:
[マイネットワーク]を右クリック→[プロパティ]を選択
[ローカルエリア接続のプロパティ]を右クリック→[プロパティ]を選択
[詳細設定]ページで[設定]→[全般]ページで[無効]を選択
[適用]を押す
簡易ファイル共有設定:
共有フォルダーを右クリック→[プロパティ]を選択
[共有]ページで[ネットワークユーザーによるファイルの変更を許可する]にチェックマークを付ける→[適用]を押す
共有フォルダーの属性:
共有フォルダーを右クリック→[プロパティ]を選択
[全般]ページで[読み取り専用]のチェックマークを外す→[適用]を押す
共有フォルダーのアクセス権([共有]ページ):
共有フォルダーを右クリック→[プロパティ]を選択
[共有]ページで[アクセス許可]→[変更]の許可にチェックマークを付ける→[適用]を押す
共有フォルダーのアクセス権([セキュリティ]ページ):
共有フォルダーを右クリック→[プロパティ]を選択
[セキュリティ]ページで[変更]の許可にチェックマークを付ける→[適用]を押す
セキュリティーポリシー:
[スタート]→[コントロールパネル]→[管理ツール]を選択
[ローカルセキュリティポリシー]→[ローカルセキュリティ]→[セキュリティオプション]を押す
[Microsoftネットワークサーバー:常に通信にデジタル署名を行う]を押す→[無効]を選択
[適用]を押す→Windowsを再起動