転送条件に一致しない場合の転送先を登録する

転送設定が登録されていない場合、または設定したすべての転送条件に一致しなかった場合の転送先を指定します。
imageRUNNER ADVANCE C2030/C2020をお使いの場合、この機能を使用するために必要なオプションについては、「各機能に必要なオプション」を参照してください。
1.
(設定/登録)を押す
2.
[ファンクション設定]→[受信/転送]→[共通設定]を押す
3.
[転送設定]→[その他の操作]を押す
4.
[条件なし転送の登録]→<受信手段>ドロップダウンリストを押す→受信手段を選択
FAXボードを装着していない場合は、この操作は必要ありません。ただし、オプションの装着状況とモデムダイヤルイン設定により、次のように回線を選択できます。
スーパーG3FAXボードを装着して[モデムダイヤルイン設定]で[回線1]を「ON」にしている場合:
回線共通、回線1、回線2
スーパーG3FAXボード装着+G3回線増設キット(2回線)追加時:
回線共通、回線1、回線2、回線3([モデムダイヤルイン設定]で[回線1]を「ON」にしている場合)、
回線4([モデムダイヤルイン設定]で[回線2]を「ON」にしている場合)
モデムダイヤルイン設定については、「モデムダイヤルインを有効にする」を参照してください。
5.
[転送先]を押す→次の項目を選択
選択する項目
[アドレス帳]:
ほかの機器に転送(中継)する場合に選択します。
[ファクスボックス]:
ファクスボックスに受信(親展)する場合に選択します。
メモ
<受信手段>で[Iファクス]を選択した場合は、WebDAVサーバーを転送先として選択することはできません。また、WebDAVサーバーを含むグループ宛先を指定した場合、WebDAVサーバーには転送されません。
[アドレス帳]を選択した場合:
[ファクスボックス]を選択した場合:
[アドレス帳]を選択した場合:
転送先を選択→[OK]を押す
アクセス番号を設定している宛先を選択する場合は、[アクセス番号]を押してアクセス番号を入力します。(→Eメールアドレスを登録するファクス番号を登録する
宛先種別指定ドロップダウンリストを使うと、リストに表示される宛先の種類を限定できます。
宛先表指定ドロップダウンリストを使うと、宛先表(宛先表1~10、ワンタッチ)ごとに表示できます。宛先表はアドレス帳をグループ分けしたものです。
ベーシックスキャンソリューション機能拡張キットを装着している場合は、Eメール、Iファクス、ファイルサーバーの宛先やグループ宛先を転送先として選択できます。
メモ
指定した宛先を取り消す場合は、もう一度宛先を選択してチェックマークを解除します。
宛先を選択して[詳細情報]を押すと、宛先に関する詳細情報が表示されます。
宛先はあらかじめアドレス帳に登録しておく必要があります。(→宛先の登録)
[アクセス番号]は[宛先設定](設定/登録)で、アドレス帳の[アクセス番号管理]を「ON」に設定している場合に表示されます。(→アドレス帳をアクセス番号で管理する)
転送先にファクスを選択した場合、宛先に登録されているFコードとパスワードは無効となります。
宛先は複数選択できません。
FAXボードを装着しているかリモートFAX送信キットを有効にしている場合は、ファクスの宛先やグループ宛先を転送先として選択できます。
[ファクスボックス]を選択した場合:
転送先ボックスを選択→[OK]を押す
転送先ボックスのURLをEメールで通知する場合は、[URL送信]を押します。
URLを通知するEメールの本文には、「ファクスボックス格納通知」と表示されます。
重要
受信トレイに保存可能な上限を超えると、受信トレイに転送できません。上限は次のとおりです。
<保存されている文書件数または画像ページ数>
お使いの製品名称
ファクス受信時
Iファクス受信時
imageRUNNER ADVANCE C2030F/C2020F、imageRUNNER ADVANCE C2030/C2020(オプションHDD(2.5inch/80GB)装着時)
1500件
または
約6000ページ
1500件
または
約6000ページ
imageRUNNER ADVANCE C2030/C2020
1500件
または
約6000ページ
1400件
または
約5000ページ
メモリー領域の使用状況によっては記載値に満たない場合があります。
メモ
URLを通知する場合は、あらかじめEメールアドレスをファクスボックスごとに登録しておく必要があります。Eメールアドレスの登録のしかたは、「Eメール/Iファクス共通の通信設定をする」を参照してください。
ファクスボックスは複数選択できません。
6.
[ファイル名]を押す
ファクスボックスを転送先として選択している場合は、手順13に進みます。
7.
ファイル名を入力→[OK]を押す
8.
<受信ファイルの保存/プリント>ドロップダウンリストを押す→項目を選択
受信ファイルをシステムボックスに保存またはシステムボックスからプリントする場合は[ON]を押します。
メモ
[ON]を選択した場合に、メモリー受信の設定が「ON」のときは、受信ファイルはシステムボックスに保存されます。メモリー受信の設定が「OFF」のときは、受信ファイルはプリントされます。(→受信トレイを設定する)
9.
[転送終了通知]を押す
10.
転送終了通知を送る宛先を選択→[OK]を押す
アクセス番号を設定している宛先を選択する場合は、[アクセス番号]を押してアクセス番号を入力します。(→Eメールアドレスを登録するファクス番号を登録する
宛先表指定ドロップダウンリストを使うと、宛先表(宛先表1~10、ワンタッチ)ごとに表示できます。宛先表はアドレス帳をグループ分けしたものです。
メモ
指定した宛先を取り消す場合は、もう一度宛先を選択してチェックマークを解除します。
宛先を選択して[詳細情報]を押すと、宛先に関する詳細情報が表示されます。
宛先はあらかじめアドレス帳に登録しておく必要があります。(→宛先の登録)
[アクセス番号]は[宛先設定](設定/登録)で[アドレス帳のアクセス番号管理]を「ON」に設定している場合に表示されます。(→アドレス帳をアクセス番号で管理する)
宛先は複数選択できません。
11.
転送終了通知の種類を設定
エラー時のみ通知する場合は[エラー時のみ通知]を押して、設定を「ON」にします。
すべての転送完了時に通知する場合は、[エラー時のみ通知]を押さずに、設定を「OFF」にします。
12.
ファイル形式を押す→転送する画像のファイル形式を選択→[OK]を押す
次の場合は、この操作は必要ありません。
ファクスを転送先として選択している場合
ファクスボックスを転送先として選択している場合
Iファクスを転送先として選択している場合
ファイル形式は、次の形式から選択できます。
[TIFF]:
TIFF形式で送信されます。
[PDF]:
PDF形式で送信されます。さらに、[OCR(文字認識)]、[Reader Extensions]、[電子署名をつける]を選択できます。電子署名をつける場合は、[機器署名]と[タイムスタンプ]を選択できます。
[XPS]:
XPS形式で送信されます。さらに、[OCR(文字認識)]、[機器署名]を選択できます。
複数の画像をページごとに分割して、別べつのファイルとして送信する場合は、[ページごとに分割]を「ON」に、複数の画像をページごとに分割しないで、1つのファイルとして送信する場合は、「OFF」に設定します。
<受信手段>で「Iファクス」を設定している場合のファイル形式は、次の形式から選択できます。
メモ
TIFFを見るには、TIFFに対応しているアプリケーション(Windowsの場合はイメージングなど)が必要です。
PDFの閲覧にはAdobe Reader/Adobe Acrobatなどが必要です。
XPSの閲覧には、XPS Document Viewerなどが必要です。
ファイル形式の詳細については、用語集の「ファイル形式(TIFF、PDF、JPEG、XPS)」を参照してください。
13.
[OK]→[閉じる]を押す

重要
受信したファクスで、相手機から指定されたFコードやパスワードが、転送設定で登録した転送条件に一致しない場合は、「条件なし転送の登録」で登録した転送先には転送されず、受信拒否されます。
メモ
転送先は、受信手段ごとに1件ずつ登録できます。