印字調整

トナー濃度


シアン(C)
-8~0~+8
マゼンタ(M)
-8~0~+8
イエロー(Y)
-8~0~+8
ブラック(Bk)
-8~0~+8

* 本項目は、「トナー節約」を[しない]に設定した場合にのみ表示されます。
プリントするときのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの印字濃度を調整します。目盛りの中央が工場出荷時の値(0)です。[こく]を押すと目盛りが右に移動して、印字濃度が濃くなります。[うすく]を押すと目盛りが左に移動して、印字濃度が薄くなります。

トナー節約


する、しない

トナーを節約してプリントするモードを使用するかどうかを設定します。

階調


標準、高階調1、高階調2

[標準]:
出力階調を2階調(1bit/pixel)で表現します
[高階調1]:
出力階調を4階調(2bit/pixel)で表現します。
[高階調2]:
出力階調を16階調(4bit/pixel)で表現します。
デフォルト設定値について
「解像度」の設定値(ファイン、スーパーファイン)によって階調処理の初期値が自動で切り替わります。
「解像度」が[ファイン]に設定されているときは「高階調1」に切り替わります。

メモ
解像度が「ファイン」に設定されているときは次の制限があります。
階調処理の設定は、[高階調1]と[高階調2]が選択できます。
プリントデーターの「解像度」が[ファイン]かつ「階調処理」が[パネル優先]の場合に[標準]が設定されてるときは、自動的に[高階調1]の設定になります。
解像度が「スーパーファイン」に設定されているときは次の制限があります。
階調処理の設定は、[標準]のみ選択できます。
プリントデーターの解像度が「スーパーファイン」かつ階調処理が「パネル優先」の場合に「高解像度1(2bit)」または「高解像度2(4bit)が選ばれている場合は、自動的に「標準(1bit)」になります。
[中間調選択]の設定が[誤差拡散(ファイン時のみ有効)]に設定されている場合は、本項目の設定は無効になります。

解像度


スーパーファイン、ファイン

プリントするときの解像度を設定します。
解像度は1インチあたりのドット数を示すdpi(dotperinch)という単位で表されます。この数値が大きいほど解像度が高く、より細部まで表現することができます。

[スーパーファイン]

1200dpiの解像度でプリントされます。文字や図形の輪郭をきめ細かく再現できます。特に細線や小さい文字が多く含まれるデータをプリントするのに適したモードです。

[ファイン]

600dpiの解像度でプリントされます。一般的な文書や表をプリントする場合に適したモードです。
重要
仕様設定の[解像度]を[スーパーファイン]に設定している場合、回転ソート、本機でのLTR/LGLの用紙混載、A4とLTRの短辺2ケ所スティプルを設定できません。

特殊スムージングモード


モード1、モード2、モード3、モード4、モード5、モード6

特殊スムージング処理を行う設定をします。特殊スムージング処理を行うと、副走査方向の色ずれを補正して、濃い色の文字、線、図形、イメージ(写真画像)、グラデーションをなめらかに印刷します。
[モード1]:
濃い色の文字、ライン、図形のエッジをなめらかに印刷します。通常は[モード1]に設定して印刷してください。
[モード2]:
図形のエッジだけではなく、図形内部のハーフトーンもなめらかに印刷します。
[モード1]に設定して印刷したとき、濃い色の大きい文字や太い線の内部のハーフトーンがずれてなめらかに印刷されない場合、[モード2]を設定してください。
[モード3]
ハーフトーン背景の上の、濃い色の文字や線を滑らかに印刷します。
[モード1]に設定して印刷したとき、濃い色の大きい文字や太い線の内部のハーフトーンがずれたり、薄い色の文字や線のエッジに段差が生じて、なめらかに印刷されない場合、[モード3]を設定してください。
[モード4]:
さまざまなオブジェクトのエッジをなめらかに印刷します。
[モード1]に設定して印刷したときに、薄い色の大きい文字や太い線のエッジに段差が生じてなめらかに印刷されない場合、[モード4]を設定してください。
[モード5]:
イメージやハーフトーンオブジェクトをムラなく印刷します。
[モード1]に設定して印刷したときに、イメージや図形、グラデーションに帯状のムラが出たり、網掛けパターンが均一に印刷されない場合、[モード5]を設定してください。
[モード6]:
オブジェクト全般をなめらかに印刷します。[モード1]に設定して印刷したときに、画像全般のハーフトーンがずれて段差が生じる場合、[モード6]を設定してください。

メモ
[解像度]を[スーパーファイン]に設定している場合、
[モード1]~[モード4]の設定は無効となり、[モード5]と同様の処理を行います。 [中間調]で「誤差拡散」に設定している場合、[モード1]~[モード4]の設定は無効となり、[モード6]と同様の処理を行います。

トナー印字量補正


標準、階調優先、テキスト優先

本項目はトナー印字量がテキスト・線または、それ以外のデータのデバイス内制限値を超えた場合、トナー印字量を制限値に収まるように補正します。通常は[標準]に設定しておきます。

[標準]

テキスト・線に対しては解像度を保つようなトナー印字量でデータをプリントし、それ以外のデータに対しては色みを保つようなトナー印字量でデータがプリントされます。

[階調優先]

すべてのデータに対して色みを保つようなトナー印字量でデータがプリントされます。

[テキスト優先]

すべてのデータに対して解像度を保つようなトナー印字量でデータがプリントされます。

ライン処理


解像度優先、階調優先

線に対する画像処理を設定します。通常は[解像度優先]に設定しておきます。

[解像度優先]

線に対してテキストと同様の解像度を保つような画像処理が行われます。

[階調優先]

線に対してグラフィックスと同様の色みや階調を保つような画像処理が行われます。

メモ
プリントするデータによっては、「トナー節約」が「する」に設定されていても、トナー節約は適用されない場合があります。
「トナー節約」を[する]に設定すると、トナーは節約できますが、プリント結果が薄くなり、細い線や濃度の薄いプリントが不鮮明になることがあります。
「解像度」はLIPSLXおよびダイレクトプリントモードのジョブに対してのみ適用されます。
LIPS4モードの場合、[解像度」の[スーパーファイン]は適用されません。
長尺用紙にプリントする場合は、「解像度」を[ファイン]に設定してプリントしてください。[スーパーファイン]に設定した場合、処理に必要なメモリーが不足するためプリントすることができません。
デバイス内制限値は変更できません。
「トナー印字量補正」はPSおよびPDFダイレクトモードのジョブに対してのみ適用されます。
「トナー印字量補正」を[階調優先]に設定すると、テキストや線がにじむ場合があります。
「トナー印字量補正」を[テキスト優先]に設定すると、色みが合わない場合があります。
「ライン処理」はLIPSLX、PSおよびPDFダイレクトモードのジョブに対してのみ適用されます。