連続用紙(10×11インチ)をA4縦に印刷する【10インチ→A4縦:Fmode 3】

ESC/Pプリンターに10×11インチの連続用紙をセットして印字するときのデータを、縮小してA4サイズのカット紙(またはA4サイズ以上の用紙)にポートレイト(縦置きと同じ印字結果になる)で印字します。
印字データは、A4サイズのほぼ中央にレイアウトされます。

縮小率

ESC/Pプリンターに10×11インチの連続用紙をセットしたときの印字範囲(横方向8インチ、縦方向11インチ)を、横方向、縦方向ともに292/300倍に縮小します。

用紙サイズ

標準ではA4サイズを使用しますが、A3、B4サイズでも印字できます。
ただし、B4サイズの用紙を使用しても、A4サイズのときと同じ縮小率で印字され、用紙のほぼ中央にレイアウトされます。
A3用紙の場合、印字開始位置がB4と同じであるため、やや左上にレイアウトされます。
A4サイズより小さい用紙を使用した場合の印字結果は保証しません。

文字の印字

ANK文字および漢字を10ポイントの文字フォントで、文字ピッチをつめて印字します。
ただし、メニューの「漢字サイズ」によって漢字サイズが指定された場合は、そのサイズの漢字フォントになります(ANK文字は10ポイントのままです)。

イメージの印字

ESC/Pプリンターの解像度とiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズの解像度の違いにより、ドットを拡大して印字します。

印字領域

第1文字目の印字位置
第1文字目の印字位置は、A4サイズ(標準)では縮小率の関係でiRシリーズ/imagePRESSシリーズ/imageRUNNER ADVANCEシリーズの通常の有効印字領域の左上端より、少し内側になります。
B4サイズの場合は、用紙のほぼ中央にレイアウトされるため、大きな余白ができます。
A3サイズの場合も、印字開始位置がB4と同じであるため、大きな余白ができます。
印字データの折り返し位置
用紙サイズに関係なく印字領域の左端から13.6インチの位置で行が折り返されます。
ただし、実際にセットした用紙の有効印字領域の幅が13.6インチより狭い場合は、有効印字領域内の印字データだけが印字され、有効印字領域の右端を越えたデータは印字されません。
「右マージンの位置を設定する(右マージン既定値)」
ページ長
メニューの「連続用紙長」の「設定方法」が[システム](初期状態)に設定されているときは、現在の用紙サイズにしたがったページ長に決まります。このときのボトム位置は初期状態の印字開始位置から11インチ(1インチあたり6行のときに66行)になります。実際の用紙上では約10.7インチです。
「連続用紙長」の「設定方法」で[任意設定]を設定したときは、「連続用紙長」の「任意設定値」で設定されたページ長になります。ただし、11インチを越える設定を行ったときは、印字データが有効印字領域の下端を越えた場合に改ページ動作を行い、次のページにまたがって印字されます。
「連続用紙のページ長を設定する(連続用紙長)」