VFUのセット開始

VFU(Vertical Format Unit)の設定を開始します。
JIS
GS
16進数
1Dh
VFUは、TOF行から次のTOF行までの6 lpi(1/6インチ改行)の行データで構成され、6つのチャネルを使ってページ長、垂直タブ、ボトム領域を設定して、用紙送りを制御する機能です。VFUを使うと、表などの作成を容易に行えます。
本命令によりVFUの設定が開始され、設定終了 RS コードまでのデータがVFUデータとなります。
ページ長、垂直タブ、ボトム領域の設定のしかたは次のとおりです。
ページ長
ページ長(1ページの用紙の長さで「用紙長」ともいいます)は、1ページのTOF行(先頭行)から次のページのTOF行の前行までになります。したがって、VFUデータの第1行目および最終行+1行をTOF行に指定します。TOF行の指定はチャネル1のビットを『1』に、チャネル2~6を『0』に設定します。
垂直タブ位置
印字位置を垂直方向に移動するタブを設定します。垂直タブは2行目から最終行までの間に任意の行に対して設定できます。垂直タブは、設定を行う行のチャネル2~6を使って5つまで設定でき、実行時にチャネルを指定して目的にあったタブ位置に移動できます。
ボトム領域
ページの最後の印字しない領域を設定します。
この設定は最終行の位置で決まり、それ以降次のTOF行までの範囲がボトム領域になります。最終行は1ページに1行しか存在しません。ボトム位置はチャネル1と2のビットをともに『1』にして設定します。
VFUデータは2バイトで1行分になります。
2バイトのうち、第1バイトのビット1~6がそれぞれチャネル1~6に対応します。ビット7は、つねに『1』で、ビット8(最上位ビット)および第2バイトの各ビットは『0/1』のどちらでもかまいません。
VFU書式は、次のようになります。
ページ長が13行(6LPI)、垂直タブがチャネル2、3に2箇所、チャネル5に1箇所、ボトム領域が4行という設定を行うデータは次のようになります。