そのほかの制御命令

そのほか、次の2種類の制御命令があります。

右マージンの設定

右マージンの位置を設定します。
JIS
ESC ? M <文字数(3バイト)>
16進数
1Bh 3Fh 4Dh <文字数(3バイト)>
<文字数(3バイト)>
右マージンの位置を指定します。
単位:
1バイトコードの現在の文字ピッチ(ドット数)×<文字数>
範囲:
001~999
ただし、3874ドット(160DPI)以下で設定します。
右マージン位置は、1バイトコード文字(ANK文字)の現在の文字ピッチに、ここで指定する〈文字数〉を乗じて求められるドット位置になります。
本制御命令で設定した右マージンの位置は、ページフォーマット(Fmode)、印字領域モード(標準/ワイド)、用紙位置(左端/中央)、印字幅などによって変わることはありません。
右マージン位置を左マージン位置または、それより左に設定すると左マージン位置が第1文字目に初期化されます。
プロポーショナルモード時は、パイカモード時と同じ文字ピッチとします。

ヘキサ形式データの設定

本制御命令以降に送られる指定バイト数のデータを、ヘキサ形式のデータとして取り扱います。
JIS
@ @ C ? <バイト数(4バイト)> (ヘキサデータ)
16進数
40h 40h 43h 3Fh <バイト数(4バイト)> (ヘキサデータ)
<バイト数(4バイト)>
ヘキサ形式データの総バイト数を指定します。
範囲:
0001~9999
ただし、バイト数は、ヘキサ形式のデータに変換する前のバイナリ形式のデータで計算します(ヘキサ形式のデータはこの値の2倍になります)。
ヘキサ形式データの中に、正しい数値にならない値がある場合、その1バイトは無視されます。
また、本制御命令の制御コードの間に、ほかの制御命令と認識できるコードがあっても、本制御命令の記述内容が正しければ、その制御命令を無視してヘキサ形式モードが設定されます。ただし、本制御命令の記述が間違っている場合は、その制御命令が有効になり、制御命令以外のコードは印字データとして扱われます。
ヘキサ形式データの中に「CR(0Dh)」等他の制御命令と認識できるコードが存在した場合に、そのコード以前のヘキサ形式データを確定したものとして処理します。
また、「@」コード以降512バイト受信しても本制御命令が確定されていない場合は、次の1バイト(513バイト目)を受信した時点で、1バイト目が確定したものとして処理します。
ヘキサ形式でデータを送る場合は、メニューのその他グループの「HEX/LIPS機能」で「有効」を設定してください。「無効」の場合はヘキサ形式として扱われません。