主な制限事項
このドライバを使用する上での、主な制限事項は以下のとおりです。
ドライバUIから設定する際の制限事項
一部の機能について、印刷時に動作制限があります。また、対応していない一部の機能が、グレーアウトした状態、[パネル優先]の選択項目のみなどの状態で表示されます。
印刷時に動作制限についての詳細、回避策については、本トピックの「
印刷時の動作制限」を参照してください。
印刷時の動作制限
Version 1.80以前のLIPS4プリンタドライバでサポートしていた機能の一部に、以下の制限がかかります。制限を回避したい場合は、LIPS4プリンタドライバVersion 1.80の各プリンタに対応するPPDファイルを使用してください。
[印刷部数]
[cngplp]ダイアログボックス > [印刷部数]
プリンタが対応している部数を超える値を指定した場合、指定どおりの部数で印刷されません。
[原稿サイズ]
[印刷全般]ページ > [原稿サイズ]
カラー複合機、モノクロ複合機:
プリンタが対応していない原稿サイズを指定して印刷した場合、プリンタ側でエラーとなります。この場合、プリンタのパネルで給紙先を指定することで印刷が継続される場合があります。
カラーLBPプリンタ:
プリンタが対応していない原稿サイズを指定して印刷した場合、デフォルトの原稿サイズで印刷されるため、原稿に対して画像が大きくまたは、小さく印刷される場合があります。
[とじしろ指定]
[仕上げ]ページ > [とじしろ] > [とじしろ指定]ダイアログボックス > [とじしろ指定]
プリンタが対応している[とじしろ指定]の範囲を超える値を指定した場合、指定どおりのとじしろは付きません。
[ステイプル]/[ステイプルソート]/[ステイプルグループ]
[仕上げ]ページ > [排紙方法] > [ステイプル]/[ステイプルソート]/[ステイプルグループ]
カラー複合機、モノクロ複合機:
[ステイプル]に対応しているプリンタに対して[ステイプルソート]を指定した場合、[ステイプル]で印刷されます。
[ステイプルソート]に対応しているプリンタに対して[ステイプル]を指定した場合、[ステイプルソート]で印刷されます。
カラーLBPプリンタ:
[ステイプル]/[ステイプルソート]/[ステイプルグループ]を指定した場合、[グループ]で印刷されます。
[ソート]
[仕上げ]ページ > [排紙方法] > [ソート]
カラーLBPプリンタ、モノクロLBPプリンタ:
[ソート]を指定した場合、[グループ]で印刷されます。
[製本印刷]
[仕上げ]ページ > [製本印刷]
カラー複合機:
[製本印刷]に対応していないプリンタに対して[製本印刷]を指定した場合、指定通りの印刷結果になりません。
[折りのみ]
[仕上げ]ページ > [製本印刷] > [折りのみ]
カラー複合機、モノクロ複合機:
製本印刷の[折りのみ]に対応していないプリンタに対して、[折りのみ]だけを指定した場合、指定通りの印刷結果になりません。
[部数印字を行う]
[仕上げ]ページ > [仕上げ詳細]ダイアログボックス > [部数印字を行う]
カラー複合機、モノクロ複合機、カラーLBPプリンタ:
以下の場合は、[部数印字を行う]を設定できません。
[仕上げ]ページ > [印刷方法]で[製本印刷]を選択している場合
[給紙]ページ > [給紙部]で[手差し(トレイ)]を選択している場合
[デバイス設定]ページ > [出力方法]で[保存]を選択している場合
お使いの機種によっては、LIPS4プリンタドライバVersion 1.80の各プリンタに対応するPPDファイルを使用すると、[デバイス設定]ページ > [出力方法]で[保存]を選択していても[部数印字を行う]を設定できるようになります。
[Z折り]/[C折り]/[2つ折り]/[外3つ折り]/[4つ折り]
[仕上げ]ページ > [排紙方法] > [Z折り]/[C折り]/[2つ折り]/[外3つ折り]/[4つ折り]
モノクロ複合機:
プリンタが対応していない用紙サイズでの折りを選択した場合、折りの設定が無効になります。
[用紙種類]
[給紙]ページ > [用紙種類]
プリンタが対応していない用紙種類を指定して印刷した場合、印刷ができません。ただし、プリンタのデフォルトの用紙種類が[普通紙]の場合に限り、[普通紙]で印刷されます。
[カセット5]/[サイドペーパーデッキ]
[給紙]ページ > [給紙部] > [サイドペーパーデッキ]
カラー複合機、モノクロ複合機:
給紙部[サイドペーパーデッキ]は[カセット5]と表示されます。表示のみの問題であり、印刷には影響しません。
[デバイスの種類]
[デバイス設定]ページ > [デバイスの種類]
印刷を行うプリンタと一致しない[デバイスの種類]を指定した場合、正しく印刷されず、不正なページ(ゴミ)が印刷される場合があります。
カラー複合機:
[デバイスの種類]で[なし]を選択した場合、印刷されないことがあります。
[ホールド]
[デバイス設定]ページ > [出力方法] > [ホールド]
カラー複合機、モノクロ複合機:
ホールド機能に対応していない機種をお使いの場合、[ホールド]を指定すると印刷できません。
[セキュアプリント]/[保存]/[ホールド]
[デバイス設定]ページ > [出力方法] > [セキュアプリント]/[保存]/[ホールド]
カラーLBPプリンタ、モノクロLBPプリンタ:
[セキュアプリント]を指定した場合、プリンタ側でエラーとなります。
[保存]/[ホールド]を指定した場合、プリンタ側でエラーとなります。この場合、プリンタ側の操作で印刷を続行させることにより印刷ができる場合があります。
[デバイスの地紋印字機能]/[デバイスのセキュリティ印刷機能]
[デバイス設定]ページ > [デバイス設定] > [デバイスの地紋印字機能]/[デバイスのセキュリティ印刷機能]
カラー複合機、モノクロ複合機:
[デバイスの地紋印字機能]は[デバイスのセキュリティ印刷機能]と表示されます。表示のみの問題であり、印刷に影響しません。
CUPS動作設定による使用制限
CUPSを使用して印刷を行う場合は、以下の制限があります。
CUPSのlprコマンドで画像ファイルを直接印刷する場合、複数枚に分割して印刷されることがありますので、その場合は画像の大きさを調整してください。
動作保証・プログラム等の保証の免責
操作説明に記載された手順、方法等に対して、動作の保証をするものではありません。
操作説明に記載された操作方法、手順によって、次の事象等が発生した場合でも、キヤノン(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株)は何ら責任を負いかねますので、その旨をご理解の上ご使用ください。
当該操作、手順によって、お客様のシステムにインストール済のプログラムまたはシステムなどに何らかの異常が認められた場合
お客様のプリンタの動作に何らかの異常が認められた場合(プリンタが正常に動作しないと認められた場合)
印刷の動作や結果(品位・品質等)に満足いただけない場合