デバイス設定 - 出力方法

印刷データの出力方法を切り替えます。
プリンタにデータを保存した場合、プリンタの操作パネルやリモートUI からデータを操作できます。

書式

cnjatooll {-ps | -xs} <プリンタ名>
lpr <ファイルパス>
-o CNJobExecMode={print | hold | secured [-o CNUseCSModeSecured={Mode1 | Mode2}] | store [-o CNMailBox=<ボックス番号>]}
-o CNDocName=<ドキュメント名>
-o CNUsrName=<ユーザ名>
-o CNDeviceType=<デバイスの種類>

オプション

-ps
セキュアプリント機能を使用する場合に、ユーザ名と暗証番号を設定します。
それぞれ入力したあと、[Enter]キーを押します。
-xs
セキュアプリント機能のユーザ名と暗証番号を削除します。
メモ
セキュアプリント機能のユーザ名と暗証番号は、ドライバの設定画面の[デバイス設定]シートで設定することもできます。
セキュアプリント機能とユーザ認証機能を同時に指定して印刷すると、ユーザ認証機能で設定したユーザ名が使用されます。
CNJobExecMode
印刷データの出力方法を指定します。
print:通常の印刷を行います。
hold:プリンタのホールドキュー(一時保存領域)に保存します。
secured:セキュアプリント機能により、データに暗証番号を設定してプリンタに保存します。CNUseCSModeSecuredオプションで、プリンタの認証方法を指定できます。(Mode1:暗号化に非対応、Mode2:暗号化に対応)
store:プリンタのボックスに保存します。CNMailBoxオプションで、ボックス番号を指定できます。(初期値:0)
CNDocName / CNUsrName
プリンタに表示されるドキュメント名またはユーザ名を、32バイト以内で指定します。
メモ
LBPシリーズを使用する場合は、英数字または半角カナ15バイト以内で入力してください。
コマンドラインからドキュメント名やユーザ名を指定しないで印刷すると、ドライバの設定画面の[デバイス設定]シートで設定した名称が適用されます。
CNDeviceType
プリンタの印刷機能を使用するために、印刷のたびに機種に対応するデバイスの種類を指定します。各機種のデバイス種類については、Readmeファイルを参照してください。
None(初期値)の場合、印刷機能の一部を使用できないことがあります。
ドライバの設定画面の[デバイス設定]シートでデバイスの種類を設定保存しておくと、印刷のたびに設定する手間を省けます。

使用例

「sample.txt」というファイルを次の設定で印刷する
出力方法:セキュアプリント
セキュアプリントの認証:Mode1(暗号化に対応)
$ lpr sample.txt -o CNJobExecMode=secured -o CNUseCSModeSecured=Mode1

関連項目

A108-029