PDFファイルをダイレクトプリントする(LBP843Ciのみ)

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リモートUIを起動します。
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[ダイレクトプリント]メニューから[PDFファイル]を選択します。
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[PDFファイルの指定]を行います。
[ファイルのパス]を指定する
[参照]をクリックし、ファイルを選択したあと、[開く]をクリックします。
[URL]を指定する
印刷したいPDFファイルがあるURLを入力します。
ユーザー認証が必要なURLを指定した場合は、[ユーザー名]、[パスワード]を入力します。
URLを指定して印刷すると、PDFのダウンロードまたはウェブサーバーとの接続が終了するまで他の印刷ができません。
URLはHTTPプロトコルでのみ指定できます。
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PDFファイルに、文書を開くため、または印刷するためのパスワードが設定されている場合は、[文書パスワード]にパスワードを入力します。
パスワードを入力しないで印刷した場合、「PDFデータ復号エラーが発生しました。」が表示され印刷がキャンセルされます。
ポリシーサーバーと連携しているPDFファイルを印刷する場合は、[ポリシーサーバーのユーザー名]と[ポリシーサーバーのパスワード]を入力します。
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[プリント範囲の指定]を設定します。
[すべて]
すべてのページを印刷したいときに選択します。
[ページ指定]
印刷する範囲を指定したいときは、[ページ指定]を選択し、印刷開始するページと印刷終了するページを入力します。
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必要に応じて[プリント品質設定]を設定します。
[解像度]
印刷するときの、データの解像度を設定します。写真などを一般的な品質で印刷するときは「ファイン」に、より高い品質で印刷するときは「スーパーファイン」に設定すると効果的です。
[階調]
印刷するときの、データの階調処理の方法を設定します。写真などを一般的な品質で印刷するときは「高階調1」に、より高い品質で印刷するときは「高階調2」に設定すると効果的です。
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必要に応じて[中間調選択]を設定します。
[中間調選択]
印刷時の中間調の表現方法を設定します。
[誤差拡散をする]は文字や細い線のデータ、CADデータなどの輪郭線をプリントするのに適しています。
このモードを使用した場合、定着させたトナー、質感の安定性が下がる場合があります。

[誤差拡散する]を設定しない場合は、[テキスト]、[グラフィックス]、[イメージ]で中間調の表現方法を[解像度]、[階調]から選択することができます。
[解像度]:
テキストデータなどの輪郭がはっきりと見えるような精細な印刷を行うことができます。文字や細い線のデータなどを印刷するのに適しています。
[階調]:
なめらかな階調と輪郭の品位を両立した印刷を行うことができます。グラデーションを使用した図形やグラフなどを印刷するのに適しています。
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必要に応じて[アドバンスドスムージング]を設定します。
[アドバンスドスムージング]
グラフィックス(アプリケーションソフトで作成されたイラスト)や文字の輪郭をなめらかに印刷するスムージング処理を使用するかどうかを設定します。
[スムーズ1]よりも[スムーズ2]の方がよりなめらかになるようなスムージング処理を行います。まず、[スムーズ1]に設定して、それでもデータがなめらかでない場合は[スムーズ2]に設定してください。
[グラフィックスに適用する]または[テキストに適用する]を選択することで、スムージング処理を行う対象を選択することができます。
本項目は、グラフィックスデータとテキストデータに対するスムージング処理の設定を行います。イメージデータには設定できません。
プリンタードライバーで「アドバンスドスムージング」を[パネル優先]に設定している場合にのみ、「グラフィックスに適用」と「テキストに適用」の設定が適用されます。
アドバンスドスムージングの効果は、文字やグラフィックスのパターンによって異なります。
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必要に応じて[カラー設定]を設定します。
[カラーモード]
カラー印刷を行うか、モノクロ印刷を行うかを設定します。
[自動(カラー/白黒)]:
原稿の種類によってカラー印刷とモノクロ印刷を自動的に切り替えます。
[白黒]:
カラーの原稿でもブラック(Bk)のみで印刷します。
[カラー]:
C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色で印刷します。
[RGB入力プロファイル]
RGBデータに対して、使用中のモニターに合わせて適切なプロファイルを選択します。RGBカラーデータやイメージデータが含まれる文書を印刷するときに設定します。
[sRGB v3.00 (Canon)]:
一般的なWindowsコンピューターのモニターの業界標準画質に設定されます。sRGB対応モニターをお使いの場合、モニター上の色に近い色味で印刷されます。
[Canon HDTV gamma 1.5 Monitor]:
[Canon HDTV gamma 1.8 Monitor]:
[Canon HDTV gamma 2.4 Monitor]:
RGBのガンマ値を調整します。値が大きいほど暗く印刷されます。
[なし]:
RGB入力プロファイルを適用せずに、RGBデータからCMYKへの色分解を行います。
[CMYKシミュレーションプロファイル]
CMYKデータを印刷する際のシミュレーションターゲットを設定できます。本製品は、CMYKシミュレーションプロファイルで選択されたシミュレーションターゲットにしたがって、CMYK データをデバイス依存のCMYKカラーモデルに変換します。
[JapanColor(Canon)]:
JapanColorプロファイルを使います。日本の印刷標準に近い色味で印刷するために使用します。
[U.S. Web Coated v1.00 (Canon)]:
U.S. Web Coatedプロファイルを使います。米国の印刷標準に近い色味で印刷するために使用します。
[Euro Standard v1.00 (Canon)]:
Euro Standardプロファイルを使います。ヨーロッパの印刷標準に近い色味で印刷するために使用します。
[なし]:
CMYKシミュレーションプロファイルを適用せずに、デバイス依存のCMYKカラーを用いて印刷します。
[出力プロファイル]
印刷しようとしているデータに適切なプロファイルを定義することができます。
[Normal]:
モニターに表示された色に近い色味でマッチングを行い、印刷します。
[Photo]:
写真のような色味でマッチングを行い、印刷します。
[TR Normal]:
モニターに表示された色に近い色味でマッチングが行われ、さらに文字や細い線のトナーのにじみを抑えて印刷されます。
[TR Photo]:
写真のような色味でマッチングが行われ、さらに文字や細い線のトナーのにじみを抑えて印刷されます。
[RGB墨版処理する]
本プリンターの「RGB入力プロファイル」を使ってデバイス依存のRGBデータをデバイス依存のCMYKデータに変換するときに、R=G=Bとなる黒とグレーのデータをどのように処理するかを設定します。
黒またはグレーのデータをプリントしたとき、プリント結果に階調段差や、がさつきが見られる場合は本項目のチェックマークを消し、「出力プロファイル」の設定を[Normal]にしてください。
本項目のチェックマークを消しても、以下のようにR=G=Bとなる黒とグレーのデータがブラック(Bk)トナーだけ使ってプリントされる設定の組み合わせがあります。以下がその例です。
[テキストに純ブラックを使用する]が選択されている場合
[RGB入力プロファイル]が[なし]に設定されている場合
[出力プロファイル]が[TR Normal]または[TR Photo]に設定されている場合
[RGB入力プロファイル]が[なし]に設定されている場合、本項目の設定は無視されます。
[CMYK墨版処理する]
本プリンターの「CMYKシミュレーションプロファイル」を使ってデバイス依存の CMYKデータを処理するとき、グレーのデータ(C=M=Y=0)をどのように印刷するかを設定します。
本項目のチェックマークを消しても、以下のようにグレーのデータ(C=M=Y=0 の色)がブラック(Bk)トナーだけ使って印刷される設定の組み合わせがあります。以下がその例です。
[テキストに純ブラックを使用]が選択されている場合
[CMYKシミュレーションプロファイル]が[なし]に設定されている場合
[出力プロファイル]が[TR Normal]または[TR Photo]に設定されている場合
[CMYKシミュレーションプロファイル]が[なし]に設定されている場合、本項目の設定は無視されます。
[マッチング方法]
「RGB入力プロファイル」が適用される際の印刷方法を設定します。本製品では、以下のようなカラーレンダリングスタイルを選択することができます。
[色み優先]:
写真やビットマップイメージの印刷に適した色味を提供します。
[鮮やかさ優先]:
プレゼンテーション資料用のアートワークやグラフなどの印刷に適した色味を提供します。
[色差最小]:
本製品の色再現範囲内にあるRGB カラー値をできるだけ正確に再現します。
[グレースケールプロファイルを使用する]
チェックマークを付けると、グレーのデータは本プリンターの「グレースケールプロファイル」を使ってCMYKデータに変換されます。ただし、[出力プロファイル]や[テキストに純ブラックを使用する]の設定によっては、ブラック(Bk)トナーだけを使って再現されることがあります。
[テキストに純ブラックを使用する]
チェックマークを付けると、アプリケーションソフトによって作られたブラックをブラック(Bk)のトナーだけを使ってデータを印刷することができます。黒のテキストは、単色(黒)トナーだけを使用して印刷されるので、カラートナーがテキストの周りにずれて印刷されるということがありません。
[ブラックオーバープリントする]
チェックマークを付けると、ブラックのテキストをカラーの背景に重ねて印刷します。[テキストに純ブラックを使用する]と合わせて使用した場合、はじめに背景をすべて印刷し、そのあとでテキストをブラック(Bk)のトナーだけを使ってカラーの背景の上に重ねて印刷します。印刷したブラックのテキストの縁が白く抜ける現象を抑えます。
[コンポジットオーバープリントする]
チェックマークを付けると、CMYKデータを、コンポジット出力のままオーバープリントすることができます。データに使用されているすべての色が1つのパレットに重ね刷りされるので、色分解せずに仕上がりを確認することができます。
[明るさ]
画像全体の明るさを調整できます。本項目では 85 ~ 115 % を 5 % 間隔で設定できます。設定値が小さくなるほど明るくなり、大きくなるほど暗くなります。
[グレースケール変換方式]
カラーの印刷データをグレースケールに変換して印刷するときの方式を選択します。
本項目はカラーデータを白黒データに変換する際に設定を行います。
白黒データに対しては本項目の設定は無効になります。
「カラーモード」の設定が[自動(カラー/白黒)]または[カラー]に設定されている場合、本項目の設定は無効になります。
[sRGB]:
sRGB基準の色変換方式でグレースケール値を計算します。
[NTSC]:
NTSC基準の色変換方式でグレースケール値を計算します。
[RGB均等]:
Red、Green、Blueの色値の平均値をグレースケール値とします。
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必要に応じて次の[プリント設定]を行います。
[部数]
印刷部数を設定します。
[用紙サイズ]
印刷する用紙のサイズを設定します。
印刷データが本プリンターの印刷できる用紙サイズの範囲よりも大きい、または小さい場合、[デフォルト用紙サイズ]で設定された用紙サイズで印刷されます。
[自動]:
最も適した用紙サイズを選択して、印刷します。
[自動]以外:
PDFファイルの長辺サイズと選択している用紙サイズの長辺サイズを同じ方向にして印刷します。
[用紙種類]
印刷する用紙の種類を設定します。
[手差し固定]
給紙元を手差しトレイに固定することができます。
[用紙サイズに拡大/縮小する]
チェックマークを付けると、印刷する用紙の有効印字領域に合わせて拡大/縮小します。ただし、[用紙サイズ]が[自動]にされていると本項目は選択できません。
[印字領域拡大する]
チェックマークを付けると、印字領域を広げて印刷します。
印刷する原稿によっては、用紙の端が一部欠けて印刷されることがあります。
[両面プリントする]
片面印刷するか、両面印刷するかを設定します。
[とじ方向]
とじる位置を、用紙の長辺(長い辺)にするか短辺(短い辺)にするかを設定します。
プリンター側でとじしろを設定している場合は、表面と裏面とで、「とじしろ」の位置を自動的に調整します。
[ページ集約]
複数ページの原稿を 1 枚の用紙に並べて印刷します。
ページ集約で印刷する場合は、[用紙サイズ]を[自動]以外に設定してください。
[配置順]
[ページ集約]を使用する場合の設定です。ページを配置する順序を設定することができます。
[仕上げ]
(SDカードが装着されている場合のみ表示されます。)
ページ順に印刷するか、ページごとに印刷するかを設定します。
[しない]:
ページごとに指定された部数を印刷します。
[ソート]:
ページ順に指定された部数を繰り返して印刷します。
[注釈印刷]
注釈を印刷するかどうかを設定します。
[自動]:
PDFファイル内で印刷指定された注釈を印刷します。
[しない]:
注釈を印刷しません。
[ボックスに保管する]
(SDカードが装着されている場合のみ表示されます。)
プリンターのSDカード(ボックス)に保管する場合は、チェックマークを付けて、保管先のボックスを選択します。
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[プリント開始]をクリックします。
ファイルの転送中に[プリント開始]を連続してクリックしないでください。ファイルの転送には時間がかかる場合がありますが、転送中に連続してクリックすると、ファイルに不具合が生じて転送できない場合があります。
印刷ジョブの送信が完了すると、画面が切り替わり次のメッセージが表示されます。
送信した印刷ジョブを確認するときは、[ジョブ一覧へ]をクリックします。
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