ICCプロファイル設定

RGB入力プロファイル


sRGB、Gamma 1.5、Gamma 1.8、Gamma 2.4、なし、ダウンロードプロファイル

RGB データに対して、使用中のモニターに合わせて適切なプロファイルを選択します。
RGB 「テキスト」、「グラフィックス」、「イメージ」といったデータの種類ごとに設定することができます。

[sRGB]

一般的なWindowsコンピューターのモニターの業界標準画質に設定されます。sRGB 対応モニターをお使いの場合、モニターで表示される色とプリンターで印刷される色のマッチングを行い、モニター上の色に近い色味で印刷されます。
工場出荷時は、[sRGB]に設定されています。

[Gamma 1.5]、[Gamma 1.8]、[Gamma 2.4]

データの最も明るい部分や暗い部分を損なわないように、印刷結果の明るさを調節します。プリント結果がモニターで表示された色と比べて明るいときなど、明るさを調節したいときに設定します。ガンマ値が大きいほど暗く印刷されます。

[なし]

RGBプロファイルを適用せずに、RGBデータからCMYKへの色分解が行われます。

[ダウンロードプロファイル]

本製品にダウンロードしたプロファイルを使用するときに設定します。

メモ
プロファイルのダウンロードは、imageWARE Enterprise Management Consoleのリソースプラグインを使ってダウンロードできます。
本項目の設定を有効にするには、「CMS(マッチング)/ガンマ」の設定を[CMS]に設定してください。
LIPSプリンターのタッチパネルの設定とプリンタードライバーの設定は、以下のように対応しています。
タッチパネルの設定
プリンタードライバーの設定
[sRGB]
sRGB v3.00 (Canon)
[Gamma 1.5]
Canon HDTV gamma 1.5 Monitor
[Gamma 1.8]
Canon HDTV gamma 1.8 Monitor
[Gamma 2.4]
Canon HDTV gamma 2.4 Monitor
[None]と名前の付いたプロファイルを本製品にダウンロードしても、そのプロファイルを使用することはできません。[なし]の設定値が有効になります。

CMYKシミュレーションプロファイル


JapanColor(Canon)、US Web Ctd(Canon)、Euro Standard、なし、ダウンロードプロファイル

CMYK データを印刷する際のシミュレーションターゲットを設定できます。本製品は、CMYK シミュレーションプロファイルで選択されたシミュレーションターゲットに従って、CMYK データをデバイス依存のCMYK カラーモデルに変換します。

[JapanColor(Canon)]

JapanColor プロファイルを使います。これは日本の印刷標準に近い色味で印刷するために使用されます。

[US Web Ctd(Canon)]

U.S. Web Coated プロファイルを使います。これは米国の印刷標準に近い色味で印刷するために使用されます。

[Euro Standard]

Euro Standard プロファイルを使います。これはヨーロッパの印刷標準に近い色味で印刷するために使用されます。

[なし]

CMYK シミュレーションプロファイルを適用せずに、CMYK データがデバイス依存のCMYKカラーモデルを用いて印刷されます。

[ダウンロードプロファイル]

プロファイルは100個まで保存できます。

重要
ダウンロードしたプロファイルが使用できないことがあります。 ダウンロードしたプロファイルを指定したにもかかわらず、カラーのデータがモノクロで印刷されるときは、そのプロファイルの適合性を確認してください。
デバイス独立の(CIE ベースの)色空間定義を含むデータを本製品が受信した場合は、そのデータの中で指定された設定で色の処理が行われます。 よって「CMYK シミュレーションプロファイル」は本製品に適用されません。
本項目で設定値が選択されている場合に、ホストコンピューターで色処理が行われたデバイス依存の色空間定義を本製品が受信すると、「CMYK シミュレーションプロファイル」も適用されます。
メモ
プロファイルのダウンロードは、imageWARE Enterprise Management Consoleのリソースプラグインを使ってダウンロードできます。
[None]と名前の付いたプロファイルを本製品にダウンロードしても、そのプロファイルを使用することはできません。[なし]の設定値が有効になります。

グレースケールプロファイルを使用


する、しない

デバイス依存のグレーのデータをどのように処理するかを設定します。

[する]

デバイス依存のグレーのデータは本製品の「グレースケールプロファイル」を使ってCMYK データに変換されます。ただし、「出力プロファイル」の設定によっては、ブラック(Bk)トナーだけを使って再現されることがあります。

[しない]

デバイス依存のグレーのデータはブラック(Bk)トナーだけを使って再現されます。

出力プロファイル


Normal、Photo、TR Normal、TR Photo、ダウンロードプロファイル

印刷しようとしているデータに適切なプロファイルを定義することができます。本項目はすべての印刷ジョブのデータに適用されますので、正しいプロファイルが選択されていることを確認してください。

[Normal]

モニターに表示された色に近い色味でマッチングが行われ、印刷されます。

[Photo]

写真のような色味でマッチングが行われ、印刷されます。

[TR Normal]

モニターに表示された色に近い色味でマッチングが行われ、さらに文字や細い線のトナーのにじみをおさえて印刷されます。

[TR Photo]

写真のような色味でマッチングが行われ、さらに文字や細い線のトナーのにじみをおさえて印刷されます。

[ダウンロードプロファイル]

プロファイルは100 個まで保存できます。

メモ
プロファイルのダウンロードは、imageWARE Enterprise Management Consoleのリソースプラグインを使ってダウンロードできます。
「RGB入力プロファイル」「CMYKシミュレーションプロファイル」を「なし」に設定している場合、本項目の設定はデバイス依存のカラーデータには適用されません。

マッチング方法


色み優先、鮮やか優先、色差最小

「RGB 入力プロファイル」が適用される際の印刷方法を設定します。 本製品では、以下のようなカラーレンダリングスタイルを選択することができます。

[色み優先]

写真やビットマップイメージの印刷に適した色味を提供します。

[鮮やかさ優先]

プレゼンテーション資料用のアートワークやグラフなどの印刷に適した色味を提供します。

[色差最小]

本製品の色再現範囲内にあるRGB カラー値をなるべく正確に再現したい場合に設定します。

メモ
[色差最小]の設定は本項目を[色差最小]に設定して、「Output Profile」を[Normal]に設定します。
LIPSLXドライバー時の「VIVIDフォト」の設定は本項目を[鮮やかさ優先]に設定して、「Output Profile」を[Photo]に設定します。
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