その他のグループ

その他のグループでは、本エミュレーションのI75モードとProモードの切り替え、登録文字の登録方法、ヘキサ形式モードに関する設定などを行うことができます。
太字で示されている設定値は、工場出荷時の値です。

コマンドモードメニュー


75、Pro

キャノン複合機/プリンターは、IBM5577プリンターの持つI75モード(日本語モード)とProモード(英語モード)の印字動作をエミュレーションします。ここでは、どちらのエミュレーションモードで印字を行うかを選択します。
[75]
ホストコンピューターのオペレーティングシステムが日本語DOS、OS/2J、DOS/V(日本語モード時)のときのI5577プリンターモード(日本語モード)をエミュレーションします。このモードは、IBM5575-F02プリンターの日本語モードと同等の印字動作を行います。
[Pro]
ホストコンピューターのオペレーティングシステムがPC DOS、OS/2、DOS/V(英語モード時)のときのI5577プリンターモード(英語モード)をエミュレーションします。このモードは、ProprinterXL24Eプリンターと同等の印字動作を行います。

登録レベル


一時、永久

制御命令で登録した文字(1バイトコードおよび2バイトコードの登録文字)、オーバーレイ印字のためのユーザーページまたは複写用紙機能のフォームデータ、マクロデータなどの登録の方法を設定します。
[一時]
登録文字、フォームデータ、マクロデータをジョブの間だけ登録しておきます。ジョブが終了すると登録内容は削除されます。
「永久]
登録文字、フォームデータ、マクロデータをキャノン複合機/プリンターの電源をオフにするまで(または同等のリセット処理が行われるまで)残しておきます。
印字を開始してから、すべてのページの印字が終了するまでの一連の処理を「ジョブ」といいます。

HEX/LIPS機能


無効、有効

ヘキサ形式で印字データを送るかどうかを選択します。この設定により、次の機能を無効にするか、有効にするかが決まります。
LIPSモードによるヘキサ形式モード
本エミュレーションモードのヘキサ形式モード
LIPSの制御命令によるユーザーページのフォーム登録
[無効]
ヘキサ形式モードを無効にします。したがって、上記の機能は使用できません。
[有効]
ヘキサ形式モードを有効にします。したがって、LIPSモードによるヘキサ形式モード、本エミュレーションモードのヘキサ形式モード、およびLIPSの制御命令によるユーザーページのフォーム登録を行うことができます。
ヘキサ形式とは、1バイト(8ビット)のデータを示すコード(16進数のバイナリ形式データ)を、上位と下位に分けて2バイト分の文字形式(アスキーコードの0~9およびA~F)で表します。たとえば、I75モードの制御命令を使用して、横幅縮小文字で「AB」と印字して復帰改行する場合、次のようなヘキサ形式のデータとなります。
以降の6バイト分のデータをヘキサ形式データとして処理する制御命令

LIPSフォーム


LIPS2、LIPS4

LIPSモードの制御命令によってユーザーページにフォームデータを登録する場合、使用しているコントロールコマンドをLIPSII+またはLIPSIVから選択します。
[LIPS2]
LIPSII+の制御命令によるフォームデータとして処理します。
[LIPS4]
LIPSIVの制御命令によるフォームデータとして処理します。
LIPSは上位互換であり、LIPSII+とLIPSIVでは基本的な機能は共通しますが、LIPSII+でしか使用できない機能(たとえばシリアルプリンターでの動作をエミュレートしたイメージ描画など)を使用するときにLIPSのモードを切り替えてください。
この設定項目は、メニューのHEX/LIPS機能が[有効]に設定されている場合のみ設定することができます。
842H-0H7