移行の準備

ユーザー設定ファイルを使って、Desktopの環境を移行するには、移行先の環境を移行元の環境と同様にしておく必要があります。
マイ ライブラリーの移行について
環境の移行の対象外になる項目
移行元と移行先のユーザー名が異なる場合に移行されない項目
ドライバー
移行元で利用していたプリンター/ファクス/スキャナーなどのドライバーを移行先にインストールします。ファクスドライバーの場合はアドレス帳も登録します。
メモ
移行先と移行元のプリンター/ファクス/スキャナーの名前は同一にしてください。
フォント
移行元と同じフォントをインストールします。
共有フォルダー、画像・音声ファイルなどの参照先
Import & Export Toolは、共有フォルダー、画像・音声ファイルなどの設定内容を移行します。異なるOS環境への移行でも、Windowsが作成する「マイドキュメント」フォルダー(Windows 7/Windows 8.1)、「ドキュメント」フォルダー(Windows 10)については、設定内容を移行できます。
メモ
共有フォルダーについては、環境に依存しないパスで設定しておくことをおすすめします。
次の場合は、ファイルは移動されません。手動で移動し、再度Desktopから登録を行ってください。
ファイルがアクセスできない場所に保存されている場合
ファイルのパスが長すぎる場合
ローカルフォルダー
フォルダーやファイル自身については移動されないため、 移行前にローカル環境で利用していたライブラリー/ホットフォルダーは、フォルダーごとバックアップを取ります。
ライブラリー
移行元の環境でDesktopからライブラリーの登録を解除します。
ライブラリーに使用していたフォルダーのバックアップを取り、設定の移行を行った後に、移行先のコンピューターにコピーし、ライブラリーとして再度登録します。
ホットフォルダー
ローカルで設定しているホットフォルダー(転送元/転送先)のバックアップを取り、設定の移行を行った後に、移行先のコンピューターにコピーします。
メモ
Windowsが作成する「マイドキュメント」フォルダー(Windows 7/Windows 8.1)、「ドキュメント」フォルダー(Windows 10)以下に配置していた場合は、Windowsが作成するフォルダーからのパスが移行前と同様になるように配置してください。
ライセンスの返却/転送
移行前にDesktopのライセンスの返却、または転送を行ってください。
メモ
ライセンス管理の操作について、詳しくは『imageWARE ソフトウェア ライセンス認証ガイド』を参照してください。

マイ ライブラリーの移行について

マイ ライブラリーは、Desktop Browserを初めて起動したときに登録される個人ライブラリーです。マイ ライブラリーに含まれるデータは移行されません。「マイ ライブラリー」フォルダー自体はWindows上に残っています。データを移行する場合は、移行元のデータを移行先のライブラリーにコピーしてください。
メモ
マイ ライブラリーのデータは「マイドキュメント」フォルダー(Windows 7/Windows 8.1)、「ドキュメント」フォルダー(Windows 10)の直下に作成されます。
文書の送信先フォルダーを使用していた場合は、設定の更新が必要な場合があります。

環境の移行の対象外になる項目

次のユーザー設定項目については、移行方法を問わず設定の移行ができません。
ライブラリーの認証情報(キャッシュ含む)
アドレスや検索キーワードなどの入力履歴
チェックアウトフォルダー内のファイル(チェックアウト中のファイル)
マイボタン
アドレス帳
ライセンス情報
ホットフォルダーや転送先の設定情報
重要
移行先ですでに上記の項目を設定していた場合は、移行を実行することで初期値に戻ります。必要に応じて再設定/再登録を行ってください。

移行元と移行先のユーザー名が異なる場合に移行されない項目

移行前とユーザー名の異なるDesktop環境にユーザー設定をインポートした場合、次の項目は移行できません。
マイトレイ内の文書
Document Monitor/Printer Monitorの監視フォルダー内のファイルリストの状態や印刷履歴、ファクス送信履歴、ファクス受信履歴
重要
移行先のDesktopに登録されていた次の情報は、移行を実行することで初期値に戻ります。必要に応じて再設定/ 再登録を行ってください。
移行元にローカルパスで設定していたライブラリー/ ホットフォルダー/ マイボタンなど
移行先のDesktopのみに存在する項目(旧バージョンから移行する場合)
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