印刷を行うコンピューターの設定

本製品のプロトコル設定が完了したら、各コンピューターの設定を行います。

TCP/IPネットワークに接続する

印刷を行う全コンピューターにTCP/IPクライアントソフトウェアをインストールして、TCP/IPネットワークが使用できるようにします。詳しくは、OSの説明書を参照してください。

ドライバーのインストールとポートの設定

印刷を行うには、本製品に対応したドライバーを各コンピューターにインストールして、ポートを設定する必要があります。ポートの設定方法は、印刷に使用するプリントアプリケーションによって異なります。次の記載を参考にして使用するプリントアプリケーションを決めて、必要な作業を行ってください。
LPD
TCP/IPで一般的に使用されているプリントアプリケーションです。(→プリンターの接続方法(LPD/Raw))
Raw
Windowsで利用できるプリントアプリケーションです。LPDより高速に本製品にデータを送信できます。(→プリンターの接続方法(LPD/Raw))
IPP/IPPS
TCP/IPネットワークで利用できるプリントアプリケーションです。
IPPを使用すると、HTTPプロトコルを使用してインターネット/イントラネット上の本製品にデータを送信できます。
IPPSは、IPPを使用するときにTLSによる暗号化通信を行うプリントアプリケーションです。(→プリンターの接続方法(IPP/IPPS))
FTP
FTPクライアントソフトウェアを使用して、プリンターにファイルをコピーすることで印刷するプリントアプリケーションです。(→プリンターの接続方法(FTP))
WSD
Windows Server 2008/7/Server 2008 R2で利用できるプリントアプリケーションです。(→プリンターの接続方法(WSD))
BMLinkSプリントサービス
Windows 7で利用できるプリントサービスです。詳細は、「BMLinkS」を参照してください。

重要
お使いのモデルによっては、コンピューターから印刷を行うには、オプションを追加する必要があります。それぞれに必要なオプションについては、「必要なオプションとシステム環境」を参照してください。
ドライバーをインストールするコンピューターのIPアドレスが本製品のネットワーク画面の[ファイアウォール設定]で送受信を許可されていないときには、そのコンピューターから印刷は行えません。( → 「TCP/IPv4の設定」の手順15~16、および「TCP/IPv6の設定」の手順9~10)
IPPを使用して本製品に印刷を行う場合、Windowsの印刷キューで、[プリンタ]/[プリンター]メニューの[一時停止]と[すべてのドキュメントの取り消し]は選択できません。印刷キューは、次の操作によって表示される本製品のアイコンをダブルクリックすると、表示されます。
Windows Server 2008:[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択したあと、[プリンタ]をダブルクリックしてください。
Windows 7/Server 2008 R2/8.1:[スタート]メニューから[コントロールパネル]を選択したあと、[ハードウェアとサウンド]の[デバイスとプリンター]をクリックしてください。
Windows Server 2012:デスクトップ画面右上(右下)にカーソルを置き、[設定]→[コントロールパネル]→[ハードウェアとサウンド]の[デバイスとプリンター]をクリックしてください。
Windows 10:デスクトップ画面の左下隅を右クリック 、[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[デバイスとプリンター]をクリックしてください。
メモ
お使いのパソコンによっては操作が異なる場合があります。
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