用紙について
本機で使用できる用紙は以下のとおりです。
オプション装着時に使用できる用紙についてはそれぞれのオプションの仕様を参照してください。
また、用紙に関する注意事項も合わせてご確認ください。
使用可能な用紙サイズ
用紙サイズ | 給紙箇所(標準) | 給紙箇所(オプション) |
ペーパーデッキ | 給紙カセット | 手差しトレイ | 多段デッキ・C | PODデッキライト・C | ペーパーデッキユニット・E | インサーター・N | ペーパーフォールディングインサーターユニット・K |
A4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
A4R | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
A3 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
A5 | × | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
A5R | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
A6R | × | ○ | ○ | × | × | × | × | × |
B4 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
B5 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
B5R | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
305×457mm | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
320×450mm (SRA3) | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
330×483mm | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
LTR | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
LTRR | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
LGL | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
11×17 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
STMTR | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
EXEC | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
フリーサイズ (100 mm×148 mm〜330.2 mm×487.7 mm) | × | × | ○ | × | × | × | × | × |
ユーザー設定サイズ (100 mm×148 mm〜330.2 mm×487.7 mm) | × | ○*1 | ○*2 | ○*3 | ○*4 | × | ○*5 | × |
⻑形3号 | × | ○ | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
洋形⻑3号 | × | ○*7 | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
角形2号 | × | ○ | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
No.10 (COM10) | × | ○*7 | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
ISO-C5 | × | ○ | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
DL | × | ○*7 | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
Monarch | × | ○*7 | ○ | × | ○*6 | × | × | × |
はがき | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
往復はがき | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
4⾯はがき | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
*1 139.7 mm×182 mm~330.2 mm×487.7mm(封筒は98 mm×148 mm~330.2 mm×487.7 mm)までのユーザー設定サイズを使用できます。
*2 封筒は90 mm×148 mm〜330.2 mm×487.7 mmまでのユーザー設定サイズを使⽤できます。
*3 139.7 mm×182 mm~330.2 mm×487.7 mmまでのユーザー設定サイズを使用できます。
*4 139.7 mm×148 mm~330.2 mm×487.7 mmまでのユーザー設定サイズを使用できます。
*5 182 mm×182 mm~330.2 mm×487.7 mmまでのユーザー設定サイズを使用できます。
*6封筒搬送キット・Gが必要です。
*7封筒搬送キット・Fが必要です。
|
本機で使用できる用紙サイズについて 本機で使用できる用紙や封筒のサイズは以下のとおりです。 それ以外に使用できる用紙のサイズは以下のとおりです。 305 mm×457 mm 320 mm×450 mm (SRA3) 330 mm×483 mm 11"×17" (279.4 mm×431.8 mm) はがき(148.0 mm×100.0 mm) 往復はがき(200.0 mm×148.0 mm) 4面はがき(296.0 mm×200.0 mm) 用紙の「タテ」と「ヨコ」の表記について ユーザーズガイドでは、用紙の向きにかかわらず、用紙を正面から見て垂直な辺(  )を「タテ」、水平な辺(  )を「ヨコ」と表記します。 ユーザーズガイドでは、本機正面から見てタテ向きに用紙をセットする置きかたを「タテ置き」と、ヨコ向きに用紙をセットする置きかたを「ヨコ置き」と呼びます。 「A4R」「A5R」「B5R」「LTRR」「STMTR」は、A4/A5/B5/LTR/STMTサイズをヨコ置きしたときの表記です。 |
使用可能な用紙種類
本機は、非塩素用紙を使用できます。
用紙種類 | 用紙坪量 | 給紙箇所(標準) | 給紙箇所(オプション) |
ペーパーデッキ | 給紙カセット | 手差しトレイ | 多段デッキ・C | PODデッキライト・C | ペーパーデッキユニット・E | インサーター・N | ペーパーフォールディングインサーターユニット・K |
薄紙2 | 52~59 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
薄紙1 | 60~63 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
普通紙1 | 64~75 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
普通紙2 | 76~90 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
普通紙3 | 91~105 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙1 | 106~128 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙2 | 129~150 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙3 | 151~163 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙4 | 164~180 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙5 | 181~220 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙6 | 221~256 g/m2 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
厚紙7 | 257~300 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
再生紙1*1 | 64~75 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
再生紙2*1 | 76~90 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
再生紙3*1 | 91~105 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
パンチ済み紙1 | 64~75 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
パンチ済み紙2 | 76~90 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
OHPフィルム*2 | 91~180 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
ラベル用紙 | 118~185 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | × | × |
インデックス紙1*3 | 91~105 g/m2 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
インデックス紙2*3 | 106~128 g/m2 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
インデックス紙3*3 | 129~180 g/m2 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
インデックス紙4*3 | 181~220 g/m2 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
色紙1 | 64~75 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
色紙2 | 76~90 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
レターヘッド | 151~180 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ボンド紙 | 76~105 g/m2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
第2原図*4*5 | 64~90 g/m2 | × | × | ○ | × | ○ | × | ○ | × |
片面コート紙1*5 | 106~128 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙2*5 | 129~150 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙3*5 | 151~163 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙4*5 | 164~180 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙5*5 | 181~220 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙6*5 | 221~256 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
片面コート紙7*5 | 257~300 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
両面コート紙1*5 | 106~128 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙2*5 | 129~150 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙3*5 | 151~163 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙4*5 | 164~180 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙5*5 | 181~220 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙6*5 | 221~256 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
両面コート紙7*5 | 257~300 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
マットコート紙1*5 | 106~128 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙2*5 | 129~150 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙3*5 | 151~163 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙4*5 | 164~180 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙5*5 | 181~220 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙6*5 | 221~256 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
マットコート紙7*5 | 257~300 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
エンボス紙1*5 | 106~128 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙2*5 | 129~150 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙3*5 | 151~163 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙4*5 | 164~180 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙5*5 | 181~220 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙6*5 | 221~256 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ |
エンボス紙7*5 | 257~300 g/m2 | × | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | × |
封筒 | 76~105 g/m2 | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
はがき*6 | 181~220 g/m2 | × | ○ | ○ | × | ○ | × | × | × |
*1 古紙配合率100 %の再生紙が使用できます。
*2 A4、A4R、LTR、LTRRの用紙が使用できます。
*3 A4、LTRの用紙が使用できます。
*4 第2原図用紙の種類によっては使用できないものもあります。
*5 手差しトレイにセットする際は、1枚ずつセットしてください。
*6 インクジェット用を除く郵便はがきが使用できます。
両面コピー/両面プリント時に使用可能な用紙について
両面コピー/両面プリントするときは、次の用紙を使用してください。
用紙サイズ: | 330 mm×483 mm、320 mm×450 mm(SRA3)、305 mm×457 mm、A3、B4、A4R、A4、B5R、B5、A5R、11"×17"、LGL、LTRR、LTR、STMTR、EXEC、ユーザー設定サイズ(139.7 mm×182 mm~330.2 mm×487.7 mm ) |
用紙の種類: | 薄紙1~2、普通紙1~3、厚紙1~5、色紙1~2、再生紙1~3、片面コート紙1~5、両面コート紙1~5、マットコート紙1~5、エンボス紙1~5、パンチ済み紙1~2、ボンド紙、レターヘッド |
用紙の厚さ: | 52 g/m2~220 g/m2 |
上記以外の用紙を使う場合は、<両面2面目>を使ってプリント済み用紙のウラ面にコピー/プリントしてください。
仕上げ時に使用できない用紙について
フリーサイズ/ユーザー設定サイズの用紙、OHPフィルム、第2原図、ラベル用紙、はがき、封筒にコピー/プリントするときは、仕上げ機能を使用できません。
製本時の厚紙使用について
<製本>で厚紙6を表紙に使用する場合、<表紙のオモテ>と<ウラ表紙のウラ>のみコピー/プリントできます。
自動検知可能な用紙サイズ
給紙カセット:320 mm × 450 mm (SRA3)、305 mm × 457 mm、330 mm × 483mm、A3、B4、A4R、A4、B5R、B5、A5、A5R、A6R、11"×17"、LGL、LTR、LTRR、STMTR、EXEC
多段デッキ・C:320 mm × 450 mm (SRA3)、305 mm × 457 mm、330 mm × 483mm、A3、B4、A4R、A4、B5R、B5、A5R、11"×17"、LGL、LTR、LTRR、STMTR、EXEC
PODデッキライト・C:320 mm × 450 mm (SRA3)、305 mm × 457 mm、330 mm × 483mm、A3、B4、A4R、A4、B5R、B5、A5R、11"×17"、LGL、LTR、LTRR、STMTR、EXEC
ジョブロック使用時の用紙について
ジョブロックを使用するときは次の用紙を使用しないでください。ジョブロック情報および追跡情報が正しく埋め込まれない恐れがあります。
用紙サイズ:A5サイズ未満、ユーザー設定サイズ
用紙の種類:薄紙、OHPフィルム、第2原図、色紙
用紙についての注意事項
|
次の用紙は使用しない紙づまりや印刷不良の原因になることがあります。 しわや折り目がある紙 カールした紙や巻いた紙 破れた紙 湿った紙 非常に薄い紙 薄いわら半紙 熱転写プリンターで印刷された紙 熱転写プリンターで印刷された紙のウラ面 目の粗い紙 つるつるした紙 インクジェット専用の郵便はがき 用紙を使うときは用紙は本機が設置されている環境に十分慣らしてからご使用ください。異なる温度/湿度に保管されていた用紙を使用すると、紙づまりや印字不良が起こる場合があります。 用紙の保管方法用紙は開封後すぐにお使いになることをおすすめします。用紙が残った場合は、入っていた包装紙に再度包み、平らな場所で保管してください。 湿気や乾燥を防ぐため、使用するまでは包装したままにしておいてください。 用紙が丸まったり折り目が付いたりするような置きかたをしないでください。 用紙を立てて保管したり、大量に積み重ねたりしないでください。 直射日光の当たる場所、湿度の高い場所、乾燥している場所、使用場所との温度差や湿度差が著しい場所には保管しないでください。 |
|
湿った用紙に印刷すると 排紙部周辺から湯気が出たり、排紙部に水滴が付いたりすることがあります。これは、トナーを定着するときの熱によって用紙に含まれる水分が蒸発しているためですので、異常ではありません(特に、室温が低い場合に発生しやすくなります)。 |
使用できる用紙について
紙の保管温度・湿度許容範囲は15°C~27.5°C、25%~75%です。許容範囲外で用紙を保管した場合、用紙の搬送や画質に影響が起こる可能性があります。
用紙を断裁して使用する場合、研磨材で断裁面を滑らかにする必要があります。用紙を平らな台に置き、研磨材を用紙の辺に向かって垂直に3回程度動かして、断裁面をなめらかにしてください。用紙の四辺を滑らかにしないと、画像にすじが入ったり、用紙の搬送に影響がでます。
印刷済み用紙を使用する場合の注意事項
本機以外の印刷機によって印刷された用紙(印刷済み用紙)を使用すると、部品の寿命が低下したり清掃間隔が短くなる場合があります。印刷済み用紙で使用されているインクの種類やスプレーパウダーの有無、安全性など、使用上の注意事項については、印刷済み用紙の発注先や購入した販売店、または担当サービスにお問い合わせください。
オフセット印刷機から印刷した用紙を使用する場合
オフセット印刷に使用されるインクは、種類によって高温で軟化・融解する可能性のある物質(溶剤やワックス)が含まれている場合があります。本機のトナー定着温度は高温になるため、それらのインクが使われた用紙を使用すると、本体の定着器などにインクが付着し、出力紙が汚れたり、部品の寿命が低下したりする場合があります。インクの融解を避けるため、耐熱性の高い油性(酸化重合乾燥)インクまたはUV硬化インクが使用された用紙をおすすめします。
インクが融解する場合、トナーの定着温度を下げることで状況を改善できることがあります。ただし、トナーの定着性が低下する可能性があるため、詳細については担当サービスにお問い合わせください。
印刷済み用紙は十分に(72時間以上)乾燥させてから使用してください。
インクが載っている部分やニスなどでコーティングされた部分には印刷しないでください。トナーが定着せずに出力紙が汚れたり(特にコート紙を使用する場合)、スクリーン線数/角度の影響でモアレと呼ばれるまだら模様が出ることがあります。やむをえずインクが載っている部分に印刷する場合は、画像濃度がごく薄い箇所に印刷することで印刷結果が改善することがあります。また、モアレについてはスクリーン線数を調整することで印刷結果が改善することがあります。詳細については担当サービスにお問い合わせください。
油性インクで印刷する際に、裏写り防止で散布される粒子をスプレーパウダーといいます。スプレーパウダーが付着されている用紙を本体内部に通紙すると、スプレーパウダーが飛散し、出力紙が汚れたり、ローラーやベルトの搬送能力を低下させたりすることがあります。このため、油性インクの印刷済み用紙を使用する場合は、必要以上にスプレーパウダーが散布された用紙の使用を避け、それでも問題が発生する場合は、スプレーパウダーを除去することをおすすめします。スプレーパウダーにより機内が汚れた場合は、担当サービスにお問い合わせください。
フルカラーレーザープリンターから印刷した用紙を使用する場合
フルカラーレーザープリンターで印刷した用紙は使用しないでください。本機のトナー定着温度は一般的なカラーレーザープリンターよりも高温になるため、印刷済み用紙のトナーが融解すると同時に用紙が定着器に巻きつき、本機が故障する恐れがあります。また、使用できる条件下でも、グロス(光沢)の変化などにより出力紙の品質が低下する場合があります。やむをえずフルカラーレーザープリンターから印刷した用紙を使用する場合は、印刷範囲を狭くし、画像濃度を薄くしてください。また、使用する際は必ず担当サービスにお問い合わせください。
インサーター・Nまたはペーパーフォールディングインサーターユニット・Kから給紙して表紙・合紙に使用する場合に限り、フルカラーレーザープリンターから印刷した用紙を使用することができます。その際は、用紙のカールや張りつきに注意してください。
その他
印刷済み用紙を本体内部に通紙することで、用紙の性質が変化する場合があります。これにより給紙が適切に行われない場合は、<用紙さばきファンの風量調整>を行ってください。
印刷済み用紙は包装紙に包み、湿気が少なく直射日光の当たらない場所に保管してください。
インナートリマー・A装着時に、高温高湿下で印刷済み用紙を断裁することは避けてください。断裁時に用紙がずれて断裁されたり、紙づまりが発生したりする場合があります。
用紙のカールに関する注意事項
紙づまりや印字不良が起こる場合、多くは用紙がカールしていることに原因があります。用紙のかたさやカール方向、カールの大きさは本機が用紙を搬送する際に大きな影響を与えます。次の内容をよくお読みになり、用紙がカールしている場合は必ずカール量を補正してください。
用紙の紙目とカールの向きの関係について
用紙は紙目の方向(紙の繊維方向)によってかたさが異なり、紙目に対して平行にカールしやすくなります。
 :カールしやすい  :カールしにくい |
|
106 g/m2~300 g/m2のコート紙または52 g/m2~63 g/m2の薄紙は、搬送方向に対して紙目が平行に入っている用紙のご使用をおすすめします。 |
カールの補正
カールによる不具合を防ぐために、用紙のカールを補正して適正範囲内に収める必要があります。なお、用紙の種類・厚さによって不具合が発生するカール量が異なります。
|
カールの測定方法 次の図のように、上向きにカールしている状態で用紙を水平な場所に置き、搬送方向先端・両端のカール量を測定してください。 搬送方向横から見てカールしている場合 カール量の測定位置 | | 搬送方向横から見た用紙 | | | | 搬送方向 | | *カール量(mm)を測定 |
搬送方向正面から見てカールしている場合 カール量の測定位置 | | 搬送方向正面から見た用紙 | | | | 搬送方向 | | *カール量(mm)を測定 |
|
搬送方向横から見てカールしている場合の推奨範囲
本体およびPODデッキライト・C/ペーパーデッキユニット・Eから給紙する場合
用紙の厚さにかかわらず、上向きのカール、下向きのカールともに、カール量を5 mm以下に抑えることを推奨します。
手差しトレイから給紙する場合
105 g/m2以下の用紙の場合、上向きのカール、下向きのカールともに、カール量を10 mm以下に抑えることを推奨します。
106 g/m2~163 g/m2の用紙の場合、上向きのカールは10 mm以下、下向きのカールは5 mm以下にカール量を抑えることを推奨します。
164 g/m2~300 g/m2の用紙またははがきの場合、上向きのカールはカール量を5 mm以下に抑えることを推奨します。下向きのカールは推奨しません。
搬送方向正面から見てカールしている場合の推奨範囲
本体およびPODデッキライト・C/ペーパーデッキユニット・Eから給紙する場合
搬送方向正面から見てカールしているときは、ペーパーデッキ内のサイド規制板との間にすき間が空き、用紙が斜めに送られる恐れがあります。やむをえずカールしている用紙を使用する場合は、必ず5 mm以内にカール量を抑えてください。
厚紙(164 g/m2~300 g/m2)の場合、カールしている用紙のご使用は推奨しません。なお、厚紙(164 g/m2~300 g/m2)はカールしていなくても搬送不良を発生させることがあります。A4サイズ以下の用紙を使用する場合は長辺と平行に紙目が入っているものを、B4サイズ以上の用紙を使用する場合は短辺と平行に紙目が入っているもののご使用をおすすめします。
手差しトレイから給紙する場合
105 g/m2以下の用紙の場合、上向きのカール、下向きのカールともに、カール量を10 ㎜以下に抑えることを推奨します。
106 g/m2~163 g/m2の用紙の場合、上向きのカールは10 mm以下、下向きのカールは5 mm以下にカール量を抑えることを推奨します。
164 g/m2~300 g/m2の用紙またははがきの場合、カールしている用紙のご使用は推奨しません。
|
厚くて小さいサイズの用紙は、両端のカール量の差を5 mm以下に抑える必要があります。  :カール量1 mm  :カール量7 mm |
本機で印刷した用紙の保管について
本機で印刷した用紙の取り扱いや保管には、次のことに気を付けてください。
印刷した用紙の保管方法
平らな場所に保管してください。
クリアホルダなどPVC(ポリ塩化ビニル)素材のものと一緒に保管しないでください。トナーが溶けて用紙とPVC素材が貼り付くことがあります。
折れたりしわになったりしないように保管してください。トナーがはがれることがあります。
長期間(2年以上)保管するときはバインダーなどに入れて保管してください。
長期間保管すると、用紙の変色によりプリントが変色したように見えることがあります。
高温の場所には保管しないでください。
のり付けするときの注意
不溶性の接着剤を必ず使用してください。
不要になった印刷物で試してから、接着剤を使用してください。
のり付けした用紙を重ねるときは、完全に乾いていることを確認してください。