TPM設定を有効にする前に、管理者はAdministratorのパスワードを初期値以外に変更していることを確認してください。パスワードの初期値を変更していないと、管理者以外の第三者がバックアップをとることが可能になってしまい、TPMバックアップキーの持ち去りの原因となります。TPM鍵のバックアップは一度しか実行できないため、TPM鍵がリストアできなくなってしまいます。 TPMの設定を有効にしたら、ただちにTPMキーをUSBメモリーにバックアップしてください。 セキュリティー強化の観点から、TPM鍵のバックアップは一度しか実行できません。バックアップの際に設定したパスワードは忘れないように管理してください。 TPMで提供するセキュリティー機能は、データやハードウェアを完全に保護することを保証するものではありません。本機能の使用により生じる、いかなる障害、損害についても弊社は一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。 バックアップ/リストア中は、本機にアクセスできません。 バックアップ/リストア中は、USBメモリーを取り外さないでください。USBメモリー、USBポート、USBメモリー内のデータが破損する恐れがあります。また、リストア中にUSBメモリーを取り外した場合は、本機が故障する恐れがあります。 USBメモリーを使用するには、(設定/登録) <環境設定> <外部インターフェイス> <USB設定> <USB外部記憶デバイスにMEAPドライバーを使用>の<OFF>を押します。 |
TPM設定を有効にした場合、本機の起動に多少時間がかかることがあります。 |
バックアップを行う前に書き込み可能なメモリーメディアが接続されていることを確認してください。 次の場合、TPM鍵のバックアップはできません。 パスワードが間違えている USBメモリーが接続されていない 2つ以上のUSBメモリーが接続されている USBメモリーの空き容量が不足している 本機にTPM鍵が存在しない USBメモリーは以下の条件を満たすものをお使いください。 書き込み禁止になっていない パーティションが分かれていない 容量が60GB未満 暗号化がかかっていない TPM鍵のパックアップには、10MB以上の空き容量があるUSBメモリーを使用することをおすすめします。 使用するメモリーメディア以外は接続しないでください。 本機のデータは、暗号化された上でUSBメモリーにバックアップされます。バックアップデータをコンピューターで管理/閲覧はできません。 本機で使用できるUSBメモリーと使い方については、USBメモリーを差し込むも参照してください。 |
TPM鍵のリストアはTPMチップの故障に由来するハードディスク/SRAMへのアクセスを復旧させるものであり、メモリー領域自体の復旧を行うものではありません。 すべてのデータ/設定を初期化するの手順に従って初期化を行うと、TPM鍵で暗号化したデータが完全に消去され、TPMの設定は無効になります。 次の場合、TPM鍵のリストアはできません。 USBメモリーが接続されていない 2つ以上のUSBメモリーが接続されている USBメモリーにTPM鍵が存在しない USBメモリー内のTPM鍵が不正である バックアップの際に設定したパスワードが入力されなかった |