異常検知の設定を行う

異常検知の設定では、以下の設定を行います。
シャットダウンが行われずに主電源が切られた場合の検知を行うかどうか
検知レベル(停止状態のみか、ジョブ履歴の集計処理の異常や設定ファイルのリカバリ不可の検知も含むか)
ジョブ履歴自動エクスポートの処理状況の異常検知を行うかどうか
通知を行うまでの検知回数(1回~5回)
デバイスの掲示板に異常検知を表示するかどうか
メール通知のためのSMTPサーバー、Toアドレス、Ccアドレス、Fromアドレス、SMTP認証の設定
デバイスの設定を[HTTPを使用しない]に変更した場合のHTTPのポート番号の更新処理
重要
デバイスの時刻を変更した場合、デバイスの再起動が必要です。
デバイスがスリープモードに移行すると異常検知が行われません。
デバイスで大量のジョブが実行されている場合は、Monitoring Toolに実行権が回ってこないため、異常検知が遅れることがあります。
お使いのデバイスによっては、以下の機能に対応していません。
正常なシャットダウンを伴わない主電源オフの検知
異常検知の掲示板への表示
1.
Monitoring Toolにログインします。
Monitoring Toolのログイン方法については、「ログイン」を参照してください。
[Accounting Manager for MEAP Monitoring Tool]ページが表示され、現在の監視状態が表示されます。
2.
異常検知の設定を変更する場合、[設定]をクリックします。
3.
異常検知を行う項目にチェックマークを付け、各項目を選択および入力します。
シャットダウンが行われずに主電源が切られたときに検知を行う場合
[シャットダウンを行わずに電源をオフにされたら検知する]にチェックマークを付けます。
この検知は、Monitoring Toolが再起動されたときに行われます。[異常検知をメールする]または[異常検知をデバイスの掲示板に通知する]にチェックマークが付けてあるときには、シャットダウンが行われずに主電源が切られた場合(MEAPアプリケーションの停止エラー)にユーザーに通知します。
重要
デバイスがリモートUIから再起動された場合、機種によっては正常なシャットダウンが行われません。このため、シャットダウンが行われずに主電源が切られたと判断されて検知が行われます。 
AM for MEAPの異常検知を行う場合
[Accounting Manager for MEAPの異常検知を行う]にチェックマークを付けてから、各項目を設定します。
[検知レベル]
異常通知を行う条件を選択します。
停止状態のみ
AM for MEAPが開始されているかどうかをチェックして、停止状態の判定を行います。
停止状態、またはジョブ履歴の集計処理が異常の場合
停止状態、ジョブ履歴の集計処理の異常、ジョブ履歴の取得不可、AM for MEAPの設定ファイルのリカバリ不可を検知します。
[ジョブ履歴自動エクスポート処理状況の異常検知を行う]
ジョブ履歴自動エクスポートの異常検知を行うかどうかを指定します(初期設定値はチェックマークなし:行わないです)。
[通知を行うまでの検知回数]
ユーザーに異常を通知するまでに行う検知回数を1から5の数値で指定します(初期設定値は3です)。
AM for MEAPの異常検知と、ジョブ履歴自動エクスポート失敗検知の両方に反映されます。
例:3が指定された場合
1時間ごとにAM for MEAPを監視して、異常を3回検知すると、ユーザーに異常を知らせます。
異常検知をデバイスの掲示板に通知する場合
[異常検知をデバイスの掲示版に通知する]にチェックマークを付けます。
異常が解消された場合に、デバイスの掲示板に表示された通知を自動で消したいときは、[異常解消後に通知を自動で消す]にチェックマークを付けます。
重要
掲示板は、お使いのデバイスと併用します。掲示板に異常検知を表示させない場合は、[異常検知をデバイスの掲示板に通知する]のチェックマークを外し、管理者へ通知するメールの設定を行ってください。
お使いのデバイスによっては、チェックマークを付けてもデバイスの掲示板に異常検知が表示されないことがあります。
異常検知をデバイスの掲示板に通知する場合、デバイスの[ネットワーク設定]-[SNMP設定]で[SNMPv1]をONにする必要があります。
メモ
[異常解消後に通知を自動で消す]がOFFの場合でも、デバイスの掲示板に表示された通知を手動で消すことができます。詳細は、「掲示板の表示の消去」を参照してください。
異常検知をメール通知する場合
重要
暗号化通信環境でのメール送信は非サポートです。
メモ
「シャットダウンを伴わない電源オフ」の通知に失敗したときは、成功するまでリトライします。1度も成功せずに電源オフすると、次回起動時にはリトライしません。その他の異常検知の通知失敗時は、リトライしません。
[異常検知をメール通知する]にチェックマークを付けてから、各項目を設定します。
[SMTPサーバ名]
AM for MEAPの異常を検知した場合に送信する電子メールのSMTPサーバー名を指定します。この項目は入力必須です(初期設定値は空白)。
メモ
SMTPサーバー名には、ホスト名またはIPアドレスを指定します。半角英数字およびハイフン(-)、ピリオド(.)のみが使用可能です。半角256文字まで入力できます。
ホスト名を使用する場合は、デバイスのネットワーク設定においてDNSサーバーを正しく設定しておく必要があります。
SMTPサーバー名の後ろに「:<ポート番号>」を付けることで、ポート番号の指定ができます。 (例:smtp.example.co.jp:10025)
[Toアドレス]
AM for MEAPの異常を検知した場合に送信する電子メールの宛先アドレスを指定します。この項目は入力必須です(初期設定値は空)。
[Ccアドレス]
AM for MEAPの異常を検知した場合に送信する電子メールのCcアドレスを指定します。この項目の入力は任意です。
メモ
電子メールアドレスは、半角256文字まで入力できます。
複数アドレスを指定する場合には、カンマ(,)区切りで指定します。カンマの前後に半角スペースを入力することができます。最大で5つのアドレスまで指定できます。合計で半角256文字まで入力できます。
[Fromアドレス]
AM for MEAPの異常を検知した場合に送信する電子メールの送信元アドレスを指定します。この項目は入力必須です(初期設定値は空)。
メモ
電子メールアドレスは、半角256文字まで入力できます。
[SMTP認証(SMTP AUTH)する]
SMTPサーバーにログインしてからメールを送信する方式(SMTP認証)のSMTPサーバーをお使いの場合、チェックマークを付けます。
[ユーザ名]
SMTP認証用のユーザー名を入力します。
[パスワード]
SMTP認証用のパスワードを入力します。
メモ
[ユーザ名]は半角64文字まで、[パスワード]は半角32文字まで入力できます。
[パスワード]は保存されません。設定を変更する場合は、再度入力してください。
[テストメール]
[SMTPサーバ名][Toアドレス][Ccアドレス][Fromアドレス]の設定を確認するため、テスト用のメールを送信します。送信テストを行ったあと、送信結果を表示するページが表示されます。
表示言語を切り替える場合
[表示言語]のドロップダウンリストからJapanese、Englishのいずれかを選択します。
[OK]を押した後で、[Accounting Manager for MEAP/MEAP-Lite Monitoring Tool]ページ、[異常検知の設定]ページおよびメール通知で送信されるメールの言語が設定した言語に切り替わります。

ポート番号の更新

お使いのデバイスによっては、以下の場合に[異常検知の設定]ページで[OK]ボタンをクリックして、ポート番号の更新処理を行う必要があります。
デバイスのHTTPを使用しない設定にしたとき
なお、ポート番号の更新処理を行う前にメール通知が行われていた場合、二重通知防止のために、ポート番号更新処理後にメール通知が行われないことがあります。ポート番号の更新処理前にメール通知が行われていた場合には、デバイスを再起動してください。詳細については、担当サービスにご相談ください。