詳細な設定をしてPDF文書に変換したい
Desktop Browserでライブラリーに保管されている文書に、データの圧縮や、パスワードの設定などの詳細な設定をした上で、PDF文書に変換できます。
重要 |
Reader Extensions付きPDF文書の場合、詳細な設定をしてPDF文書に変換するとReader Extensions機能は削除されます。 |
1.
ファイルリストビューウィンドウで、変換する文書を選択します。
2.
リボンの［変換］ > ［詳細を設定してPDF文書に変換］を選択します。
または、次のいずれかの操作を行います。
リボンの［PDF変換 (詳細設定)］をクリック
ファイルリストビューウィンドウで右クリックして［詳細を設定してPDF文書に変換］を選択
1つの文書を選択した場合は、［PDF文書の詳細設定］が表示されます。手順4へ進みます。
複数の文書を選択した場合は、［複数文書の順序設定］が表示されます。手順3へ進みます。
メモ |
ツールボタンでも同じ操作ができます。Desktop Browserのツールバーにツールボタンが表示されていない場合は、次を参照して表示してください。 |
3.
結合する文書の順序を指定して、［OK］をクリックします。
［上へ］ | 選択した文書を上に移動します。 |
［下へ］ | 選択した文書を下に移動します。 |
［PDF文書の詳細設定］が表示されます。
4.
PDF文書の詳細を設定します。
［PDF/A-1b形式に変換する］ | PDF/A-1b形式に準拠したPDF文書に変換します。 |
［圧縮設定］ | PDF文書の圧縮を設定します。 |
［Web表示用に最適化する］ | PDF文書をWeb表示用に最適化する場合にチェックマークを付けます。 チェックマークを付けてPDF文書に変換すると、WebにPDF文書をアップロードした際、ページ単位でダウンロード（バイトサービング）できるようになります（［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けた場合は、設定できません）。 |
［フォントを埋め込まない］ | PDF文書を作成する際に、埋め込みフォントを使用せずに変換する場合にチェックマークを付けます（［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けた場合は、設定できません）。 埋め込みフォントを使用せずにPDF文書に変換するため、PDF文書の容量を軽くできます。 |
［ページの内容をすべて画像に変換する］ | チェックマークを付けると、PDF文書に変換する文書内のページを、すべてTIFF形式の画像に変換します。 |
［詳細設定］ | 変換する画像の設定ができます。 ［カラーモード］：カラーを指定します。 ［解像度］：解像度を指定します。 |
［テキスト認識(OCR)をする］ | TIFF画像に変換された文書を、テキスト検索できるようにする場合にチェックマークを付けます（OCR機能）。 サイズの大きな文書を変換する際に、時間がかかる場合があります。 |
［OCRの言語］ | OCR機能で使用する言語をプルダウンリストから選択します。 |
［自動回転を行う］ | チェックマークを付けると、文書の上下方向を正しい向きに補正します。縦向きと横向きのページが混在する文書の場合にチェックマークを付けます。 |
［傾き補正を行う］ | チェックマークを付けると、文書の傾きを補正します。文書が傾いている場合にチェックマークを付けます。 |
［パスワードを設定する］ | セキュリティーのために、PDF文書を開いたり、印刷、編集を制限したりする場合にチェックマークを付けます（［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けた場合は、設定できません）。 |
［互換性のある形式］ | PDF文書のセキュリティー設定の互換性を選択します。 |
［文書を開くときにパスワードが必要］ | チェックマークを付けると、PDF文書を開くときにパスワード入力が必要になります。 |
［文書を開くパスワード］ | PDF文書を開くためのパスワードを入力します。 |
［文書の印刷および編集を制限する(権限設定を変更するにはパスワードが必要)］ | チェックマークを付けると、PDF文書の印刷、変更、コピーを制限できます。 |
［印刷を許可］ | PDF文書の印刷許可を設定します。 |
［変更を許可］ | PDF文書の変更許可を設定します。 |
［コンテンツのコピー］ | PDF文書のコンテンツのコピー許可を設定します。 |
［制限を解除する権限パスワード］ | 文書の印刷、編集制限を解除するためのパスワードを入力します。 |
5.
［OK］をクリックします。
PDF文書に変換され、元のフォルダーに保存されます。
［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けた場合は、確認メッセージが表示されます。この場合は、手順6へ進みます。
文書を開くパスワードを設定した場合は、［文書を開くパスワードの確認］が表示されます。この場合は、手順7へ進みます。
文書の印刷、および編集を制限した場合は、［権限パスワードの確認］が表示されます。この場合は、手順8へ進みます。
変換に60秒以上かかる場合、確認メッセージが表示されます。［いいえ］を選択すると、PDF文書への変換が中止されます。
重要 |
PDF文書に変換できない場合は、次の操作を行ってください。 1.文書に関連付けられたアプリケーションで文書を開く。 2.アプリケーションから、プリンターに［Canon Desktop Document Writer］を選択して印刷する。 3.Desktop Editorの［ファイル］メニュー > ［PDF形式でエクスポート］を選択する。 ［フォントを埋め込まない］にチェックマークを付けてPDF文書に変換した場合、PDF文書が正常に表示されなくなることがあります。これは、PDF文書を閲覧するコンピューターに、PDF文書で使用されているフォントがインストールされていないためです。正しく表示するには、フォントをインストールするか、［フォントを埋め込まない］にチェックマークを付けずに、文書をPDFに変換してください。 ［テキスト認識(OCR)をする］にチェックマークを付けた場合、［OCRの言語］が正しく選択されていても、使用されている文字や文書の形式によっては、元の文書と異なる文字として認識することがあります。 |
メモ |
テキストファイルがPDF変換されない場合は、テキストファイルをメモ帳で開き、［プリンターの選択］から「Canon Desktop Document Writer」を選択して印刷を実行してください。 ［ページの内容をすべて画像に変換する］をONにした場合、付箋の一部がページの領域外にはみ出していると、領域外の部分は変換されたPDFに含まれません。 ［テキスト認識(OCR)をする］にチェックマークをつける場合、次のことに注意してください。 ［圧縮設定］が無効となり、設定できません。 元の文書の最大用紙サイズはA3です。 ［傾き補正を行う］にチェックマークを付けると、作成したPDF文書の用紙サイズは、元の文書の用紙サイズより大きくなる場合があります。その場合、元の文書と同じサイズの用紙に印刷/ファクス送信すると、ひとまわり小さくなります。 生成されるPDF文書の容量以外にハードディスクに空き容量が必要です。ページ数が多い場合には、最大で空き容量を1 GB使用します。 自動的に［ページの内容をすべて画像に変換する］のチェックボックスにチェックマークが付きます。 ［詳細設定］をクリックして表示される［画像の詳細設定］の［解像度］の上限値は［300 dpi］になります。 選択した文書の中に、変換できない文書が含まれている場合は、変換できなかった文書とエラーメッセージが表示されます。 変換されたPDF文書の文書名は、次のようになります。 1つの文書を選択した場合：オリジナル文書名に拡張子「.pdf」を付けたもの。オリジナル文書がPDF文書の場合はオリジナル文書名の後ろに「（2）」を付けたもの 複数の文書を選択した場合：先頭の文書名に拡張子「.pdf」を付けたもの。先頭の文書がPDF文書の場合はオリジナル文書名の後ろに「（2）」を付けたもの ［PDF文書の詳細設定］で設定した値は、次回も同じ設定が保持されます。 ［PDF文書の詳細設定］は「文書をPDFに変換してメール送信する」のダイアログボックスと同じ設定内容ですが、設定値は別々に保持されます。「文書をPDFに変換してメール送信する」については、次を参照してください。 ［バージョンの作成］が設定されているライブラリー内のPDF文書を結合した場合は、［バージョンコメントの入力］が表示されます。［バージョンコメントの入力］を非表示にできます。詳細は次を参照してください。 幅/高さのいずれかが482.6 mm（19 インチ）を超えるイメージを変換した場合は、その画像は［イメージを縮小する用紙サイズ］で設定されたサイズに収まるように縮小してPDF変換されます。 イメージに解像度の情報が含まれていない場合は、96 dpiで換算されます。 ［ファイル］メニュー > ［オプション］ > ［システム設定］ > ［共通設定］ > ［インポート］ > ［イメージを縮小する用紙サイズ］ Desktop V2.0.1以前を使用して作成された注釈がある場合、［ページの内容をすべて画像に変換する］にチェックマークを付けて実行すると注釈は削除されます。 |
6.
［OK］をクリックします。
PDF文書に変換され、元のフォルダーに保存されます。
メモ |
［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けた場合で、PDF/A形式に準拠したPDF文書への変換に失敗した場合は、エラーメッセージが表示されます。エラーの原因については、次を参照してください。 オリジナル文書がPDF/A形式に準拠している場合で、［PDF/A-1b形式に変換する］にチェックマークを付けなかった場合、変換後のPDF文書はPDF/A形式に準拠しない文書になります。 ［今後、このメッセージを表示しない］にチェックマークを付けることで、確認メッセージを非表示にできます。確認メッセージを非表示に設定にしても、［PDF/Aに準拠したPDFの変換時に確認メッセージを表示する］にチェックマークを付けることで、表示できます。 ［ファイル］メニュー > ［オプション］ > ［システム設定］ > ［Browser］ > ［ダイアログボックスの表示］ > ［PDF/Aに準拠したPDFの変換時に確認メッセージを表示する］ |
7.
［文書を開くパスワード］で入力したパスワードを再入力して、［OK］をクリックします。
PDF文書に変換され、元のフォルダーに保存されます。
文書の印刷、および編集を制限した場合は、［権限パスワードの確認］が表示されます。この場合は、手順8へ進みます。
8.
［制限を解除する権限パスワード］で入力したパスワードを再入力して、［OK］をクリックします。
PDF文書に変換され、元のフォルダーに保存されます。