暗号化通信のための証明書について

インストール直後の状態で本ソフトウェアにアクセスすると、Webブラウザーによるセキュリティーの警告が表示されます。これは、本ソフトウェアに同梱されている証明書に、インストール先のコンピューター固有の情報が入っていないためです。この状態で運用した場合でも、通信内容は暗号化されます。警告が表示されないようにするには、正規の証明書を作成して、コンピューターに登録する必要があります。

本ソフトウェアに同梱されている証明書を使用する場合

Webブラウザーに警告が表示されたら、以下の手順で本ソフトウェアにアクセスしてください。

メモ
Webブラウザーによっては、アクセスするたびに警告が表示されます。 Webブラウザーのバージョンによっては、手順が異なることがあります。

Chrome

1. [詳細設定]をクリックします。

2. [<URLまたは名前> にアクセスする（安全ではありません）]をクリックします。

Edge

1. [詳細](画面の下部にあるボタン)をクリックします。

2. [<URLまたは名前> に進む (安全ではありません)]をクリックします。

Firefox

1. [詳細]をクリックします。

2. [危険性を承知で続行]をクリックします。

正規の証明書を使用する場合

正規の証明書を使用する場合は、以下の手順に従ってください。

本ソフトウェアがインストールされているコンピューター用の、正規の証明書を作成します。

証明書の種類に応じて、適切な証明書を作成してください。

証明書を、証明書ストアに登録します。

本ソフトウェアがインストールされているコンピューターに管理者権限でログオンします。

スタートメニューを右クリックして、[ファイル名を指定して実行]を選択します。

[名前]に「certlm.msc」と入力したあと、[OK]をクリックします。

[ユーザーアカウント制御]画面が表示された場合は、[はい]をクリックします。

[certlm - [証明書 - ローカルコンピューター]]画面の左側で、証明書の追加先のフォルダーを右クリックします。

作成した証明書の種類に応じて、適切なフォルダーを選択してください。

[すべてのタスク] > [インポート]を選択します。

画面の指示に従って、証明書をコンピューターに登録します。

登録した証明書をダブルクリックします。

[証明書]画面の[詳細]タブをクリックします。

[フィールド]のリストから[拇印]を選択して、画面下部に表示された文字列をコピーします。

コピーした文字列を、テキストファイルにペーストして保存します。

[証明書]画面、[certlm - [証明書 - ローカルコンピューター]]画面を閉じます。

本ソフトウェアの定義ファイルに、証明書の情報を追記します。

本ソフトウェアがインストールされているコンピューターに管理者権限でログオンします。

メモ帳を管理者権限で起動します。

[ユーザーアカウント制御]画面が表示された場合は、[はい]をクリックします。

メモ帳で、以下のファイルを開きます。

%ProgramFiles%\Canon\CDCA\dsfa.exe.config

<appSettings>の子要素として、以下の一行を追加します。

<拇印>は、手順2でファイルに保存した拇印の文字列です。

メモ
拇印の文字列にスペースが含まれている場合でも、そのまま記述して問題ありません。

ファイルを保存します。

本ソフトウェアのサービスを再起動します。

スタートメニューから、[Windows 管理ツール] > [サービス]を開きます。

以下のサービスを再起動します。

Canon Data Collection Agent

Webブラウザーから本ソフトウェアにアクセスして、警告が表示されないことを確認します。