階調を補正する
使用環境(温湿度)の変動や連続出力などの影響で、本来出力するCMYKトナーの最大濃度およびバランスが変動します。自動階調補正は、常に最適な濃度バランスを維持する機能です。階調補正には、精密に補正する
フル補正と、簡易的に補正する
クイック補正の2種類があります。
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自動階調補正は、安定した室内環境(温度・湿度)の下で行ってください。夏季や冬季に空調設備を始動した直後は、室内環境が急激に変化するため、色味が変動する恐れがあります。 自動階調補正をする場合は、フル補正をお使いになることをおすすめします。クイック補正は、次回フル補正をするまでの簡易補正としてお使いください。 本製品では、用紙種類に応じてトナーやプリントスピードを調節しています。確実に調整するために、正しい用紙種類を選択してください。 テストページは正しくセットしてください。テストページが正しく読み込まれないと、階調、濃度および色味の補正が正常に行われません。 |
フル補正
画像の階調を精密に補正し、印刷時の再現性を最適化します。最適化した情報は次回のフル補正まで保持されます。
フィーダを使った調整方法(オプション)
テストページを読み込む動作を2回繰り返すことで、階調補正を行います。用紙は3~11枚消費されます。消費枚数は<テストページの出力枚数>で設定した枚数により異なります。
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以下の用紙を使用できます。給紙箇所に、以下の用紙がセットされていることを確認してから操作してください。 サイズ: A3または11" × 17" 坪量/表面性/白色度:キヤノン GF-C081(81.4 g/m2)*または補正用紙として登録/選択されている用紙 * 用紙名称は予告なく変更される場合があります。詳しくは担当サービスにお問い合わせください。 |
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
インライン分光光度センサー・Aが装着されている場合
1 | <方式の選択>を押す |
2 | <スキャナーを使用する> <フィーダー> <OK>を押す |
インライン分光光度センサー・Aが装着されていない場合
2
<フル補正>を押す
3
テストプリントに使う用紙がセットされた給紙箇所を選択して、<OK>を押す
4
<プリント開始>を押す
テストページ1が出力されます。
5
出力されたテストページをフィーダーにセットして、<読込開始>を押す
テストページ1は、黒い帯が右端になるようにフィーダーに置いてください。
6
フィーダーからテストページ1を取り除いて、<プリント開始>を押す
テストページ2が出力されます。
7
出力されたテストページ2をフィーダーにセットして、<読込開始>を押す
テストページ2は、黒い帯が奥になるようにフィーダーに置いてください。
8
フィーダーからテストページ2を取り除く
原稿台を使った調整方法(オプション)
テストページを読み込む操作を3回繰り返すことで、階調補正を行います。用紙は3~11 枚消費されます。消費枚数は<テストページの出力枚数>で設定した枚数により異なります。
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以下の用紙を使用できます。給紙箇所に、以下の用紙がセットされていることを確認してから操作してください。 サイズ: A3または11" × 17" 坪量/表面性/白色度:キヤノン GF-C081(81.4 g/m2)*または補正用紙として登録/選択されている用紙 * 用紙名称は予告なく変更される場合があります。詳しくは担当サービスにお問い合わせください。 |
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
インライン分光光度センサー・Aが装着されている場合
1 | <方式の選択>を押す |
2 | <スキャナーを使用する> <原稿台> <OK>を押す |
インライン分光光度センサー・Aが装着されていない場合
1 | <フル補正時にフィーダーを使用>を選択を解除する |
2
<フル補正>を押す
3
テストプリントに使う用紙がセットされた給紙箇所を選択して、<OK>を押す
4
<プリント開始>を押す
テストページ1が出力されます。
5
出力されたテストページ1を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ1は、黒い帯が左端になるように原稿台に伏せて置いてください。
6
原稿台からテストページ1を取り除いて、<プリント開始>を押す
テストページ2が出力されます。
7
出力されたテストページ2を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ2は、黒い帯が左端になるように原稿台に伏せて置いてください。
8
原稿台からテストページ2を取り除いて、<プリント開始>を押す
テストページ3が出力されます。
9
出力されたテストページ3を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ3は、黒い帯が左端になるように原稿台に伏せて置いてください。
10
原稿台からテストページ3を取り除いて、<プリント開始>を押す
テストページ4が出力されます。
11
出力されたテストページ4を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ4は、黒い帯が左端になるように原稿台に伏せて置いてください。
12
原稿台からテストページ4を取り除く
インラインセンサーを使った調整方法(オプション)
テストページを読み込む動作を自動的に繰り返すことで、階調補正を行います。用紙は10~18枚消費されます。消費枚数は<テストページの出力枚数>で設定した枚数により異なります。
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以下の用紙を使用できます。給紙箇所に、以下の用紙がセットされていることを確認してから操作してください。 サイズ: A3または11" × 17"、320 × 450 mm(SRA3)、12" × 18"、13" × 19" 坪量/表面性/白色度:キヤノン GF-C081(81.4 g/m2)*または補正用紙として登録/選択されている用紙 * 用紙名称は予告なく変更される場合があります。詳しくは担当サービスにお問い合わせください。 |
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
マルチカラーイメージリーダーユニット・Pが装着されている場合
1 | <方式の選択>を押す |
2 | <スキャナーを使用しない> <OK>を押す |
2
<フル補正>を押す
3
テストプリントに使う用紙がセットされた給紙箇所を選択して、<OK>を押す
4
<プリント開始>を押す
テストページが出力され、自動的に補正が行われます。
クイック補正
以前行ったフル補正のデータをもとに階調を簡易的に補正します。クイック補正を行っても効果が不十分なときはフル補正を行ってください。
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
2
補正する用紙を選択して<クイック補正>を押す
<補正レベル>で<簡易>を選択した場合は、用紙の選択を行う必要はありません。補正はすべての用紙種類に適用されます。
3
<開始>を押す
補正用紙を登録する
ユーザー設定用紙に対して自動階調補正を行う場合は、あらかじめユーザー設定用紙を補正用紙として登録する必要があります。
テストページを読み込む操作を基準紙とユーザー設定用紙に対して行うことで、ユーザー設定用紙を補正用紙として登録します。基準紙1枚、ユーザー設定用紙1枚の計2枚に対してテストプリントが行われるため、用紙の消費は2枚です。
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補正用紙の登録は、安定した室内環境(温度・湿度)の下で行ってください。
補正用紙の登録後に室内環境が急激に変化した場合は、登録済みの補正用紙を使って自動階調補正を行っても、うまく階調や濃度、色味が補正できないことがあります。このような場合は再度、補正用紙の登録を行うようにしてください。
キヤノン GF-C081(81.4 g/m2)と同様の表面性/白色度を持つ用紙を補正用紙として登録してください。それ以外の用紙を登録して補正用紙として使用した場合は、階調や濃度、色味が適正に補正できないことがあります。
給紙箇所に、以下の「基準紙」と「補正用紙として登録するユーザー設定用紙」がセットされていることを確認してから操作してください。 サイズ | A3または11" × 17"、305×457 mm、320×450 mm(SRA3)、330×483 mm | 坪量/表面性/白色度 | 基準紙: キヤノン GF-C081*(81.4 g/m2) 薄紙、普通紙1~3、厚紙1~6/上質紙で、キヤノン GF-C081(81.4 g/m2)と同様の白色度を持ち、補正用紙としてすでに登録されている用紙
上記用紙と同じ坪量/表面性/白色度を持ち、補正用紙としてすでに登録されているユーザー設定用紙
補正用紙として登録するユーザー設定用紙: |
* 用紙名称は予告なく変更される場合があります。詳しくは担当サービスにお問い合わせください。 |
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<補正用紙1>、<補正用紙2>、<補正用紙3>の<用紙情報>に登録された<ユーザー設定用紙>は変更および削除ができなくなります。<ユーザー設定用紙>の削除または変更をしたい場合は、いったん補正用紙として別の<ユーザー設定用紙>を登録してください。 用紙種類の管理設定 |
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
2
<補正用紙の登録>を押す
3
新しい補正用紙の登録先を選択して、<次へ>を押す
補正用紙は最大3つまで登録でき、上書きすることも可能です。上書きすると以前登録した補正用紙はなくなります。
4
基準紙として使う補正用紙を選択して、<次へ>を押す
5
基準紙として使う用紙がセットされた給紙箇所を選択して、<次へ>を押す
本製品では、用紙種類に応じてトナーやプリントスピードを調節しています。確実に調整するために、正しい用紙種類を選択してください。
6
<プリント開始>を押す
テストページ1が出力されます。
7
出力されたテストページ1を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ1は、黒い帯が奥になるように原稿台に伏せて置いてください。
8
原稿台からテストページ1を取り除く
9
補正用紙として使うユーザー設定用紙がセットされた給紙箇所を選択して、<次へ>を押す
本製品では、用紙種類に応じてトナーやプリントスピードを調節しています。確実に調整するために、正しい用紙種類を選択してください。
10
<プリント開始>を押す
テストページ2が出力されます。
11
出力されたテストページ2を原稿台ガラスにセットして、<読込開始>を押す
テストページ2は、黒い帯が奥になるように原稿台に伏せて置いてください。
12
原稿台からテストページ2を取り除く
補正用紙を選択する
補正用紙として使用する用紙の種類を選択します。
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
2
<補正用紙の選択> 補正に使う用紙を選択 <OK>を押す
本製品では、用紙種類に応じてトナーやプリントスピードを調節しています。確実に調整するために、正しい用紙種類を選択してください。
ユーザー設定用紙に対して自動階調補正を行う場合は、事前に登録したユーザー設定用紙を補正用紙として選択してください。
補正値を初期化する
自動階調補正を行っても、うまく階調や濃度、色味が補正できない場合や、テストページに対して読み取りエラーが出てしまった場合は、<フル補正時の初期化>を<ON>にしたあとフル補正を行ってください。
1
(設定/登録)
<調整/メンテナンス>
<画質調整>
<自動階調補正>を押す
2
<フル補正時の初期化>
<ON>
<OK>を押す
3
「
フル補正」の手順2~4にしたがって、フル補正を行う