<ファイル生成>

各ファンクションで共通するファイル生成に関する設定を行います。
 
一括インポートの項目(A、B、Cおよび×)については、「一括インポート」についてを参照してください。

<高圧縮時の画質レベル>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
<スキャンして送信>や<スキャンして保存>をする際のファイル形式に、PDF(高圧縮)または XPS(高圧縮)を選択したときの画質レベルを設定できます。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<高圧縮時の画質レベル>
<文字/写真モード、写真モード時>:<データサイズ優先>、<普通>、<画質優先>
<文字モード時>:<データサイズ優先>、<普通>、<画質優先>
B
設定/登録の基本情報
ファクス、Iファクスの送信では、本設定は無効になります。
原稿の種類が<文字>のときに、色数の多い原稿を読み込んだ場合は、選択した画質レベルに従ってデータサイズと色数を調べ、圧縮を行います。単色から数色までの色数の少ない原稿では、どの画質レベルを選択してもあまり変わりません。

<OCR (文字認識) 設定>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
ファイル形式で「PDF/XPS/OOXML(OCR)」を選択したときの、原稿向き自動検知の設定とファイル名OCRで使用する文字数を設定します。原稿向き自動検知とは、原稿の文字方向と並び方向を判断し、パソコンで閲覧するさいに正しい上下になるようにデータを回転させる機能です。ファイル名OCRとは、OCR処理で読み込んだ最初の文字列を送信するときのファイル名にする機能です。ファイル名OCRはスキャンして送信画面の<その他の機能>の<ファイル名>から設定します。ファイル名を設定する
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<OCR (文字認識) 設定>
<原稿向き自動検知>:<ON>、<OFF>
C
設定/登録の基本情報
<ファイル名OCRの文字数設定>:1~24
C
設定/登録の基本情報
<ファイル名OCRの文字数設定>で設定した文字数は半角時の文字数です。読み込むファイルが全角の場合、設定した文字数の半分の文字列を抽出してファイル名にします。
ファイル名OCRと暗号化PDFを同時に設定して送信することはできません。

<アウトライン設定>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
図形をアウトライン化したファイルを生成するときの、原稿に含まれる線画の認識率を変更できます。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<アウトライン設定>
<図形のアウトライン化>:<ON>、<OFF>
C
設定/登録の基本情報
<図形と認識するレベル>:<普通>、<やや高い>、<高い>
C
設定/登録の基本情報
<背景画質のレベル>:<データサイズ優先>、<普通>、<画質優先>
C
設定/登録の基本情報
<図形と認識するレベル>は、認識レベルを上げるごとにデータサイズも大きくなります。最初は<普通>、望ましい結果が得られなければ<やや高い>、<高い>の順で認識レベルを上げていくことをおすすめします。
ファクス、Iファクスの送信では、この設定は無効になります。

<OOXML設定>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
Office Open XML形式のファイルを生成するときの背景画質のレベル、カラー図形と認識するレベル、カラー図形中の等幅線の認識の設定をします。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<OOXML設定>
<背景画質のレベル>:<画質優先>、<標準>、<データサイズ優先>
C
設定/登録の基本情報
<カラー図形と認識するレベル>:<高い>、<標準>、<認識しない>
C
設定/登録の基本情報
<カラー図形中の等幅線の認識>:<ON>、<OFF>
C
設定/登録の基本情報
ファクス、Iファクスの送信では、この設定は無効になります。
カラー図形の設定はPowerPointのみ有効です。

<Wordファイルに背景画像を含める>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
原稿をスキャンしてWordファイルを生成する際、背景として認識された画像を消去します。不必要な画像が消えるため、Wordファイルの編集がしやすくなります。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<Wordファイルに背景画像を含める>
ON>、<OFF>
C
設定/登録の基本情報

<PDFの下限バージョン指定>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
PDF生成時に付与するバージョンの下限を指定できます。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<PDFの下限バージョン指定>
指定しない>、<1.5>、<1.6>、<1.7>
C
設定/登録の基本情報
PDFに設定する機能によっては、本設定で指定したバージョンよりも上になる場合があります。

<PDFをPDF/A準拠にする>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
PDF/A-1bに準拠したPDFを生成できます。PDFを表示するときの見栄えが、機器や閲覧ソフトによって変わらないことが保証されているので、長期保存に適しています。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<PDFをPDF/A準拠にする>
<ON>、<OFF
C
設定/登録の基本情報
本設定は、下記の初期値として連動します。
<スキャンして送信>の<ファイル形式>
<スキャンして保存>の<ファイル形式>
<転送設定>の<ファイル形式>
ファクス、Iファクスの送信では、この設定は無効になります。
<PDFをPDF/A準拠にする>を<ON>にしている場合は、PDFに次の機能を設定できません。
暗号化する
可視署名

<暗号化PDFの256-bit AES設定>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
暗号化PDFを生成するとき、PDFの暗号化レベルは<Acrobat 3.0以降 / 40-bit RC4>、<Acrobat 6.0以降 / 128-bit RC4>、<Acrobat 7.0以降 / 128-bit AES>、<Acrobat 10.0相当 / 256-bit AES>から選択できます。暗号化レベルとして、<Acrobat 10.0相当 / 256-bit AES>よりも<Acrobat 9.0相当 / 256-bit AES>を使用したい場合は、本設定で選択肢の変更を行います。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<暗号化PDFの256-bit AES設定>
<Acrobat 9.0相当>、<Acrobat 10.0相当
C
設定/登録の基本情報
ファクス、Iファクスの送信では、この設定は無効になります。

<PDF生成時の画像回転>

(設定/登録) <ファンクション設定>  <共通>  <ファイル生成>
スキャンしてPDFファイルを生成する場合に、それぞれ以下の動作になります。
<ON>:生成するデータを回転させます。
<OFF>:生成するデータを回転させませんが、PDFのヘッダーに画像を回転させる情報を付与することで、ビューアーで回転させて表示します。
設定/登録項目
設定項目
DeviceAdmin
NetworkAdmin
リモートUIによる設定
一括インポート
リモートUIでのエクスポート項目名
<PDF生成時の画像回転>
<ON>、<OFF
C
設定/登録の基本情報
原稿の上下はスキャン時に<原稿の向き>で設定してください。
<ON>の場合は、<OFF>に比較して若干ファイル生成に時間がかかります。
<OFF>で生成されたPDFはビューアーによっては正しく回転されずに表示される場合があります。
<ON>の場合でも、PDFの種類や、スキャン時の条件によっては、<OFF>時と同様のPDFが生成されることがあります。
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