プリンターの監視結果を通知する

ここでは、本ソフトウェアの管理対象プリンターの監視結果を、メールで通知させる方法について説明します。
メモ
本ソフトウェアは、定期的にプリンターのステータスを監視しています。監視結果は本ソフトウェアの画面で確認できます。
現在のステータスを確認する場合:
[デバイス]メニュー > [デバイスリスト]
ステータスの集計結果を確認する場合:
[レポート]メニュー > [ステータス]

通知条件を作成する

1.
[タスク]メニュー > [ビルトインタスクの設定]を選択します。
2.
リストから[プリンターの監視]を選択します。
3.
[監視設定]タブで、監視間隔と、Webhookに送信するデータに含める情報を指定したあと、[適用]をクリックします。
[Webhookに送信するデータに含める情報]の設定は、以下のページでプリンターの監視結果をWebhookに送信するときに適用されます。
[管理]メニュー > [環境設定] > [Webhookの設定]
4.
[通知設定]タブで、通知の設定をします。
[作成]をクリックします。
[通知条件名]に、通知条件を示す名前を入力します。
5.
[メール設定]で、通知メールの設定をします。
[件名]
件名を入力します。任意の文字列の他に、「$」で始まる以下の変数を使用することができます。
デバイス名:$DEVICENAME
製品名:$PRODUCTNAME
メーカー名:$MANUFACTURER
シリアルNo.:$SERIALNUMBER
IPv4アドレス:$IPADDRESS
ホスト名:$HOSTNAME
設置場所:$LOCATION
たとえば、件名をデバイス名とホスト名にする場合は、「$DEVICENAME ($HOSTNAME)」と入力します。
変数を使用した場合は、メール送信時に、変数が通知対象のプリンターの情報に置き換えられます。複数の変数と任意の文字列を組み合わせることもできます。
[メッセージ]
本文を入力します。
[重要度]
メールの重要度を選択します。
[言語]
メールの言語を選択します。
[通知時に含める情報]
通知メールに記載する内容にチェックマークを付けます。
[To]/[Cc]
通知先のEメールアドレスを入力します。複数のアドレスを設定する場合は、コンマまたは改行で区切って入力します。
6.
[デバイスグループ]タブで、通知対象とするプリンターを指定します。
[デバイスグループを選択]を選択した場合は、対象とするデバイスグループにチェックマークを付けます。
7.
[通知条件]タブで、通知条件の詳細を設定します。
ドロップダウンリストから通知条件(エラー発生時、エラー発生時またはエラー回復時、エラー継続時)を選択したあと、[追加]をクリックします。
通知条件の詳細を設定します。
[通知条件]
設定した条件が表示されます。
通知条件を削除したい場合は、条件の右端にある[]をクリックします。
[経過時間]
[通知条件]が[エラー継続時]の場合に設定します。エラー発生後、ここで設定した時間が経過した後も同じエラーが継続している場合に、1回だけ通知されます。
通知後にエラーが継続していても、再び通知されることはありません。
通知対象選択ドロップダウンリスト
通知対象を選択したあと、横にある[]をクリックします。
次に、通知対象とする状態を選択します。
通知対象は、複数追加できます。
[エラーレベル]
エラーの重要度を選択します。複数の項目を選択できます。
RFC 3805で定義されている、標準プリンターMIBのPrtAlertSeverityLevelTCの項目が表示されます。
デバイスリストで(警告)が表示されるエラーを対象にする場合は、[警告]と[バイナリーイベント警告]を選択します。
デバイスリストで(エラー)が表示されるエラーを対象にする場合は、[エラー]を選択します。
[エラー対応レベル]
エラーを修正するために必要な熟練度を選択します。
RFC 3805で定義されている、標準プリンターMIBのPrtAlertTrainingLevelTCの項目が表示されます。
Untrained:
ユーザーが画面表示や取扱説明書などの説明を参照して対処できるエラー
Trained:
エラーの対処方法に関して詳しい知識を持つユーザーが対処できるエラー
Management:
プリンター管理者の対処が必要なエラー
Field Service:
保守サービスの対処が必要なエラー
Other:
その他のエラー
Unknown:
不明なエラー
No Intervention Required:
対処が不要なエラー
プリンターで発生しているエラーと上記のレベルとの対応は、プリンターのメーカーが定義します。そのため、同じようなエラーでも、メーカーによってレベルが異なることがあります。キヤノンは、プリンターのエラーを、Untrained、Management、Field Service、Otherのいずれかに分類しています。
デバイスリストで(サービスコール)が表示されるエラーを対象にする場合は、Trained、Management、Field Serviceを選択します。
[エラー内容]
エラーの内容を選択します。複数の項目を選択できます。
RFC 3805で定義されている、標準プリンターMIBのPrtAlertCodeTCの項目がカテゴリーごとに表示されます。
カテゴリーを選択すると、そのカテゴリーに含まれる項目を一括で選択できます。項目ごとに設定する必要がない場合は、カテゴリーを選択します。
[トナー/インク残量]
トナーまたはインクの残量を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
[感光ドラム残量]
感光体の残寿命を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
[用紙残量]
用紙の残量を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
手差しトレーは除外されます。
[ディベロッパー残量]
現像液の残量を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
[回収トナー/回収インク空き容量]
回収トナー/回収インクの空き容量を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
[ホチキス針残量]
ホチキス針の残量を、パーセントで指定します。入力値以下になった場合に通知されます。
[電源状態]
電源の状態を指定します。指定した電源状態になった場合に通知されます。電源のオン/オフに加えて、以下の状態を指定できます。
[応答なし]
デバイスの電源は入っているが、本ソフトウェアからの通信に対して応答がない状態です。
ルーター等でSLP (Service Location Protocol)の通信を遮断している場合も、本ソフトウェアに通知が届かないため、このステータスになることがあります。(本ソフトウェアはSLPによって電源状態を取得しています。)
上記の問題がない場合でも、電源をオフにしたことを通知できないデバイスや、デバイス側でSLPによる電源状態を通知しない設定にしている場合は、このステータスになることがあります。
[コンフリクト]
本ソフトウェアに登録されているデバイスのMACアドレスとIPアドレスの組み合わせが、デバイスから取得した情報と異なる状態です。
[リセット]
すべての通知対象の設定を削除します。
個別に設定を削除したい場合は、通知対象の右端にある[]をクリックします。
メモ
複数の通知条件を設定した場合は、いずれか1つの通知条件に合致したときに、メールが送信されます。
8.
[作成]をクリックします。

通知条件を編集/複製/削除する

1.
[タスク]メニュー > [ビルトインタスクの設定]を選択します。
2.
リストから[プリンターの監視]を選択します。
3.
[通知設定]タブで、必要な操作を行います。
リストに、作成済みの通知条件が表示されます。
通知条件を編集する
リストから、編集する通知条件を選択します。
通知条件を編集したあと、[更新]をクリックします。
通知条件の設定方法の詳細は、以下を参照してください。
通知条件を複製する
複製する通知条件の横にある[]をクリックします
リストに、[<複製元の通知条件名> - コピー]という名前の通知条件が追加されます。
必要に応じて、通知条件を編集します。
通知条件を削除する
削除する通知条件の横にある[]をクリックします。